現地在住者が台湾で遭遇した2つの怖い体験

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台湾移住を前に3ヶ月かけて下見をしつつ
主要都市を縦断した期間、

そして実際に台湾に住み始めてから怖い目に遭ったことが
何度かある。

基本的に治安が悪い国ではないが、
それでも身の危険を感じたことは主に2つ。


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犬に追いかけられた

まずは台北の象山自然歩道に向かう途中のこと。

象山駅を降りてから
塀が崩れかかった民家の脇を通りかかったが、
ここから6匹ほどの犬が飛び出してきた。

思わず象山自然歩道らしき階段を駆け上がったが、
この階段は墓地に続く道で
そもそも目的地には通じていない。

急な猛ダッシュで息を切らせながら
犬が階段までは登ってこなかったことを確認し、
とりあえず状況を整理した。

ひょっとすると山の上の方で
道がつながっているのかもしれない。

そう思ってひとまず道を登っていくと、
山の上の方から散発的に犬が吠える声がする。

複数箇所に犬がいるようだし、
どうやら歓迎されている様子ではない。

威嚇にしか思えないので、
このまま人気のない場所に登っていって
犬に襲われても困る。

足をけがしたりすれば、
山を降りるのも困難になる。

ということで、
前門の虎、後門の狼のような状態ながら
先程の道を引き返すことにした。

なにしろ一本道なので、
行くか戻るかの二択しかない。

犬が家に戻っていることを期待したが、
近づいてきたところで盛んに吠え立てられ、
無事に通らせてくれそうな気がしない。

墓地の管理人らしき人がいたので
どうにかならないか頼んでみたら、
階段の上から犬を威嚇してくれたが、
犬は吠えるのをやめない。

恐怖は消えなかったが、
仕方なくそのまま犬の脇を通り過ぎて
本来の象山自然歩道へたどり着いた。

と言っても、
急な全力疾走で恐怖で
思いの外喉がカラカラになっていたため、
すぐに街に戻ることになってしまった。


頻発する交通事故


台湾に住むようになってから
現実的に身の危険を感じることが多いのは交通事故。

交差点でギリギリをバイクがかすめていき、
怖い目に遭ったことも何度かある。

また、交通事故の現場を目撃することもしばしば。

自宅の目の前の交差点で
バイクと車が衝突事故を起こしたり、
バイクが転倒事故を起こしていたこともある。

台湾人の運転は荒いので、
たとえ自分で運転しない場合でも
歩行者として事故に巻き込まれないように
注意を怠ることができない。

ベトナムのように信号が極端に少なく、
交通事情がカオスなわけではないが、
普段は隠された気性の荒さが垣間見えるのが
台湾の交通事情。

旅行者としても移住者としても、
この点は気をつけておく必要がある。

信号さえ守っていれば安全という国ではないので。


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