台湾の物価を台北・高雄の色々な店でリサーチしてきた

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台湾の物価について調べるべく、台北・高雄・台中・台南のコンビニ、スーパー、レストラン、マッサージ等の様々な店に行って記録をしてきた。

元々台湾にはロングステイすることも考えているし、今後もたびたび訪れる可能性が高い。

なにしろビザなしで90日間滞在できる国はレアで、現在拠点としている東南アジアからのアクセスもよく、日本との中継地点にもなる。


実際今回もバンコクからのフライトで、ヨーロッパに行くには時期的にまだ早く、寒いので1ヶ月ほど時期を遅らせたかった。

その際に候補として浮上してきたのが台北で、そこから南下して台南や高雄にも足を伸ばし、居心地の良い滞在となった。


そんなわけで、今後の台湾移住やロングステイの可能性を探るのも、今回の旅の目的の1つだった。

当然ながら治安面や物価・生活費については暮らしに直結する部分なので丹念に見てきた。

せっかくなので台北や高雄の物価の記録を公開しておこうと思う。



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まずはコンビニへ

台北にはセブンイレブンやファミリーマートと言った、日本でもお馴染みのコンビニが多数見られる。

それ以外にも、Hi-LIFEやOKMARTといったコンビニもチェーン展開している。

東京以上にコンビニが密集している模様。


まずは飲み物コーナーに目を向けてみると、コカコーラやコカコーラゼロが29台湾ドル。

スプライトも同額で売られている。

ペットボトル入りのドリンクだとそれ以外のものについても29台湾ドルのものが多かった。

日本円にして100円弱なので、台湾の方が日本よりも若干割安感がある。




台湾ビールは500mlで35台湾ドル、ギネスが69台湾ドル、Heinekenが66台湾ドル。

アサヒビールやキリンビールといった日本の銘柄も普通にコンビニで売られている上、季節限定商品も多い。



ファミリーマートのお菓子コーナーには、昔懐かしのカラムーチョもあった。

金額は35台湾ドル。




プリングルスは55台湾ドル。




プチシュークリームは32台湾ドル。

他にもエクレアやシュークリームを見かけたが、これらは日本と同じぐらいだろうか。




サンドイッチも置いてあり、29台湾ドルから揃っていたが、見た目的には日本のコンビニのサンドイッチの方が美味しそうだった。





街に出てみると

台湾の物価をコンビニだけで知ることはできないので、街中で感じる金額も重要。

むしろ普段コンビニで買うのは水とビールぐらいなので、生活費としてはほとんど関係ない。

では台北に来た人の多くが経験する台湾マッサージはどうだろうか?

これは生活をしていく中で地味にコストとして重要なポイント。

バンコクやチェンマイでは日常的にマッサージを受けていたが、1時間1000円以下なので費用としては負担になることがなかった。

台北の中でも観光客向けではないと思われる店の看板を見ると、フットマッサージが40分で400台湾ドル、ボディーマッサージは60分で600台湾ドルとなっていた。



タイと比較すると2倍ほど。

日本から来た旅行者のほとんどは、台湾マッサージの安さに驚くはずだが、先日までタイにいた私にとっては、むしろやや高い印象すら受けた。

ここらへんも物価の面白いところで、比較対象をどこに置くかによって感じ方が全然違ってくる。


マッサージ店によっては耳掃除という項目があり、300台湾ドルと表示されていた。



どのようなサービスなのか詳細は不明。


カラオケも見かけたが、時間帯によってかなり金額が違ってくる模様。

中国語で書かれているので若干わかりにくいが、時期や時間帯によって金額が変わり、12時から17時までの間であれば4時間で260台湾ドル、19時以降は3時間で330台湾ドル、23時以降になると6時間で300台湾ドル。



これは一室の料金ではなく一人当たりの料金となる。


地元の人で賑わう美容院を覗いてみると、髪を切ってもらうのに400台湾ドル、頭を洗ってもらうのは200台湾ドル。



台湾式のシャンプーは座ったままで頭をマッサージしてもらい、プラスアルファで首や肩もマッサージしてくれる。

私もマレーシアに住んでいた時に通っていた美容院が、この方式をとっていた。

日本ではなかなか受けられない体験なので、カットは不安という場合ならシャンプーだけしてもらう手もある。

高雄だと洗髪の方がカットより高い店もあって、洗髪が400台湾ドル、カットだけなら300台湾ドルという表示を見かけ、美容師の技術への値付けや評価もお国柄があると感心したものだった。


夜市に繰り出してみると、折りたたみ傘が100台湾ドルで大量に売られていた。




また、夜市に行く途中に通ったMRTの駅で売られていた持ち帰り用の寿司は、一貫10台湾ドルから。

ただし美味しそうには見えなかった。




スターバックスのチョコレートケーキが75台湾ドル、ブルーベリーチーズタルトが90台湾ドル、レモンタルトが65台湾ドル。


ローカルレストランに行けば、ピータン豆腐が35台湾ドル、魯肉飯が40台湾ドル、香腸が40台湾ドル、煮玉子が10台湾ドル、筍絲排骨湯が60台湾ドルといった感じ。

ビールを含めてお腹いっぱい食べても1,000円を越えず、台北での食事をこういったレストランで済ませるなら驚くほどお金が減らない。

ATMに行く機会も少ない。


もう少しおしゃれなレストランになると、金額はピンきりになってくる。

Chez Nous Hotelで勧められた小籠包のレストランでは、小籠包(20個)、鳥のスープ、ピータン豆腐、茹でた野菜、台湾ビールで2,000円を若干超える程度だった。

量的には食べきれないほどだったので、普通のレストランに入っても割安感がある。


交通手段で見ると、MRT(地下鉄)は20台湾ドルで台北市内の大抵のところに行ける。

また、タクシーは初乗りが250円程度と安い。



生活を知るため、台北のスーパーへ

中山エリアのJASONS MARKET PLACEというスーパーで物価を調べてみたところ、店頭に並んでいるパイナップルが1つ119台湾ドル、キウイが1個29台湾ドル。




チョコレートのM&Mが105台湾ドル、明治ミルクチョコレートの板チョコが36台湾ドル、明治アーモンドチョコレートが89台湾ドル、コアラのマーチが普通の味だと29台湾ドル、ストロベリー味やクリーミーミルク味は39台湾ドル。

チョコビは63台湾ドル。

パイの実の大袋が199台湾ドル、コアラのマーチだと198台湾ドル。

さくっとレーズンが69台湾ドルだった。








飲み物コーナーを見てみると、お茶類が31台湾ドル、ペリエが65台湾ドル、はじけてサイダー、はじけてメロンソーダが52台湾ドル、Snappleが49台湾ドル。


地元系のカップラーメンが小さなサイズで24台湾ドル、大きめのものが31台湾ドル。

カップヌードルは99台湾ドルだが、こちらはセールのようなので、普段はもう少し高いらしい。





イカやうなぎの缶詰が40〜44台湾ドル。


米だと鳥取コシヒカリが2キロで599台湾ドル、北海道ななつぼしが同じく2キロで499台湾ドル。


納豆は3パック109台湾ドルから。




豆腐は18台湾ドルから。




豆乳は39台湾ドル。




牛乳は1リットル79台湾ドルだった。





台北の物価は上がっている

台湾在住の人と話していて共通していることとしては、年々物価が上がってきているということ。

実際食費は安いものの、それ以外の点については日本と大して変わらなくなりつつある。

ただし交通費やマッサージ等の人件費の部分では、やはり台北に分がある部分も。


こうした現象は台湾に限ったことではなく、バンコクやクアラルンプール等の東南アジアに関しても同じことが言える。

いわゆる新興国であっても、先進国の日本と大きく変わらない位の生活になりつつあるし、外国人として暮らす場合にはなおさらその傾向になる。

台北の方が東京よりは家賃が安いものの、大体2割から3割位の違いで、日本の地方都市に暮らす方が住宅費はかからない。


いくら台湾の物価が安いかといって、月に10万円程度で生活費をまかなおうと思えば、かなり窮屈な暮らしになるだろう。

とは言え、生活水準との対比で言えば、かなりコストパフォーマンスは優れている。


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