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各国を転々としながら子供を教育するセブ在住の夫妻


カンザイ夫妻とセブで久々に再会したのは、
私がセブに住み始める1年ほど前だった。

彼らはフリーランスのプログラマーとして
自分のビジネスの仕組みを構築し、
場所の自由を得ていた。

そのため、小学生の子供の教育環境にこだわり、
出身地の大阪を出て中国のジュハイに住んでいた。

当時、私は夫妻と
共通の友人の紹介で出会っている。

その後、反日感情が高まってきた時期に
ジュハイ生活に嫌気が差し、
彼らはセブに移り住んでいた。


元々は子供に中国語を覚えさせたくて
ジュハイに住んでいて、
実際に日常会話には不自由しなくなっていたらしい。

ただし、セブでは中国語を使う機会がない。

そのため、どんどん忘れてしまっていたため、
リハビリを兼ねて9ヶ月ぶりに香港に旅行に行ったら
数日の間でだいぶ思い出してきたらしい。

言葉にはメンテナンスが必要というのは、
子供にも大人にも言えること。

一度覚えれば完了というものではないのが、
少々厄介な点。


ちなみに、カンザイ夫妻は英語がほとんど話せず、
中国語はまったくだめ。

一家で一番言語能力が高いのが息子さんのため、
困ったことがあると彼に通訳を頼んでいるそう。

中国に住み始めた時には
友人の日本人に色々助けてもらっていて、
その人の紹介で我々が出会うことになった。


セブで会った時には、
両親はほぼ日本語のみ、
子供だけ日本語・英語・中国語のトリリンガルだった。


彼らもセブに永住する予定があるわけではなく、
いずれはスペイン語も子供に覚えてほしいと言っていた。

そのため、いずれスペインか南米に住むことも
漠然と考えていると。


セブで再会した時には
美味しい和食レストランと、
日本で修行した経験を持つパティシエのいる
ケーキ店に連れて行ってもらった。

この日も、いつもと同じようにカンザイ夫妻は一緒にやって来た。

必ず夫婦そろっているところが、何だかほっとする。


ちょうど世界一周をする直前だったので、
何気なくその話をした。

すると、カンザイ夫妻は20年以上前に世界一周をしたことがあり、
その時はスーツケースいっぱいに
地球の歩き方を詰めていったらしい。

まだインターネットが普及する以前だったので、
情報源はガイドブックのみ。

あまりの重さと南米の暑さに、
スーツケースの車輪が溶けて変形してしまったという。

その時も夫妻で一緒に旅していたらしい。

息が合っているとは常々思っていたが、
すでに20年以上の歴史があったとは。

どうやら若い頃から一緒にいたのだろう。


その時に、
1年だけ日本に戻るかもしれないとは聞いていた。

特別な教育プログラムを受けさせたいと。

息子さんも乗り気なので、
来年にはうまくいけば実現するとのことだった。


それから1年、コンドミニアムを借りて
セブに当面住むことが決まった後、
カンザイ夫妻にメールを送った。

順当に行っていれば日本にいるかと思いつつ
一応確認してみたのだが、
無事その教育プログラムを受けていると返信が返ってきた。

セブでの再会は実現しなかったが、
元気そうで何より。

このプログラムが終わり次第
海外生活に戻ることを決めているが、
次の街がどこになるかは未定という。


一家そろって国境を越えながら移動しているので、
すでに相当ハードルが下がっている模様。

夫妻の仕事は場所による影響を受けないし、
住む国にあまりこだわりはないのだろう。

ジュハイに住んだことで
ずいぶん要求水準が下がって、
大抵のところには住める自信も持てたらしい。


あとは子供の希望や、言語の状況等も見ながら
次の予定を考えていくだけ。

暫定的な判断でスタートし、
途中で軌道修正を入れていく柔軟な生き方は
理想に近いのではないだろうか。

いくら最初に知恵を絞って長期計画を立てたところで、
子供の教育が計画通りに進むはずがない。

想定外の問題も起こってくる。

移住した国が合わない可能性だって否定できない。


そうなってくると、ガチガチに固めた計画よりも
柔軟に動ける身軽さの方が力になるだろう。


この夫妻を見ていると、
そんな柔軟な生き方を背中で見せることが
子供にとって何よりの教育になっていると思えてならない。


大切なことを

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
自由に生きるための方法。

しかし、断片的な情報が散らばるブログでは
限界があるのも事実。

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