困窮法人の多さに見るフィリピン居住の日本人の特殊さ

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日本国内でも生活保護受給者をはじめ、
生活に困る人がいるが、
これは海外でも同様。

困窮邦人という言葉があるが、
これは海外で生活が立ち行かなくなった人達を指す。

各種の事情でお金がなくなり、
生活に困る日本人がいるのは分かる。

ただし、困窮邦人の国別の分布を見てみると、
異常な事態であることがうかがえる。

というのも、
フィリピンだけで全体の40%以上を占めていたため。

物価の安いフィリピンで、
これだけ日本人が経済的に破綻してしまうのは普通のことではない。


フィリピンが困窮邦人の40%以上というのは数年前の数字で、
現在は外務省が発表する海外邦人援護統計を見ても、
地域別・男女別の数字が出ているだけ。

2017年の海外邦人援護統計を見ると、
困窮邦人の人数は300名で、
男性が227名、女性が67名。

地域別にはアジアの181名がトップで、
続いて欧州の38名、北米の37名と続く。


先程の海外邦人援護統計を見ると、
在フィリピン日本国大使館の援護件数は世界で2番目に多く、
タイの日本大使館の1273件に次いで905件。

もちろん困窮邦人の案件ばかりではないにしろ、
多くの人が駆け込んでいることが分かる。


では、なぜフィリピンに困窮邦人が集中するのか?

マニラとセブに住んでみたが、
たとえばマカティのリトルトーキョーで夕食を食べると、
年齢が不釣り合いな日本人男性とフィリピン人女性の
組み合わせを頻繁に目にする。

男性は50代・60代であることは珍しくないが、
女性は20代から30代前半がメイン。

お金を支払っての遊びのうちはいいが、
ここから恋愛や結婚に発展するのがフィリピンの怖いところ。

結果、身ぐるみを剥がされて
財産の大半を失ってフィリピンで身一つになってしまうことも。


ちなみに、困窮邦人が2番目に多いのはタイ。

こちらも女性関係が多いのは同様。



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フィリピン女性は悪質なのか?


フィリピンに女性目的で訪れる日本人は少なくないが、
プライベートな関係にまで発展することもある。

時には結婚にまで至ることも。

日本では恋愛から10年以上離れていた男性が、
急に若い女性にちやほやされて
浮かれる気持ちは分かる。

しかし、なぜかフィリピン人女性との国際結婚は
うまくいっている事例をほとんど耳にしない。

マニラに住んでいても、
離婚した人や別居中の人の話は聞くが、
15年以上円満に続いている事例に接することはほぼ皆無。


フィリピン人女性にも、
当然ながら善良な人は少なくないはず。

では、なぜフィリピンでは問題が頻発するのか?

世界の中で圧倒的に困窮邦人が多いのか?

これは女性の強かさばかりではなく、
親類によるたかり行為もある。

フィリピンでは豊かな親戚にお金をもらったり、
生活の面倒を見てもらうことは普通のことで、
彼らは悪気なくやってくる。

子沢山の国の上、
お金を持っていそうな日本人と結婚したと聞けば
ここぞとばかりに遠い親戚までたかりに来る。

直接的にお金を要求するばかりではなく、
嫁に家を買うようにけしかけたりも。

フィリピンでは外国人が土地を買えないため、
名義は奥さん名義になる。

となれば、別れても不動産は奥さんのもの。

こうして財産をすべて絞り出したら、
財布として用なしになったところで捨てる。

親戚ぐるみでこうしたことが行われるので、
たとえ気の良いフィリピン人女性と結婚しても、
周りがトラブルを持ち込んでくるリスクが相対的に大きい。

これがフィリピンの怖いところ。


日本大使館に駆け込んでも、
女性絡みでお金を失った日本人に対して
お金の貸付は基本的に行われない。

日本の知人や家族から送金してもらえる人はいいが、
こうした人達との関係が悪化していて
頼れる人がいない困窮邦人が多いと聞く。

こうして異国の地でお金を失い、
帰国するための費用すら捻出できなくなり、
ひどい場合はビザの更新もできずに
不法滞在になってしまうケースもあると聞く。

フィリピンの暗部と捉えるか、
脇が甘かった本人の自業自得と考えるかは人によって違うだろうが、
マニラに移住してから予備軍のような人は
よく見かけるようになった。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


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