退屈な人生が急に終わった理由




20代の終わり頃には退屈な人生を送っていた。

思い返せば10代の頃はもっとひどかったし、
就職してパワハラを受けていた時期を除けば、
かなりの部分をぼんやりと過ごしていた自負がある。


帰宅部のエースとして活躍した高校時代から、
基本的にその延長線上で生きてきた。

何にも熱くならず、ただ苦痛を避けるというスタンスで。



それが変わったのは、
30代になる直前に海外移住をしたことがきっかけだった。

日々目にする物が新鮮ということもあったが、
海外に住むようになってからフットワークが軽くなり、
急に各国に行きだしたというのが大きい。



あまりにも人生が退屈すぎた20代の終わりの時期というのは、
サラリーマンを辞めて独立し、
それなりに安定して稼げるようになっていた。

ただ、毎日が充実していたというには
退屈過ぎる印象があった。



ビジネスは軌道に乗っていたので必死になることもなく、
ある意味では順風満帆だった反面、
何かに情熱を傾けることもできなくなっていた。

二度とサラリーマンに戻らないという決意が
独立当初は心のなかで燃えていたが、
雇われないのが当たり前になると環境に慣れる。


心地良いのは間違いない反面、
そんな人生に飽きて退屈を感じるようになっていく。



残された寿命もだいぶ長いわけだし、
何か変化を起こしてみようと思ってマレーシアに移住した。

そして、そこを拠点に2年で20都市以上を周り、
様々な刺激を受けた。


退屈だった人生は、急に充実したものに変わっていく。


海外旅行なんて1度しか行ったことがなかったが、
そういえばあの時も珍しく感動した。

ヨーロッパの街並みを初めて目にして、
こんな世界が存在するということに。

あるいは、知識もないのに美術館に行って、
いわゆる名画を鑑賞して何かが心に響くのを感じた。



その時の記憶も甦り、
もう退屈な人生を送っている場合ではないと考えを改めた。

せっかく色々な場所に住んだり、
旅行に行ける自由を持っているのだし、
残された時間は充実したものにしようと。

自分の生き方が見つかった気がした。


それからの行動はスムーズで、
マレーシアの次はフィリピンに移住したし、
ルアンパバーンというラオスの村にまで行ったりして
自由気ままに暮らしている。

人生を楽しむという感覚が、
30代になってようやく分かった。


それまでは退屈な10代から20歳過ぎ、
地獄のサラリーマン時代、
自力で生きていくことを決めて燃えていた独立当初、
安定して退屈だった20代後半と続いていたので、
前向きな理由で人生を楽しめるようになったのは初。



紆余曲折をへながらも、
自由な生き方ができるようになってよかった。

元々組織内で上手に生きていけるような性格でもない。


個として誰にも雇われず、誰も雇わないほうが
自分の性格に合っているのだと思う。

それを再認識する結果になった。



毎日が退屈だと感じたら旅に出ればいいし、
007の「world is not enough」のように、
世界が自分には狭すぎる感覚もない。

むしろ、生涯をかけても探求できないほどに
世界の広がりを感じているぐらいで。


どちらかと言うと、
自分の感性が鈍って飽きてしまうとか、
体力が落ちて自由に動けなくなるとか、
そういう心配のほうが大きい。



実際、私は人並みの体力もない。

筋力もなければ、体調も月1ぐらいの頻度で崩す。

そのため、40歳で人生を終える覚悟で
30代を生きることにした。



実際問題、それは心構えの問題であって、
年金代わりの資産構築等は85歳まで生きる前提で
実践していたりするが。

それでも、もう人生を退屈に感じることはなくなった。


むしろ、生まれてからもっとも自由を満喫している。

普通の生活設計であれば、こうした推移にはならないはず。


他人の尺度に従って生きてこなくて正解だった。



自由な生き方をして困ったことはないし、
むしろ他人に依存して生きない方が安全になる。

問題があっても自ら対応できるから。


会社や政治に責任を押し付けたりする余地がなくなる。

それはいいことだろう。



毎日がつまらないと思っていた時期もあったし、
就職して人生が詰んだ感覚になったこともあった。

その時には、今のような未来は想像すらしていなかった。

未来は時に予想の上を行く。


これは実体験を通して心から感じること。




【追記】
退屈を持て余した人生から一変して、
無期限で世界一周の旅に出てしまった。

急がず慌てず、のんびり旅をしようと思っていたら、
スタート地点のマニラを出国できないというトラブルに見舞われた。


1年以上滞在した時に必要になる
出国証明書という書類の不備が原因で、
当日になって旅立つことができず、
翌週に持ち越しになってしまった。

出発からすでに波乱があったが、
今はバンコクにいる。


ここは初めてでもないし、
むしろ何度も訪れている街なので、
基本的にゆっくりしているだけ。



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執筆者、伊田武蔵
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