日本に自分の未来を一極集中させないために、今できること

スポンサーリンク
もし日本の年金が破綻し、
給付が止まったらどれだけの日本人が困るだろう?

あるいは、医療制度が崩壊したら?

これらは十分にリアリティのある話だし、
むしろ国家の財政の状態を考慮すれば
いずれ何らかの形での問題は起こる。

それがソフトランディングなのか、
ハードランディングなのかは分からないが。




近隣には覇権主義を隠そうともしない大国、中国があり、
周辺諸国にとっては国防上も驚異となっている。

これは軍事的な面でもそうだし、
サイレント・インベージョンと呼ばれる
密かな侵略も懸念される。

中国のサイレント・インベージョンはオーストラリアでも
問題になっているが、
日本にもどれだけ中国の息がかかった
人や資本が入っているかわかったものではない。

こうしたカントリーリスクを考えると、
自分の未来を日本だけに託すのは
蛮勇と言わざるを得ない。

日本人であるという理由で、
日本の将来の明るさを盲信する必要はないし、
一緒に転覆する必然性もない。

それは単なる無策であって、
国家への忠誠とも違う。

仮に日本が経済的に、政治的に、
あるいはその他の要素で傾いた時に
建て直すのに貢献する力を蓄えることの方が
母国への貢献度が高いだろう。


個人として見た場合にも、
より自由な生き方をしていくために
特定の国への過剰な依存は避けたいところ。

たとえば現代は資本主義なので
お金を自由に移動させられるのは
選択肢を広げる上で欠かせない。

しかし、実際には海外送金には規制がかかり、
必ずしも資金移動の自由度は高くない。

こうした問題を取り除いていくことで
日本の未来と個人のリスクを切り離すことができる。

では、具体的にどんな施策があるのだろうか。



スポンサーリンク

資産の分散


もしも全財産をベトナム・ドンに両替するように言われたら、
首を痛めるほどに横に振るはず。

では、日本円なら問題ないのか?

たしかに仮にも基軸通貨の1つである円は
ドンに比べれば安定的な通貨なのは事実。

しかし、前述の通り日本にもカントリーリスクは存在し、
さらに円高や円安に大きく触れてきた為替の歴史もある。

となれば、通貨もお金の置き場所も分散した方が
安全策となるだろう。

アジアの中では香港やシンガポールが金融に強いため、
そこに資産の一部を置く富裕層も多いし、
アメリカに銀行の口座開設をする人もいる。

ただし、アメリカの場合は
原則としてビザがないと口座開設ができないという問題があるが。

とにかく資産を分散することは、
日本の財政リスクから距離を置くために必須だし、
海外に資産の一部を移すことも有効だろう。



居住可能な国の確保


東日本大震災の時を思い返すと、
フットワークの軽さ・重さが如実に出た。

原発事故の行方を世界中が注目する中、
日本居住者の一部は海外に避難していた。

それが数週間単位の人もいれば、
本格的に海外移住した知り合いもいる。

日本以外の国に住むことを考えたこともない人は、
ビザをはじめとしたハードルの越え方も分からないし、
そもそもどんなハードルがあるかも知らない。

その状態では動くのが億劫になるのも当然で、
目隠しをして迷路を進むようなことは誰もしたくない。


それなら、いざという時に住める国を確保しておけば
行動に移す際の難易度は大きく下がる。

日本のパスポートは強力でも、
使いこなせなければ意味がない。

ましてパスポートを持っていないとなれば、
予告なしの天災の際に動きが取れなくなる。

その意味では、パスポートは非常時の際の
備えとしての機能も持っている。

私自身はフィリピンに永住権を、
マレーシアに退職者ビザを確保したことで
長期の滞在も可能にした。



第二言語の習得


日本語以外の言葉が使えれば、
海外に出ても活動の幅が広がる。

台湾やバンコクの一部地域のように
日本語しか話せなくても生活できるエリアもあるが、
やはり英語ぐらいはある程度話せた方が
日本への依存度を下げやすい。

人口の多い中国語を学ぶのもありだし、
南米に興味があればスペイン語を、
あるいはアフリカの多くで使われているフランス語を
習得するのも意味があるだろう。

私自身はシンプルな英語を使えれば
海外生活に困らないことがわかったので、
必要以上に語学習得に熱心になるつもりはないが、
それでも片言の英語が使えてよかったと思う。


日本の将来がどうなるかは、
不透明な部分も多い。

人口動態のように確実な面もあるが、
それ以外では不確定な要素に満ちている。

日本の未来が明るくても暗くても、
個人として自由に生きていくために必要な基盤づくりを
余裕のある時期に行っておいた方がよいのではないかと。

私も引き続き、
粛々とカントリーリスクに脅かされない生活基盤を
強化していくつもりでいる。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ

電子書籍のプレゼントページへ



よく読まれている記事