現地に住んでいるとマレーシアの貧富の差を見せつけられる


マレーシアでは貧富の差を見せつけられる機会が
普段はそこまで多いわけではない。

フィリピンの方がその点は分かりやすいが、
これは経済力や社会福祉の差なのだろうか?

残念ながら、
よく観察していると違った側面も見えてくる。



たしかにマレーシアはシンガポールに続き、
東南アジアの主要国の中で2番目の一人あたりGDPを誇る。

この点ではタイを凌駕している。

生活環境やインフラ整備の面では
バンコクがクアラルンプールより上な気はするが。

とにかく、そうした国だけに
貧富の差を深刻化させないだけの
社会保障が充実していたり、
人口3000万人未満の資源国だけに失業対策も
うまく機能している可能性も考えた。

ただし、街中から少し離れた場所にまで目を向けたら、
マレーシアに貧しい人が少ないという仮説は
もろくも崩れ去ることになる。


クアラルンプールでもペナンでもマラッカでも、
時折郊外でボロボロのあばら家が
密集した集落を発見することがある。

いかにもよそ者を受け付けない雰囲気で、
早めに通り過ぎたくなる。

見た目の違う外国人が
用もないのに入るような場所ではない。

が、私の移住仲間の1人が
バイクでそうしたところに一度だけ入ったらしい。

無事に出てくることができたが、
あの空気感の中にリスクを負って飛び込んでいくことは
普通ならためらわれるところだろう。

バット一本で壊せてしまいそうなあばら家に、
どう見ても裕福とは言えない人々。

クアラルンプールのパビリオンのような
高級モールに代表される経済発展から
彼らが隔絶された暮らしをしているのは明らかだった。


一方、マレーシアでもスターバックスは
アメリカンコーヒーが290円、抹茶ラテが340円と
日本と大差ない価格で売られている。

経済力の違いを考えると、
高価格帯での出店ということになるが、
立地の良いスタバは終日満席に近い賑わいを見せる。

所得との差を踏まえると、
日本人が1,000円のコーヒーを注文するぐらいの感覚だろうか。

そして、そうした店は制服姿の
中学生ぐらいの子供も普通にグループで入ってくる。

マレーシアの男子の制服は半ズボンなので、
年齡以上に子供に見えるが、
それでもスタバに普通にいる。

現地料理の店なら一食食べられる金額を
コーヒーいっぱいに使うだけの
経済的な余裕があるということだろう。


他にも客単価400円以上の
フローズンヨーグルト店、tutti fruttiも
マレーシア内でも他店舗展開している。

こちらは中学生や高校生ぐらいの世代が多く、
持っている子どもたちはお金があることが分かる。

あのあばら家が並ぶスラム街とは
どう考えても生活水準が異なる。

これがマレーシアの貧富の差の一端なのだろう。


また、街にはトヨタやニッサンの車が
頻繁に走っているが、
関税が高いので日本車を買うには
日本国内の倍近いお金が必要。

それでも普及している。

なお、関税を高く設定しているのは
国産メーカーのプロトンを保護するため。

ただ、このプロトンの質が悪くて故障が多いらしく、
結果として日本車が人気となっている。



民族間での貧富の差

マレーシアは多民族国家と称されることがあるが、
おおよその内訳としてマレー人が75%、
中国系が20%、インド系が5%程度となっている。

つまり、3つの民族で主に構成されている国。

なぜか多民族が融和して仲良く暮らしている国と
誤認している人もいるようで、
私も在住者としてそうした質問を受けたことが複数回ある。

しかし、現実はもっとシビアで、
民族間でのいさかい、対立は存在する。


主にマレー系は政治に強く、
経済は華僑が牛耳ってきたのが伝統的なあり方で、
この2大勢力の争いを沈め、
主要民族であるマレー人の怒りを納めるために
ブミプトラ政策というマレー人優遇政策も制定されている。

平均的なサラリーマンの場合、
中国系は月に12万円程度の収入、
マレー系は月10万円、
インド系は月7〜8万円程度と聞いたことがあるが、
これは統計によってかなり開きがある。

ただ、中国系は雇われて働く以外に
起業して成功をおさめることも多く、
財閥のトップに君臨しているのも中国系が多い。

たとえば、ゲンティン・グループのトップは林国泰(リム・コックタイ)、
ベルジャヤ・グループの創業者は陳志遠(ビンセント・タン)
クォック・グループでは郭鶴年(ロバート・クオック)がトップを務める。

どれも巨大財閥だが、
彼らがマレーシアの経済を支配していることに
マレー系の反発は強い。


一方、インド系はどうか?

政治的にも経済的にも勢力としては小さく、
人口で見ても影響力は限られている。

ただし、もっとも所得が少ない上、
人口あたりの犯罪率が高いという問題を抱えており、
実際にタクシーのトラブルを振り返っても
相手はインド系であることが圧倒的に多かった。

貧富の差が原因で犯罪に走るというのは
陳腐だが納得の構造。


これらの民族の人口構成は街によって異なり、
クアラルンプールやペナンではインド系が多い傾向にあり、
ジョホールバルは中国系が多い。

同じ国の中でも、
見かける人の雰囲気が変わるのは
そんな背景が1つとしてある。

彼らは主な宗教も違うので、
文化や風習上の違いも顕著で、
ラマダン、旧正月、ディパバリ等、
マレーシアで年中何らかの催しがある理由にもなっている。



本当のところを明かすと

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

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