妙にサイレンの音が耳につく。
ベランダから見てみたら、
マニラで私が住んでいるコンドミニアムの近くの
マカティ・メディカルという病院のあたりから煙が。
どうやら火事らしく、
フィリピンの消防車のサイレンの音だった。
ちょうど昼食を食べに出かけるところだったし、
現場も近くのようなので見に行ってみることにした。
フィリピンで火事を見かけたのは、
移住してから初めて。
このマカティ・メディカルという病院は
以前に胃腸炎になった際に行った病院。
先進国レベルの設備がそろっている上にすぐ近くなので、
今後も何かあったらここに行こうと思っている。
それだけに、火事があったりしたら私も困る。
自宅からみる限りでは、
マカティ・メディカルの奥の方から煙が出ているが、
別の建物が燃えているのかどうかは分からない。
近くに行くと、消防車が列をなしていた。
角を曲がっても消防車と救急車が・・・。
消防車だけで20台近く集まっている。
この規模は、ひょっとして訓練ではないだろうか?
もしくは、フィリピンのイメージには反して
迅速に駆けつけて消火活動を行っているのか?
マカティというフィリピン一のオフィス街には珍しい
2階建ての古い民家に放水されている。
これだけ大掛かりになっているのは訓練のためで、
本物の火事ではなく、
そういうイベントなのではないかと思い始めた。
テレビカメラも何台か来ていたが、
事前に通達されていたイベントなら理解できる。
ほとんどの消防士は手持ち無沙汰にしていたし、
現場から少し離れたところで退屈で死にそうな、
「もう先が長くないのは自分で分かっているんだ。
妻に会ったら、これを渡してくれ」
と死亡フラグを立てんばかりの消防士に、
「トレーニング?プラクティス?」と聞いてみたら、
「リアル」と言われた。
すでにおおむね鎮火した後だったので現場に緊張感はなかったが、
本物の火事だったらしい。
消防署の目と鼻の先だったので
ここまで消防車が集まったのか何なのか分からないが、
とにかく消防士だらけだった。
フィリピン全般でこれだけ火事に対する
消火活動を迅速に行える体制が整っているのか、
あるいはマカティのような特別なエリアだけなのか?
おそらくは後者の可能性が高い気がする。
国にお金をもたらす外国人を優遇するのは
フィリピンの基本的な政策方針。
マニラがあるルソン島以外の島で
消防車が充実しているのは
セブやダバオ等の一部だけだろうし、
マニラでも地域格差がありそうな気がする。
なんにしても、
マカティの住人としてはひと安心。
ちなみに、フィリピンでは火事が多いのかどうか調べてみたら、
国家統計調整局(NSCB)の発表では
2011年の火災の発生件数は8,824件、
マニラ首都圏では3,658件ということ。
参照:アジア経済ニュース:昨年の火災発生件数、前年比18%減
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