海外移住の条件は常に変化していく

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パスポートの更新期限が1年を切った段階で、
更新のためにクアラルンプールの日本大使館へ足を運んだ。

まずは現在持っているパスポートを渡し、
新しいパスポートができる日に取りに来るように言われた。

その間もホテルの宿泊にパスポートのコピーが必要だったが、
これは事前に取っておいた。


わざわざ帰国することなく
新しいパスポートを無事に手にできたが、
まだ1つ問題が残っていた。

それはマレーシアのリタイアメントビザ、MM2Hを
新しいパスポートに移管しなくてはいけないということ。

この手続をしないと、
単にMM2Hが効力を発揮しないというだけではなく
マレーシアから出国できないと言う。


調べてみると、
パスポートの更新に伴うMM2Hの移管手続きは
自分でできそうだった。

そこで、事前に移民局に確認のメールを入れた上で、
空港に行く途中にあるプトラジャヤのMM2Hセンターへ。

プトラジャヤは広大な新興エリアで、
駅の周りもほとんど何もない。

そこからタクシーで15分ほど走ったところにある
移民局のビルの10階にMM2Hセンターは入っていた。

中は極めて普通の役所の一室というところ。


しかし、どうも様子がおかしい。

銀行で見かけるような順番待ちのチケットを出す機械があるが、
上に貼り紙が貼ってある。

読んでみると、システムダウンだという。

窓口にも同様の表示が・・・。


嫌な予感がよぎる。

ホテルからここまで来るのに、片道1時間以上かかる。

わざわざ出直しなんてしたくない。


窓口では
「今日はシステムが動かないから、
 明日もういっかい来てもらうことになる」
とマレーシア人特有の平然とした態度で言われた。

2年住んでマレーシア人のこの態度には慣れたと思っていたが、
申し訳なさのみじんもない態度はいかがなものかと。


その後システムが復旧し、
普段より遅いスピードでしか動かないものの
どうにか作業ができるようになったらしい。

結局、MM2Hセンターが閉まる5時になる間際に
どうにか移管作業は終わり、
新しいパスポートにMM2Hのシールが貼られた。

午後1時過ぎに到着し、4時間近くかかったことになる。


そして、私よりも遅く来た人の中には
翌日に出直しになった人もいたようだった。


残念なことに、マレーシアにおいて
このような対応は日常茶飯事。

多くのビザ業者や不動産業者は良い所ばかり口にするが、
実態としてはこのような側面も多々ある。


業者は特定の国への誘導をビジネスにしているので、
不利なことには口をつぐむ。

そういったしがらみがないからこそ、
自由に各国の長所も短所も口に出せるというのが私の強み。

誰がどこに移住しようと、
その人にとってベストな選択ならかまわないので。


今回の件のような情報は
ワールドホッパーメンバーにはリアルタイムで届けている。


そして、実は私も彼らから情報を受け取る事が少なくない。

たとえば、クアラルンプールでの海外集合の際には
ジョホールバル在住の女性が来てくれた。

私がマレーシアを去った後に入れ違いで住み始めたらしく、
最新のジョホールバル事情を聞かせてもらった。


あるいはバンコクでの海外集合の際にも、
バンコクで不動産の管理業をしているメンバーがいて、
現地の事情を色々聞くことができた。


マレーシアやタイ、フィリピンには
すでに移住して現地で暮らすメンバーがいる。

移住ということを考えると、
この環境自体が大きな力となる。


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移住先として人気のセブ

一般にセブ島と隣接するマクタン島も
セブの一部のように扱われるが、
セブ島とマクタン島の使い分けについて
語られることは少ない。

現地在住者から聞いた話だと、
水道水が安心なのはセブ島。

マクタン島は一流のホテルに泊まっても
お腹を壊す友人たちが少なくないという。

さすがに水道水を飲む人はいないだろうが、
サラダの野菜を洗ったりするのにも水道水を使うため。

ホテルで朝食を食べる際にも、影響を受けることになる。


一方で、セブの中心部は交通量が多い上に、
北側に山があって風が通り抜けず
排気ガスがたまってしまうという一面も。

そのため、空気は悪い。

たしかにセブ・シティに行けば、
空気の悪さは体感的に分かるはず。


こういった事情もあるので、
よく言われる「セブは環境が良い」というのも
限定された一部エリアの話だったりする。

私もセブに1ヶ月以上滞在したことが何度かあるが、
人気エリアであっても住む候補地になりえない場所も
いくつか見てきた。

初めての移住であれば、
不動産業者に勧められるまま
そんな場所に部屋を借りてしまったかもしれない。


事実、マレーシアの最初のコンドミニアムは
今なら絶対に借りないようなものだった。

知識や経験がないというのは、
振り返ってみると恐ろしいことだと思う。

逆に言えば、
そうしたことを簡単に見抜ける程度に
成長したということでもあるが。


ビザの情報は混乱を極めることがある

たとえば、フィリピンのクオータービザ。

役所のトップが変わったというだけの理由で
数ヶ月に渡って手続きが止まったことがある。

それをクオータービザ終了と勘違いした人が
ネット上にその旨を書き込んでいることもあり、
現在取得できるかどうか自体が不明になってしまったり。


あるいはカナダの投資移民ビザが終了したことを知らず、
いまだにその取得を夢見ている人がいたり。


ビザの条件は常に変わっているという事実を理解していないと、
そもそも住むための条件を満たせない、
あるいは大きなチャンスを見逃すことになる。

特に一部の先進国は現状、
ビザにおいて大幅に条件を緩和している。

東南アジアの国のビザを下手に取るよりも、
そちらの方が魅力的ではないかと思えることもあるほど。

そういった事情もワールドホッパーメンバーには
随時お伝え中。


また、新しくメンバーになった場合、
これまでの情報もすべて入手していただけるので、
ワールドホッパーメンバーになったら、
蓄積されているミニセミナーをまずは聞いていただきたい。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


電子書籍の目次等も掲載しているので、
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