各国の物価を利用する生き方



色々な国を周っていると、国ごとに物価の違いがあることを強く感じる。

アジアの中であっても、タイであればフィリピンよりも服が安いことはこれまでにも感じていたし、それは多くの品々が流通拠点としてバンコクをはじめとしたタイの各都市を通り、アジア各国に輸送されて行くことを考えると納得の話。

しかしながら、今回のようにオーストラリアまでやって来てみると、ますます物価が根底から違うことを感じる。

例えば、バンコクであれば1時間千円程度で受けられるマッサージが、オーストラリアでは4千円から6千円程度が相場になる。

さらに言うと、こちらでもタイマッサージが行われているが、ほぼ同じ内容であってもこれだけ金額に違いがあって、本家よりもオーストラリアのタイマッサージの方がはるかに高い値をつけることが出来るという皮肉な状況になっている。

当然ながら高い給料を目的にしてオーストラリアで働きたがる人も多いものの、外国人が就労できる仕事は限られているし、なかなかビザが下りないという現状がある。

実際、ホテルでハウスキーピングをやっている人を見ても、かなりの割合でオーストラリア人であると思われる人が動いている。

本来であれば、そういった雑用的な仕事を外国人に任せて、自分の国の国民はもっとイマジネーションを求められる仕事とか、付加価値をつけられるような仕事に回すという考え方もあるが、そういったことが出来ない人も少なからずいる。

結果的に、労働力を無差別に受け入れれば、自国民の雇用を失うことになってしまう。

そうしたことを恐れて外国人の規制を強めることは、どこの国でもやっているところ。

ある意味で言えば当然のことなので、責められることではない。

こうして就労をどこでも自由に行うことは出来ないものの、消費については話が別。



物価の違いを利用して賢く消費を

日本人であれば、ほとんどの国にビザなしで、もしくは簡単に取れる観光ビザで入国することが出来るので、どこで何を買うのか意識的に選択することが出来る。

もっとも、それをやっている日本人は極めて少ないし、ほとんどの人は流れに身を任せているような状態だが。

中には物価の差に着目して並行輸入等のビジネスを行っている人もいるし、ネットショップを開設してそこで安定的な収入を得ている人もいる。

在庫を抱えなくてもやっていける方法があるので、そういった方法であればほぼノーリスクで実践できる。

私の場合は本業もあるのでそういったことはしていないが、どこの国に暮らすかということは自分で選択できるし、旅先も考えられる。

ということで、基本的なスタンスとしては、物価の安い国ではある程度消費のリミッターを緩くして、逆に物価の高い国では節約気味に暮らすようにしている。

そうすると結局、トータルで見た時に得られるものが大きくなるため。

もっとも、これはあくまでも単純化した話で、物価の高い国で得られるのは質の高いものであることも多いし、サービスなどであれば質の違いというのも出てくる。

そういったことを考えれば、単純に量だけで考えることは、だいぶ重要なことを見落としがちなので、そこら辺も考慮はしなければいけない。

例えば本場イタリアで食べるビザと、物価の安いフィリピンで食べるビザはそもそもの味も違うし、何よりもまとっている雰囲気とか文化的背景も違う。

こういったことに着目しないで成分だけを見るのも片手落ちなので、そこら辺も踏まえながら価値判断をしていく必要がある。


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