韓国(ソウル・釜山)の治安、注意点や物価をレポート

韓国といえばソウルや釜山を訪れる人が多いが、
治安や物価、気をつけたほうがいい危険な地域等について
お伝えしていく。

夜のソウル

日本からもすぐそこで、
台湾と並んでもっとも近い海外ではある一方、
日本との違いは大きい。

また、体感的な安全度で言えば台湾よりは危ない感じがするし、
世界平和度指数を見ても28位の台湾に対し、
韓国は49位となっている。

ちなみに、前後の48位はナミビア、
50位はザンビアとなっている。


韓国の治安に関しては、
性犯罪の発生率が日本の40倍という数字もあり、
女性は特に注意が必要。

深夜のタクシーに1人で乗るとか、
無防備に飲み物をもらうのは危険。

後者の場合、睡眠薬を入れられるケースがある。

性犯罪以外でのソウルでの治安面での注意としては、
仁川国際空港や観光地での
ぼったくりタクシーがある。

正規料金の数十倍を請求される例もあるので、
くれぐれもご注意を。

なお、韓国側もこの点についての取り締まりはしていて、
旅行者からの苦情を受け付けている。

電話は+82-2-735-0101、
メールならtourcom@knto.or.krへ。

タクシーのナンバーを確認しておけば、
より効果的。

ただし、露骨にスマホで写真を撮ったりすると
より激しいトラブルになりかねないので、
記録のとり方は状況に合わせたい。

運転手が暴れだして困る場合は、
記憶しておいて記録をするとか、
さりげなく撮影した方が安全。


また、ソウルではスリが要注意で、
南大門市場や明洞のように観光客が集まる場所は
スリの活動の場でもある。

複数人のグループでの犯行も行われており、
日本語で話しかけてきたり、
ソフトクリームをぶつけて注意を引き、
仲間がその間に犯行を行うこともある。

なんだか色々な国で耳にする手口。

また、旧正月や秋夕が近づいてくると、
お金がいる時期だけに犯行が増加する傾向にある。


東大門市場は裏道に入ると街灯が少なく、
夜は暗いので日没以降の一人歩きは避けたい。

ソウルでは偽警官の出没も報告されているため、
持ち物検査を命じられても無条件に従うのは危険。

特に貴重品からは目を離してはいけないし、
怪しい場合には大使館への連絡をすると主張する手もある。


他にも韓国は大規模なデモが起こりやすい国のため、
ソウル駅前広場や光化門広場でデモをしている時は
近づかないほうが無難。

特別危険なわけではないが、
中には集団心理で興奮している人もいるので。


飲食店でのぼったくりや会計ミス、
南大門市場の北にある北倉洞での客引き、
市場での大声での強引な押し売り等にも気をつけたい。

隣国とは言え文化的な差は思いのほか大きく、
特に韓国人の発声法は日本人と違うように感じる。

威圧的に感じることもあるが、
基本的には相手に合わせて大声で断って問題ない。

向こうにとってはそれが普通であって、
特別失礼に当たるとも考えていないわけなので。


釜山の治安に関しては、
電車やチャガルチ市場で違法な物売りがいるが、
はっきり断って問題ない。

マレーシアやベトナムでもよく見たが、
似たようなことは韓国でも行われている。


チャイナタウンは釜山でも危険なエリアとして知られ、
その中のテキサス通りは青少年通行制限区域にも指定されている。

このあたりはロシア人の船員がやってくる場所で、
夜には地元民も行きたがらない場所。

用がなければ、
わざわざ夜にチャイナタウン付近に行くのは避けたい。

基本的には釜山もソウルと似たような状況で、
金海国際空港でタクシーに注意すべきことや、
国際市場でスリに気をつけた方がいいことも共通している。

韓国で警察に連絡する際は、
警察が112、
救急車や消防が119
日本大使館が+82-2-2170-5200となる。


事件以外に事故にも注意が必要で、
韓国では日本と反対の右側通行であり、
さらに歩行者よりも車が優先される。

信号無視の車があったり、
歩道をバイクが走ったりといったことも。


また、せっかくなので本場の韓国料理を食べようと思い、
タッパル、ナクチポックン、メウンカルビチム、
メウンチョッパル、オジンオポックン等の辛い料理を無理に食べると
お腹がやられて体調不良に陥ることも。

また、冬は地域によって北海道レベルで冷え込むため、
旅行の時期によっては防寒対策は十分に。

春は黄砂が飛んでくるので、
タイミングによってはマスクが欲しい。



韓国の物価は?

韓国料理
食べ物については
ローカルな食堂であれば安いものの、
かつての韓国といえば物価の安い国というイメージは
すでにくつがえりつつある。

旅行者にとっても関係の深い食事について言えば、
まずローカル感の強い食堂で
ビビンバが5,000〜7,000ウォン
冷麺 約5,700〜6,900ウォン
キムチチゲが3,500〜5,500ウォン
参鶏湯が8,300〜10,000ウォン
カンジャンケジャンが26,000〜28,000ウォン
カルビタン 約5,000〜7,000ウォン
タッカンマリが8,000〜10,000ウォン
サンギョッサルが3,500〜5,800ウォン。

屋台ならトッポギが1,800〜3,000ウォン
韓国版のおでんが350〜500ウォン
揚げ物が300〜450ウォン
ホットクが750〜2,000ウォン。

マクドナルドのビッグマックは4,400ウォン、
チーズバーガーが1,800ウォン、
マックチキンが2,900ウォン。

スターバックスのトールの
キャラメルマキアートが5,600ウォン。

さすがにスターバックスは韓国でも強気な価格設定。

フィリピンやタイよりもやや高め。


韓国主要都市の市内交通は安価で、
地下鉄はソウルなら1,250ウォンから、
釜山なら1,200ウォンから。

バスは共通で1200ウォン。

SUICAと同様のT-moneyも発行されており、
頻繁に地下鉄やバスを使う場合は持っておくと便利。

とは言え、香港のオクトパスカードのように
次に訪れるまでに紛失する気しかしない。

各国で交通カードが導入されているが、
正直なところ、管理が面倒。


タクシーの初乗りはソウルだと3,000ウォン、
釜山は2800ウォン。

日本のように安全ではないが、
金額的には安価となっている。

サービスが悪いだけならともかく、
時に危険なのは考えもの。


ロッテマートやハーモニーマートといった
大型スーパーマーケットに入って物価を確認してみると、

1.5リットルのミネラルウォーターが1,100ウォン、
355mlの缶ビールが2,100ウォン、
240mlの缶コーヒーは650ウォン、
500mlのコカコーラが1,500ウォン、
500mlのお茶が1,300ウォン、
750mlのマッコリが1,300ウォン、
5袋入ったインスタントラーメンが3,200〜5,400ウォン、
230gキムチが3,100ウォン、
韓国海苔が20袋入りで7,800ウォンだった。


旅費で多くの割合を占めるホテル代については、
ソウルの5つ星ホテル、
JWマリオット東大門スクエアが一泊24,394円、
ロッテホテルが18,940円、
4つ星のコリアナホテルが8,165円、
ホテルプレジデントが8,663円、
3つ星のナインツリーホテルが5,839円、
ニュー国際ホテルが6055円。

これが釜山になると
5つ星のパラダイスホテルが18,558円、
ロッテホテル釜山が16,836円、
4つ星のホーマーズホテルが7,086円、
シーラ・ステイ・ヘウンデが11,250円、
3つ星のイビス・バジェット・アンバサダー釜山海雲台が6,122円、
ベニキアホテル海雲台が5,568円。


なお、ソウルで部屋を借りる場合、
家賃が安めなエリアで45万ウォン程度から。
(外国人向けの物件の場合)

江南や弘大のような人気のある場所だと65万ウォンから。

生活費は家賃の額で大きく左右されるが、
まとまった金額を最初に預け、
退去時に返してもらうチョンセ契約等も韓国にはある。

以前に韓国人男性と結婚し
ソウル近郊に移住した日本人女性に話を聞いたが、
チョンセ契約を利用していたと思われる。

この場合、初期費用はかさむものの、
運用益が家賃代わりになるため、
実質的に家賃がただになるのがメリット。

ただし、日本人が韓国に住む場合、
多くはウォルセ契約という
保証金と毎月の家賃という形式になる。


旅行の場合に話を戻すと、
ソウルの主な観光スポットの入場料は、
宗廟(チョンミョ)が1,000ウォン、
景福宮(キョンボックン)が3,000ウォン、
昌徳宮(チャンドックン)が3000ウォン、
Nソウルタワーの展望台が10.000ウォン、
ソウル美術館が9000ウォン、
水原華城が1000ウォン、
鉄道博物館が2,000ウォン、
63ビルディングが13,000ウォン、
ロッテワールドは1日券が36,000ウォン、
国立民俗博物館、青瓦台サランチェ、
コリアハウス、南大門、文化駅ソウル28は無料。


釜山はチャガルチ市場、海雲台ビーチ、甘川洞文化村、
国際市場、西面等の入場料ではなく
買い物等で費用が発生する場所が多い。

釜山タワーは4,000ウォンとなっている。


日本からのアクセスを見ると、
1ヶ月後〜2ヶ月後の1ヶ月の航空券を調べてみたところ、
最安値ベースで
東京(成田)からソウル(インチョン)が7411円、
ソウル(インチョン)から東京(成田)が7510円、
どちらもティーウェイ航空。

大阪(関空)からソウル(インチョン)が6928円、
ソウル(金浦空港)から大阪(関空)が7299円。

最安値はチェジュ航空航空だが、
大阪についてはピーチも片道400円程度の差だった。


釜山の場合、
東京(成田)から釜山、金海国際空港が5,152円、
釜山から東京(成田)が5630円。

大阪(関空)から釜山が5,299円、
釜山から大阪(関空)が5,926円で、
どれも最安値はチェジュ航空だった。

大阪発着便はピーチが片道600円ほど割高なだけなので、
フライトの時間次第で使い分けやすい。


ソウルから釜山に行く場合、
高速列車のKTXで2時間45分、58,800ウォンとなっている。

市内から空港までの移動を考えると、
KTXの方が移動は楽だが、
飛行機の費用も調べてみたら
安い日は3,000円台から。

鉄道よりフライトの方が費用が安い日もある。


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