海外投資に英語は必要か?

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「海外投資に興味はあるんですが、
 英語がまったく話せないです。

 台湾に旅行に行った時も、夫婦そろって添乗員さん任せでした。

 やっぱり英語ができなきゃダメでしょうか?」

そんな質問をいただいたので、
それについての私の考えを。

質問をもらってから
だいぶ時間が経ってしまったが・・・。

まず、前提条件。

私が投資修行のためにマレーシア、ジョホールバルに移住する前は
ほとんど英語を勉強したことがない。

唯一の例外は、移住直前の一ヶ月弱。

この時期は1日に20分から40分程度を
英語の学習に当てていた。

ひたすらインプットを行う形で。

その甲斐もあって、片言の英語なら使えるようになった。

とは言え、
おそらく中学卒業時のレベルと大差ないと思う。

若干違うのは、フレーズ単位で覚えたので、
ある程度まとまりをもった言葉として出てくるようになったこと。

大学は法学部だったので
ほとんど英語の講義はなかったし、
外国人と話す機会はまったくなかった。

スラスラ言葉が出てくるはずもない。

それがいくらか改善されたことによって、
片言なりにコミュニケーションを取れるようになった。

とは言え、
日常会話になれば、8割は相手が何を言っているのか分からない。

そのレベル。

自信を持てるような状態ではないので、
口座開設のような重要な場面においては
プロのサポートを受けている。

唯一、HSBCシンガポールのみは
重要性が低かったというか、
開けなくても問題なかったので自力で挑戦した。

これまでのHSBCの中でもっとも口座開設のハードルが低く、
あっさり開けてしまったのは驚きだった。

あんなにゆるいHSBCは見たことがない。

とは言え、
基本的に自力で不自由なく
外国人とやり取りできるレベルではない。

海外を視野に入れて投資をしていくのであれば、
英語ができるに越したことはない。

しかし、それはないよりあったほうがいいという程度。

たとえば、ネットを通じて情報を調べる場合。

Google翻訳等を活用することで
分からない部分を補うことができる。

また、投資で使われる単語は限定的なので、
何が飛び出すかわからない日常会話よりも慣れれば簡単。

投資修行第二弾のマニラでは、
そこら中でコンドミニアムの販売が行われていた。

パンフレットをもらって説明を聞いたり、
モデルルームを見て回ったりしていたが、
基本的に言うことは同じ。

初期費用やローンの割合、年数、推定利回り、
プレビルドの案件なら完成予定時期等。

その共通項が見えてくると、
相手の言っていることを理解できてくる。

一度では聞き取れないので、
何度も聞き返しながらだが・・・。

このくらいの英語力でひとまずやっていける。

契約の時には、
日本の会社を使うのも1つの方法。

小さくない金額を動かすわけなので、
日本語で対応してくれるところの方が安心なのは間違いない。

たとえば、香港の長期積立投資の場合、
IFAかその代理店を通して契約することになる。
(大元との直接取引はできない)

その時に、日本人の代理店を介すことで、
日本語での説明やその後の対応をしてもらえる。

実際、私が長期積立を申し込んだ時も
この方法をとった。

不動産等を購入する際にも
情報収集を英語で行うことがあるが、
最終的に有利な案件を日本人の会社が扱っていれば、
それを利用している。

その際に多少割高であっても、
日本語対応のサービス料の範囲として適性なら
問題ないという扱いで考えている。

海外の会社であれば、
商習慣や文化の違いであったり、
そこから来る顧客対応への不満、
英語でのやり取りの不便や解釈が間違っていることへの不安、
現地での信用力の調査などの問題が起こる。

それとの比較の上で優位性があれば、
いくらか割高なのは仕方ない。

もっとも、日系業者であやしいところも多いので、
その点は注意が必要だが。

こうしてやってきたら、
英語が片言でも国をまたいで資産を構築できてきた。

少なくても、
一般的な英語の勉強をするだけでは
投資に関わる言葉をすべて理解することは不可能。

それなら、まずは英語で書かれた投資の資料を、
Google翻訳等を使いながら読んでいくところから
始めるのが近道ではないかと思う。


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