ポレッチからロヴィニ・プーラへの行き方


クロアチアのポレッチからロヴィニを経由し、
プーラへのアクセスの仕方について
先日の移動の経験を記録しておく。

ポレットで3週間ほど過ごした後、
コロッセオで有名なプーラに行くことにした。

行き方としてはバスがもっとも手軽で、
途中にはロヴィニという街がある。

今回のヨーロッパ3ヶ月の旅の中で
クロアチアの中ではポレッチが最初の町だったが、
すでにそこで期間をだいぶ消費してしまったため、
ロヴィニは移動途中で立ち寄るだけにして
そのままプールへ行くことを決定。

Hotels.comでHotel Amfiteatarに予約を取り、
ポレッチの歴史地区の近くにあるバスターミナルへ。

街の中心部から近いので、
地下鉄等はなくても便利なのは助かるところ。

ホテルをチェックアウトした後、
海沿いでイワシのオリーブオイル漬けや
シーフードリゾットとスプリッツァーで
ポレッチ最後の食事を済ませた。

移動もあるしアルコールは控えようと思っていたが、
滞在中によく訪れた店なのでスプリッツァーは
サービスで出してくれた。

スプリッツァーは白ワインをスパークリングウォーターで割ったもので、
クロアチアでは他にも赤と白のワインをコーラやファンタで割って
飲みやすくしたものを頻繁にメニューで見かける。

そういうお国柄なのだろう。


バスターミナルは海の近くにあるため、道も分かりやすかった。



特にバスチケットの予約はせずに、
その場でチケット売り場に行って
まずはロヴィニ行きのチケットを購入した。

20分ほどの待ち時間があったので、
iPadで小説の「世界から猫が消えたなら」を読んで時間を潰した。

電子書籍は旅暮らしをしていると本当に助かる。

20分どころから、実際はクロアチアの長距離バスにありがちな遅延で
40分待つことになったが、
その間も退屈せずに済んだ。


バスに乗ってポレッチからロヴィニへ。

長距離バス

クロアチア国内の移動なので
パスポートチェック等もなく、
ただ乗っているだけで到着。

ただし、終着駅(ターミナル)ではないため、
乗り過ごさないようにしなくてはいけない。

そのまま乗っていけばプーラ行きではあるが、
降りる予定でいたので。

しかもターミナルの名前がはっきり表示されておらず、
バス会社の中に「pula」の文字が入った
brioni pulaという会社があり、
看板がまぎらわしくてますます分かりづらい。

まぎらわしい看板


クロアチアの長距離バスは働いている人を含め、
ヨーロッパの中でもホスピタリティは低い。

鉄道網が十分に発達していないエリアもあるので
実質的にバスが最有力な国内移動の手段だが、
イライラさせられることは覚悟しておく必要がある。

この日も、ロヴィニを発つ時のバスの車掌が
タバコをふかしながらチケットチェックはしているし、
荷物代を車掌に払うという独自ルールがあるらしく、
チケットを買う時に何も説明を受けていないので
車掌の不正か正当な料金かもわからないという問題もあった。

クロアチア人が特別仕事ができないとか、
不親切という印象はないのだが、
長距離バスだけはなぜか毎回質が低い。


それはそうと、
ロヴィニで半日を過ごすことにして、
ひとまず街歩きをすることにした。

その前にプーラ行きのバスのチケットを窓口で確保。

5時ぐらいのチケットが欲しいので、
タイムテーブルを教えてくれと頼んだら
購入する窓口ではなくインフォメーションセンターに行けと言われた。

列に人が並んでいたので、
タイムテーブルはいいから5時ぐらいのチケットと言うも
次の便は15分後だとしか言わない。

仕方ないのでインフォメーションセンターに並び、
時間を調べてから再び窓口に並んで
出発時間とプーラの文字が書かれた紙を
「ワンウェイ」という言葉と共に出してチケットを購入できた。


バスターミナルから海はすぐで、
あっさりと港に到着した。

右手には丘になった旧市街部分があり、
その光景を見る限り、
ここにも泊まればよかったとやや後悔した。

ロヴィニの港


来年はもう一度クロアチアに来る予定なので、
ロヴィニを本格的に探索したい。

ただ、ザグレブからのアクセスも悪いし、
ドブロブニクからも距離がある。

この中途半端な立地が弱点で、
スムーズな移動という観点から見た時に難がある。

近くの大きな国際空港と言えば、
他にベネツィアのテッセラ空港があるが、
こちらもアドリア海沿いを延々移動する必要がある。

ここが悩ましいところ。

その点は来年に向けておいおい考えていくとして、
夕方にバスターミナルに戻って乗車。

そして、今度こそ無事にプーラに到着。



バスターミナルからHotel Amfiteatarへの道すがら、
コロッセオを偶然見かけた。

円形闘技場

これでこの街の観光は8割方完了してしまった(笑)。

プーラの次はリエカに行き、
その後はザグレブへ。

ここでクロアチアの旅は終わり、
次はハンガリー国内を巡ることになる。


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