台湾に住んでもカビに悩まされることがなかった

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台湾は年間を通して湿度が高く、
カビが生えやすいという話は移住前から聞いていた。

台北の場合、年間平均湿度は76.6%、
降雨量は2405mmとなっている。

東京の場合、年間平均湿度が69%程度。
降雨量は1,779mmとなっている。

データで見ても、
たしかに台湾の方が湿度が高い。

さらに年間の平均気温も高いため、
体感的にも高温多湿というのは住んでいて感じる。

同じ暑さでも、
ポルトガルの夏のようなカラッとした暑さではない。


そんな中、
台湾の家にカビが生えないように
除湿剤を大量に持ち込む人もいると聞いた。

私の場合、
日本から台湾へ行ったわけではなく、
タイから行ったので日本で買い物をしてくるわけにもいかず、
特別な対策をするわけでもなく台湾暮らしが始まった。

1年間同じコンドミニアムに住んだが、
結論としては台湾に移住してから目立ったカビは生えなかった。

バスルームばかりではなく、
室内にもカビが生えることがあるという触れ込みだったが、
実際にはそうしたこともない。



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台湾でカビと無縁でいられた理由は?


特別なカビ対策もしなかったのに、
なぜ大丈夫だったのかと考えると、
まずは部屋の立地が挙げられる。

角部屋だったため窓の数が多く、
換気をしやすい環境だった。

バスルームにも窓が付いていたので、
この点も好都合だった。

物件によっては換気扇や通風口があるだけで
バスルームが窓に面していない物件もあるので、
これだけで大きく違う。


また、毎日職場に行って仕事をする人の場合、
朝シャワーを浴びた後、
窓を開けっ放しで出勤するのは不安ということも多いはず。

これは急な雨が降り出したときのためにも、
防犯対策としても。

この点、私は職場に行く必要がない仕事のため、
自宅にいる時間が長い。

換気をするのに好都合な生活習慣なので
この点でも湿気が部屋にたまりづらかった。


逆に言えば、
朝早く出かけて夜遅くにシャワーを浴びる生活なら
おのずと湿気は部屋にこもる。

こうなると、カビを避けるのは難しいだろう。

とは言え、カビ対策のために部屋にいる時間を長くするのも
優先順位がおかしな話。

解決策を考えると、
この点はなかなか悩ましいところ。

角部屋で窓が多く、
換気を毎日十分な時間できれば、
台湾でも特にカビに悩まされなかったことは
参考までにお伝えしておきたい。


ただし、大気汚染はかなりひどいため、
毎日掃除をしないと床が汚れる。

モップが明らかに黒ずむので、
それだけ排気ガス等の粉塵が舞っているということ。

台湾人でもバイクに乗る人の多くは
マスクを付けている。

もちろん風邪の人が多いわけではなく、
大気汚染対策として。

このあたりは湿気と違って
人間の力で解決できる問題なので
今後の改善を期待したいところ。


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