経済が縮小する国しか知らないデメリットを解消するために

今後の人口構成の変化を考えても、これから日本の経済が縮小し続けていくことは、もはや疑いようのない事実だと考えられる。そうなった時に、日本にずっと住み続けることは、世界の限られた一面しか見ないことになる。

経済が発展しない国しか知らなければ、未来に夢を見る世界は遠い国の物語になる。親の世代であれば、実際に日本経済が右肩上がりで伸びていた時代のことを記憶している。しかし、30代の我々にとって、高度経済成長は歴史上の出来事でしかない。

国を変えれば、経済が発展している国はいくらでもある。少し前の中国をはじめ、東南アジア諸国は右肩上がりの状況にある。そこに身を置けば、未来に希望があることを実感できるというのが、実際にマレーシアに移住して得た感想だ。

20代・30代のサラリーマンには出世に興味のない層が増えていると言うが、それは当然の話。経済が縮小していく国の会社に勤めていれば、出世しても会社が存続するかも分からない。仮に競争に勝ち抜いても、得られる利益はたかが知れてる。そもそも、ビジネスで成功できる実感もない。

しかし、伸びている国の場合には楽天的であり、野心的な雰囲気がある。挑戦には動機が不可欠。そうなると、動機の原因となる事例があふれている状況を経験することは、大きな経験になるはず。

マレーシアやフィリピンがいくら経済成長を遂げているとは言え、まだまだ所得水準で言えば日本人に及ぶべくもない。しかし、彼らはどこからお金を調達しているのだろうと疑問になるほどに消費する。

それだけ収入や支出に対する考え方、将来の不安の有無によって人間の行動が変わるということ。その根底には、経済が成長するか、縮小するかという見通しで影響を受ける人の消費者マインドがある。

一見すると、東南アジア諸国の明るさ、消費動向の旺盛さは無謀にも見える。しかし、人口動態の上でも今後の成長が強く見込め、さらに貧しい暮らしをする術も持っている彼らに怖いものがないとしても、それは確かな裏付けがあってのことだろう。

逆に経済が縮小する暗い国しか知らなければ、どうしてもモチベーションが上がりづらいだろうし、自ら限界を決めてしまう原因になりかねない。

事実、私は日本を離れて海外で暮らすようになってから、視野が広がった。それは単純に転換したと言うだけではなく、視点あるいはフィルターが増えたという感覚に近い。

1つの視座しかないのと、複数の視座があるのでは物の見方が変わる。日常的な出来事でも、世界的なニュースでも。



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