部屋にあったものを大量に処分した。
手荷物だけで移住することにしたので、
おのずと持っていけるものは限られる。
パソコン関係は捨てられないため、
処分するものは服や靴が中心だった。
マレーシアにずっと定住する気はなかった。
だから物を多く所有していたつもりはなかったが、
実際に整理していると多くの物に囲まれていた事に気付く。
服や靴は使わなくなっていたものが多かったし、
いつの間にか靴は10足以上に。
結局、1度もはく機会がなかった靴も・・・
もったいない気がしたが、9割以上捨てた。
持っていける量には限りがある。
日本から持ってきた(着てきた)服もあった。
思い出のある服もあった。
それも処分した。
必要に迫られて、という部分もあるが、
それ以外の目的もある。
セルフイメージからの解放
人間は自分の意識に縛られて生きている。それは無意識のレベルで。
「自分はこんな人間」
「これが自分のやり方」
「私にとって身分相応なのはこのくらい」
たとえ意識しなくても、こうした制約を自ら設けている。
服や靴といった身の回りのものを変えること、
さらには生活環境を一新することは、
こうした意識から解放されるきっかけになる。
高校や大学に進学するのをきっかけに
いきなりキャラを変える人がいるが、
ある意味ではそれに近い。
私の場合には、他人からの見え方を変えるというよりも、
自分から自分がどう見えるか、
つまりセルフイメージを変化させる意図が大きい点は異なるが。
マレーシアに移住してきた時、
いくつかの生活習慣を変えた。
たとえば、夕食の時にビールを飲まないとか。
運動をする(プールで泳ぐ)とか。
他にもいくつかあったのだが、
変化のタイミングで新しい習慣を作ったら
あっけないほどにうまくいった。
生活環境が大きく変わるタイミングだと、
ちょっとした変化に注目しなくなるので抵抗感がない。
予想通りの効果を得られた。
これまでのセルフイメージに縛られていれば、
「夕食の時にビールがないのはおかしい」
「プールで泳いだりはしない」
と抵抗感があっただろう。
しかし、環境が一変して自分のイメージも曖昧になった所で、
こうした習慣を身につければ、
それが当たり前のような気がしてくる。
同じ日常の中で意識を変えるのは容易ではないが、
その前提が崩れれば変化は簡単。
そもそも縛られていた習慣が揺らいでいるのだから。
今回のフィリピン移住に際しても
習慣の変化はいくつか準備してきたのだが、
それ以上に重要視しているのはセルフイメージの書き換え。
今の自分を成長させる、というのが普段のイメージ。
しかし、今回は
イメージをさりげなく書き換えてしまうのが狙いになる。
これは仕事のためでもあるし、
それ以外の部分のためでもある。
要は「ありたい自分」になるための試み。
自分自身の意識で制約を設けることによって
止めてしまっている進化を促すためのもの。
「自分にはこれは無理だろう」
その判断は、過去からの文脈でなされている。
ならば、過去から解放されることによって、
判断基準を変えることも可能。
そのため、本当に必要な物を除いて、
もろもろの物を捨ててしまった。
生活を過去から寸断することによって、
流れから解放されることを狙って。
コンドミニアムの各階にゴミ捨て場がなければ、
捨てに行くだけでも大変だっただろう。
残したものよりも、
捨てたものの方が圧倒的に多いのだから。
今回の行動の結果がどうなるのか、
それは分からない。
セルフイメージは生活全般に効果を及ぼすものなので、
明確に計測できる効果があるわけでもない。
ただ、何となく移住するのか、
こうした狙いも交えつつ行うのか、
それによって得られるものは変わると思っている。
せっかくなら色々狙いたい。
変化のタイミングはチャンスにあふれているのだから。
コンドミニアムのゲームルームに入り浸っている
フィリピンに来てからダーツやビリヤードを初体験したのだが、意外にもダーツで二の腕が軽い筋肉痛に。
見た目よりも体を使うということなのか、
普段が運動不足なだけなのか・・・
そして、Wiiとマリオカートがあることを発見。
20年ぶりぐらいにゲームを毎日やっている。
スーパーファミコン初期でゲームをやめていたので
最初は動かし方がまったく分からず困ったのだが、
原因はコントローラーに電池が入っていないことだった。
マネジメントオフィスに言うのも面倒なので、
その日のうちにコンビニで電池を買ってきて
すぐに設置して始めてみた。
ひとまずヨッシーを使って50ccの8コースは全制覇した。
フィリピンまで来てすることではないが(笑)
海外に移住するのは本当に難しいのか?
日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。
同時に、
「英語が苦手で・・・」
「海外での部屋選びで失敗しないか不安」
「他の国での生活を想像できない」
「下見で何を確認したらいいか分からない」
「移住後の仕事やお金が問題」
等々の様々な不安や悩みも耳にする。
そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼントすることにした。
電子書籍の目次等も掲載しているので、
プレゼントページへどうぞ。
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