ニューヨークではなかなか時間が取れなかったので、フィラデルフィアに到着した翌日に、マーケットストリートにあるHSBC USAの支店を訪れてみた。
こちらは口座開設を目的に行ったもので、私にとってはHSBCの口座を開設するのはこれで5ヶ国目となる。
今回は資金移動の関係でそのような決断をしたが、これまでカナダ等の複数の国では、支店を見かけてもスルーしていた。
約1年ぶりとなる銀行の口座開設だが、特にサポート業者等を頼むこともなく、ふらっと支店に行ってみることにした。
1つめのところでダメであれば、2つめのところに行くという方法もあるし、今回は必ず成功させなければいけないというわけでもないので、その点は気楽だった。
とりあえず、ホームアカウントのあるHSBCマレーシアのカードとパスポートを持って支店を訪れた。
もうすでに他国でプレミアカウントを持っている旨を伝えると、別室に通されて必要書類としてパスポートともう一つ写真付きのIDが必要だと言われた。
確認してみたら、日本の運転免許証でいいということだったので、今持っていない旨を伝えて、明日Club Quarters Hotelに戻って取ってくるということを言ったら、とりあえずその場で必要な書類を作成しておいて、翌日に免許証だけ持ってくればいいという話になった。
しかしながら、その後で問題になったのはビザの話。
口座開設にビザが必須
HSBC USAで口座を開設するには、学生ビザか労働ビザのどちらかが必要だという。私の場合はツーリストとして観光で来ているだけなので、そういったビザは持っていなく、それでは口座を開くことができないと言われてしまった。
予定している資金移動についての話をして、それが目的だということと、もしかするとアメリカで金融商品やファンド等を買って投資をする可能性があると伝えてみたが、それでもダメだという。
一応担当者が上司に確認してきてくれたが、やはりダメだということだった。
HSBC USAで口座を持つための資格としては、学生ビザか労働ビザのどちらかを持っていることが基本で、それ以外だとセカンドハウスをアメリカ国内に持っている場合でも大丈夫だということらしい。
残念ながら私はアメリカに事業投資をしてはいるものの不動産は購入していないので、こちらも条件が合わないということになってしまった。
結局、申込み用紙を途中まで書いていたが、そちらはシュレッダーにかけてもらうことにして、残念ながら口座を開設することはできなかった。
感じのいい担当者だったので、特に不快な思いが残ることもなく、ある意味で言うと、予定調和的な流れでもあったので、感情的にもしこりがなく、支店を後にすることができた。
事前調査をしていた段階で、このようなことになる可能性があることは重々承知していたし、今回の件については仕方がないと思う。
資金移動についても、絶対にHSBC USAが使えないと困るというわけではないので、既存の方法を使って今後も続けていくことになる。
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