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タイのロングステイの条件をバンコク、チェンマイで確認してきた



以前からタイにロングステイしたいとは思っていたが、ビザのことも含めてなかなか条件が整わずにいた。

しかしながら、2014年にタイランドイージーアクセスやエリートカードが復活したことによって、移住のハードルは再び下がった。

フィリピン、マレーシアに続いてロングステイする先として、現在はタイのバンコクやチェンマイ、プーケットを視野に入れているが、魅力的な国であることは間違いないので、条件さえ整えば是非とも住んでみたい国として、上位に入っている。


変動が激しいビザの条件

2014年までは、タイにロングステイしようと思えば、学生ビザや就労ビザ、あるいはリタイアメントビザ等が必要だった。

ノービザで滞在できる期限は30日に限られているし、以前であれば半年の間での合計滞在日数が90日と明確に規定されていたので、ざっくり言うと、1年のうちの半分ぐらいの日数までしかタイに居ることは許されなかった。

しかしながら現在は、半年間での合計滞在日数の明確な制約というのはなくなった。

ある意味で言うと自由になった反面で、イミグレの担当官や、担当の役所の都合によって、厳しく取り締まったり、規制を緩くしたり、恣意的にコントロール出来るようになって、不透明ゾーンが広がってしまった。

そんなわけで、安定してタイにロングステイをしようと思えば、まずは条件としてビザを確保することが必須。

この辺りは、時期によって事情がかなり違っているところで、以前であれば形ばかりの学生ビザを取って学校には行かず、業者が語学学校等と提携して出してくれた書類を使って学生ビザを取得し、それでロングステイをすることも可能だったと聞く。

しかしながら現在は同じ手を使おうとすると、入国の際にタイ語での自己紹介を求められたり、自分の名前をタイ語を書くように要請されることもあるらしい。

安定して暮らすためには、やはりこういった手段を使うのは、リスクが高くなっている。

就労ビザについては、タイは以前からかなり厳しめの条件を出していて、一般的な業種であれば、日本人一人に対して就労ビザを出すためにタイ人を4人雇用しなければいけないことを筆頭に、なかなか簡単とは言えない条件を課している。

リタイアメントビザについては、80万バーツの定期預金を組むだけでいいので、これについては、東南アジア各国の中でもハードルが低い。

一方で、50歳以上という年齢制限を満たさなければリタイアメントビザは取れないため、30代や40代にとっては、タイにロングステイをするのは、なかなかハードルが高かった。

しかしながら、イージーアクセスやエリートカードを取得すると、それぞれ5年、20年のビザを取得することができるので、この点の課題はある意味で解消されたと言える。

なお、イージーアクセスを取るのには50万バーツ、エリートカードの場合は200万バーツがかかり、この金額については、定期預金等ではなく、支払ったきり戻ってこないお金ということになる。

そのため、イージーアクセスやエリートカードを使う場合には、ある程度の資金力があることは最低条件となる。


チェンマイでの生活費

今回チェンマイで3週間ほど滞在し、その後バンコクに1週間ほどいるのだが、やはりチェンマイの方が生活費に関しては、バンコクよりもかなり安い。

体感としてはだいたい6割から7割ぐらいの費用で、暮らしていけると感じる。

コストの面で差を感じるのは、家賃と食費の二つが大きい。

バンコクでもいくつかのコンドミニアムを見てきたが、決して広いとは言えない部屋であっても、日本円にすると10万円超えのコンドミニアムも少なくない。

プール等の共用施設は充実しているし、物件によってはゴルフのシミュレーターがあったり、大通りまでの送迎サービスがあったりはするものの、部屋の広さと家賃との関係で言うと、日本でもそれなりに高級住宅地と呼ばれるようなところと張り合えるぐらいのレベルになっている。

それに対してチェンマイの場合、月に3万円や4万円の家賃で、1ベッドルームの部屋を借りることができるので、家賃に関しては半分以下に抑えることも可能。

家賃が生活費に与える影響は大きいので、金額的にかなりの差になってくる。

チェンマイの場合、中心部や大通り沿いのような一部を除けば、バンコクよりもかなり緑が多く、空気も綺麗ということで、田舎暮らしをしたいのであれば、チェンマイにロングステイをする方がニーズを満たすことができるだろう。

もっとも、娯楽や食事のバリエーション、利便性で考えると、バンコクの方が圧倒的に優っているのは間違いない。

食事に関しても、バンコクであれば和食の定食メニューなら1000円弱程度が主流になっているし、居酒屋等で夜に少しお酒を飲みながら食事をすれば、普通に3000千円とか4000千円ぐらいはかかる。

チェンマイであれば500円ぐらいで定食のメニューであれば食べられるので、ここら辺もかなり費用が安くなっている。

ただし、質の面でもバンコクに比べてチェンマイの方が低くなってしまう点は否めない。


バンコクの場合の生活費

バンコクでそれなりに外国人らしい暮らしをしようと思えば、1人暮らしであっても、月に10万円ぐらいの家賃を支払うことを目安にした方がいい。

屋台のタイ料理ではなくて、和食レストランやそれ以外のちゃんとしたレストランに入るのであれば、ランチでも千円程度は平均で必要になる。

夜に少しシンハやチャング等のビールでも飲みながら、食事をしたいのであれば、特に高いレストランに行かなくても、1500円ぐらいから2000円ぐらいはかかる。

生活費を抑えながらタイでロングステイをしたいのであれば、そこそこ節約意識を持たないと、その目的は達成できない。

一方、バンコクは東南アジアの中でも、屈指の治安の良さと便利さを誇り、暮らしていく上でのストレスはかなり少ない。

そういった意味で非常に魅力的な町だし、チェンマイがいいか、バンコクがいいか、あるいはプーケットやパタヤ等、日本人が多く暮らしている町のどこがいいかというのは、好みにもかなり左右されるところ。

とはいえ、利便性のみで考えれば、やはり圧倒的にバンコクが有利なのは間違いない。


医療が進んでいるという安心感

これまでバンコクのサミティベート病院やバムルンラード病院で治療を受けたことがあるが、どちらも高級ホテルのような豪華さで、日本語の通訳の人もいるし、安心して治療を受けることができた。

ロングステイをしていれば体調を崩すこともあるかもしれないし、もしかしたら怪我をするかもしれない。

そういった時でも、タイであれば医療レベルは高く、新興国とは思えないぐらいしっかりとした設備の外国人向けの病院もあるので、かなりの安心感がある。

友人とホアヒンという王室御用達のリゾート地に行った時にも、友人が体調に問題を抱えていたのでバンコク病院に行った。

ホアヒンのバンコク病院には日本語の通訳が常駐しているわけではなかったものの、電話にて日本語の通訳をしてくれる人がいるので、言葉の壁の問題もなかった。

地方に行っても、こういったサービスを受けられるのは、安心できる点。

医療のことを考えると、タイは日本人にとってとても便利で安心な場所だし、保険なしでも医療費が安いので、ちょっとした診察とか、薬をもらうぐらいであれば、数千円程度で済んだりして、医療費の負担が小さいのもうれしいところ。

タイの人々が親日的であることや、穏やかな国民性であることも、やはりロングステイをする上では大きな追い風となる。

一方で政治体制が不安定なことを問題視する人もいるが、実際のところ人々の暮らしに関して言えば、現地に移住して暮らしている日本人の話を聞いても、そこまで大きな影響はないようなので、個人的にはあまり気にしなくてもいいのではないかと捉えている。


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執筆者、伊田武蔵

「旅をするように暮らしたい」

そんな思いで2011年に
下見なしで海外移住後、
フィリピンとマレーシアで
コンドミニアムを借りて住む。

その後、
今後の移住先候補の視察のため、
各国を周り住環境の研究をしながら
2年9ヶ月のホテル暮らし。

1年間の台湾生活を経て、
現在はタイでの暮らしを満喫中。

フィリピン永住権と
マレーシアのリタイアメントビザ、
タイランドエリートを取得済み。

8カ国に資産分散。

伊田武蔵の変人疑惑

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