フィリピンと台湾に移住して感じた住環境の違い

昨日まで台湾からフィリピンに行っていた。



今回は台中国際空港ではなく、台北の桃園空港からニノイ・アキノ国際空港へ。

どちらの空港もターミナル1を使い、チャイナエアラインでの渡航だった。

なお、チャイナエアラインは中国の航空会社ではなく、台湾の会社。

フィリピンにも住んだことがあるが、台湾で暮らしてから改めて訪れると、色々と目に付いた点もある。

冬の終わりの台湾からマニラに到着すると、熱気と喧騒がむわっと押し寄せてくる。

エアポートタクシーの近くで必死に自分たちのテリトリーに誘導しようとする怪しげなタクシーや、到着ホールで家族を待つ大勢のフィリピン人。

音が増え、人も増え、エントロピーが高くなることをフィリピンに降り立って早々に感じることとなった。


意外に安全なマニラの交通事情

一般的なイメージで言えば、マニラは危険な街という位置づけになると思う。

しかし、歩いていて歩行者が交通事故にあうリスクを考えると、台中の方がマニラよりもむしろ危険。

これはどちらの街にも住んでみて、率直に感じるところ。

台湾においては、青信号で歩いていても強引に右折しようとしてくる車が後を絶たないので、ヒヤリとすることが月に2回はある。

マニラも歩きやすい街とは言えないが、ひかれそうになることは少ない。

もっとも、渋滞がひどく、排気ガスも盛んに排出されているので、心地よく散歩を楽しめる街とは到底言い難いが。


フィリピンの物価は一概に安いとは言えない

各国の消費物価指数のような数字を見ても、そこに住む外国人の生活費を正確に推計することはできない。

それは、外国人として暮らす場合と現地の人として生活する場合とで、ライフスタイルが変わってくるから。

例えば、台湾の場合、日本と同じ米を使っているので、台湾料理を食べていても飽きることが少ない。

一方でフィリピンの米はお世辞にも美味しいとは言えず、住んでいたときは和食やイタリアンの比率が高まった。

単純な物価で言えばフィリピンのほうが安いのだが、マカティのリトルトーキョーやグリーンベルトで食事をする生活よりも、台湾のローカルな食堂でご飯を食べる方が安い。

住居費で考えても、マカティは台中よりも明らかに家賃が高い。

もっとも、マカティはフィリピンの中でも最も大きな商業都市で、一方の台中は台湾で3番目の都市なので、この2つを比べてフィリピンの方が家賃が高いと断ずるのは早計だろう。

とは言え、実際に両方の街に暮らして感じる生活費の水準としては、むしろ台湾の方が安くで済んでいる。

フィリピンの物価が安いとは言え、こうした逆転現象も時には起こる。


和食のレベルは

今回もマカティに宿泊し、リトルトーキョーや付近の和食レストランを中心に訪れ、最後はグリーンベルトのTapellaというスペインレストランで食事会を楽しんできた。

タイのリタイアメントビザを持っている人や、カナダのビザ、EU永住権所持者、インドネシアのロンボック島で日焼けしてきた方がいて、かなり個性的な集まりだった。

和食のレベルに関して言えば、マカティは海外の中でも相当に上の方で、台中に比べると優位性がある。

もっとも、同じ台湾でも台北だったらマカティに対抗することは可能だろう。

ただし、これは質の話で、価格帯に関して言えばマカティに軍配が上がる。

私が台湾に移住したのは、食事の面も考えてのことだったが、結果的にこれまでの海外生活の中でも和食を食べる頻度が低かった。

それは、ひとえに台湾の食事がおいしかったからだが、アジアにおいてこれだけ和食の頻度が低い事はなかなかレアだった。


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