フィリピンの株式に手を出さないできた理由


フィリピンの株式市場において高値が相次ぎ、市場最高値を更新したというニュースが入ってきた。

実は私の友人の、投資会社がフィリピンの株式の情報サービスを配信するという話も、1年ほど前に受けていたので、その時に始めてみてはどうかということで、勧められたこともある。

しかしながら私は一貫してフィリピンにおいて、株式投資をするということはしないできた。

確かにこれまでの市場を見ても、とても顕著な推移をしているし、通貨として今後強くなっていくであろうペソを持つこと自体は、とても優れた選択ではないかと思う。

その一方で、私が株式に手を出してこなかった理由というのは単純で、まず一つ目は管理の手間がかかるということ。

当然ながら株式を購入するということであれば、証券会社に口座を持ったり、それを管理することになるので、その手続きが面倒だったということがある。

更に言えばフィリピンの個別の企業の株式を持つのではなくて、基本的にETFであるとか、インデックスに対する投資信託とか、そういったものを購入することになるので、これであれば元々持っている、フレンズプロビデントの長期積立保険で対応することが可能。

確かにフィリピンであれば、不動産関係のアヤラとか、メガワールド、あるいはフェデラルランドなどの一部の企業の名前はわかるし、不動産投資をしている関係で、そういったところの動向というのは注目しているが、それ以外はシューマートであるとか、有名どころしか馴染みもないので、あえて個別銘柄を買う理由はない。

そして、私自身があまり株式投資というものに対して良い印象を持っていないというのも一つにはある。

以前には日本国内においてトピックスに連動するETFであるとか、あるいは世界中の債権の値動きに連動するETFといったものも購入したことがあるが、結局のところ投機的な意味合いというのが拭いきれず、更に言うと、フィリピンにおいては他の投資も既にしているので、これ以上ペソに資産が集中するということがあまり望ましい傾向にはないということで判断をした。

更に言えば、カンボジアでも株式投資をしようかと思ったことがあるが、こちらは市場が開く時期が遅れに遅れ、更に言うと水道関係とか、2社しか当初は上場できず、その後も常に10社以上が今にも上場しそうなことを言いながらも、告知通りにスムーズに運んだ試しがなく、そういったグダグダ感からカンボジアの株式への投資というのも取りやめにした。

ある意味で言うと、お金というのは、仮想現実のようなところがあって、金本位制でもなくなった今となっては、現金やあるいは預金に実態があるのかどうかというと、かなり怪しいところがある。

まして、株式に至っては、会社の持ち分という非常に曖昧ないつ飛んでもおかしくないものなので、そういったものに投資をするよりは、実体経済の中にある不動産とか、そういったものをある程度固めていこうというのが今現在の方針。



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執筆者、伊田武蔵
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