日本人が移住しやすい国の2つの条件と具体例を海外居住者が選んでみた


日本人が移住しやすい国ということを
2つのポイントから考えてみようと思う。

1つは住み心地。

もう1つはビザの問題。




暮らしやすい国がいいのは当然だが、
そもそもビザが取れない国は対象外なので、
このような形で考えてみる。


まず、住み心地の問題。

こちらは移住しやすい国と住みたい国が
基本的には一致すると考えていいと思う。

私も各国を周ってきたが、
イメージのいい国はやはり暮らしやすい。


旅行で行ってみて、
心地よく感じる場所なら大抵は問題ない。

個人差はあるにしろ、
日本人にとってなじみ深いのはアジア、欧米、
オーストラリア、ニュージーランドあたりだろう。

これだけ見るとアフリカと中南米以外ほとんど含まれるが、
その中から自分に合った場所を見つけることになる。



ただし、ビザの問題を含めると状況は一変する。

日本人が移住しやすい国ということで考えると、
資産と年齡を無視することはできない。


まず、先進国は数千万円台後半から億の資産が
ビザ取得に要求されることが一般的。

他にもビジネスや投資の実績・活動状況が
加味されたりもする。

カナダやオーストラリア、ニュージーランド、
ヨーロッパ各国はこのような条件が当てはまる。

つまり、資産が1000万や2000万であれば、
先進国の移住は最初から対象外になる。

日本人なら自動的に受け入れてくれるというほど、
現実は甘いものではない。


さらに年齡によって条件が異なる国も。

タイは50歳以上ならリタイアメントビザを取りやすいが、
50歳未満ではビザ取得が難しく、
移住しやすい国ではない。

過去はビザの条件がゆるかったため、
日本人にとって移住しやすい国だったのだが・・・。


ビザの条件を考えた時、
日本人が移住しやすい国としてはフィリピンとマレーシアがある。

フィリピンとマレーシアを比較した記事も書いたので、
こちらも参考にしていただきたい



移住しやすい国ということで言うと、
現状はこの2つの国が最有力候補となるだろう。

あとは50歳以上の場合はタイが加わる。


経済的に豊かな国でなければ
日本人を無条件に受け入れてくれるということでもなく、
そもそも外国人の受け入れを積極的に受け入れていない国もあるので、
アジアの全ての国が対象になるわけでもない。

住み心地で選ぶよりも、
ビザが取れる(移住しやすい)国の中から選ぶほうが
現実的だろう。


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移住先人気ランキングには問題も

これから海外に住みたいと思っている人の中には、
ロングステイ財団が公表している移住先人気ランキングを
参考にしている人も少なくないと思う。

参考程度ならともかく、信奉に近い人すらいる感じもある。

ランキングのわかりやすさは強力なので、
無理からぬところではあるが。

ただし、あの人気ランキングは住んでみたい国のアンケートにもとづくため、
ビザの関係で手の届かない国に投票している人も多い。

ランキング上位の常連となっている
オーストラリアや(国ではないが)ハワイは、この傾向が強い。



住みやすい国かどうかで言えば、
そもそも資産家が現地就職でもないとビザが取れない国でも、
あこがれを持たれる国なら上位に入ってしまうという現実。

東京よりシドニーやメルボルンのほうが
はるかに物価が高くなっていることを知らない人の一票も
平等にカウントされているという事実。

こういったことを考えると、
地に足の付いた計画を立てなければいけないことが分かる。


住みやすい国というのは、
快適に旅行ができる国とイコールではない。

ビザや物価のことも考えなくてはならないし、
一部の富裕層と労働ビザ取得者を除けば、
選択肢は意外に限られている。

日本は経済大国だから、
平均的な所得や資産があれば多くの国が選択肢になると思っていると、
移住を現実レベルで検討し始めた時に愕然とすることになる。



私もフィリピンの永住権と
マレーシアのリタイアメントビザを取ったが、
後者は取りやすさを重視してのこと。

ビザのことを抜きに考えたら、
マレーシアが世界でトップレベルに魅力的とはまったく思わない。

しかし、こうした現実としての移住を考えると、
世界に200の国があっても選択肢は
そこまで多くはないことに気づくことになる。


特に30代・40代はほとんどの国で
リタイアメントビザを年齢制限で取ることができず、
ワーキングホリデーも上限年齢を超えているため、
ビザについては不毛の年代となりやすい。


国ではなく、街や地区単位で判断を

移住しやすい国というと、
おのずとビザが重要なカギを握ることになる。

一方で、住んでいて快適な環境ということで考えると、
国単位での治安やインフラの整備度合いよりも、
街単位、さらにはもっと狭いエリア単位で
住環境を考える必要がある。



たとえば、私はフィリピンとマレーシアで
コンドミニアムを借りて住んだ。

国単位で言えば、治安が良いのはマレーシア。

しかし、実際に住んでいて圧倒的にトラブルが多く、
危険な現場にも遭遇したのはマレーシアだった。

というのも、この国は全体的にそこそこの治安である一方、
どの街もそれなりに危険。

タクシーの運転手とのトラブルは日常茶飯事だし、
ノコギリを持った男(おそらく強盗未遂犯)が
ゴルフクラブや金属バットを持った男たちに
追われる場面に遭遇したこともあった。

日本人が強盗にあい、手のひらをナイフで切られたり、
友人が車に乗っていたらオフィスの前で
青龍刀を持った4人組の強盗にあったこともある。



一方、フィリピンは危険で
いかがわしい国というイメージが根強い。

しかし、マニラとセブに住んでみたが、
危ない目にあったことがない。

たしかに国単位で見た時、
フィリピンは安全とは程遠い国と評価せざるを得ない。

しかし、外国人が居住するような一部エリア、
マニラならマカティ・グローバルシティ・オルティガスあたりは
マレーシアよりもむしろ安全性が高い。

タクシーの運転手も悪質なことはめったになく、
リラックスして過ごせた。


フィリピンは5%の土地を外国人が安心して住めるように
重点的に開発していると耳にしたことがある。

この割り切りが重要で、国単位では遅れを取っていても、
そのエリア内で暮らしている分には快適そのもの。

別にマニラに住んでいるからといって、
わざわざスラム街等に行くわけではない。

私はマカティに住んでいたが、
ほとんどこの街から出る必要を感じなかった。

実際の活動範囲という単位で居住環境を分析すると、
国単位で見た時の治安や魅力とは違った側面が見えてきたりする。


もちろんビザの面で住みやすい国を分析する際には
国単位で考える必要があるが、
居住環境という意味ではおおまかな判断以外に
細かいエリア分析が重要になってくる。



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執筆者、伊田武蔵
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