海外で暮らすのに永住しない理由




マレーシア、フィリピンと海外で暮らすのも2カ国目となった。

しかし、永住は前提としていない。



私の場合、マレーシアの永住権に近いMM2Hというビザを取得済み。

これを持っていると、
そのままマレーシアで暮らし続けるのではないかと
誤解を受けることがある。


さらにフィリピンでもクオータービザという永住権を
現在申請している最中。

しかし、フィリピンにも永住する意思はない。



今後も海外で暮らすつもりだし、
当面は一時帰国以外で日本に戻ることは考えていない。

にも関わらず、
特定の国に永住するつもりもない。



理由は単純で、
もっと自分の世界を広げたいから。

言い換えれば体験価値を積みたいということ。

マレーシアには2年住んだが、
後半は特に刺激や新しい経験が待っているわけでもなく
単調な日々が続いた。

日本でも他の国でも、
長く暮らせば安定するだけで退屈になる。


そんな状況を変えるためにフィリピンに移住した。


海外で永住するにはビザが必要なので、
特定の国に長く住めるようにする必要がある。

私ならマレーシアとフィリピンならその条件は満たしている。

そして、各国を渡り歩いたりするよりも、
一国に永住する方が手続きはずっと楽。


ただ、それでは日本で暮らすのと変わらない。

最初のうちは色々な刺激があっても、
やがては単なる日常でしかなくなってしまう。



だからこそ、私は永住を視野に入れてはいない。

では、なぜ永住権を2つの国で取ることにしたかというと、
これは単なる保険としての目的。

日本以外で長期滞在できる国を確保しようというのが
元々の趣旨だった。

それ以外にもジャパン・レール・パスという
日本国内の外国人向けの電車の割引が受けられたり、
様々なメリットはあるが、それはおまけ。

あくまでいざという時のための保険として
マレーシアとフィリピンの永住権を取ったにすぎない。



事実、マレーシアでMM2Hを取った一週間後には
フィリピンに引っ越したぐらいなので。

私はまだ30代なので、
10年後や20年後にどうなるかは分からない。

その頃にはどこか気に入った国に永住するかもしれない。

海外での暮らしを一生続けるのか、
どこかのタイミングで日本に戻るのかも不明。

正直、どっちでもいいと思っている。

日本も選択肢の1つというだけで、
それ以上でもそれ以下でもないので。



海外に永住するという選択は
その後の流動性を失う気がして私は好きではない。

すでに各国をよく知っていて、
確信を持って決断をしているのならいいが、
そうでないなら肩の力を抜いて
暫定的な決断にとどめたほうがいいのではないかと。

結果的に気に入ったら永住すればいいし、
そうでなければ再び別の国に移住すればいい。


一言で海外と言っても世界は広いので、
どこかの国に自分を縛り付けることはしたくない。



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執筆者、伊田武蔵
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