そろそろ今回の東欧の旅も佳境に入ってきて、チェコのプラハから、最後の国となるポーランドのブロツワフという町に移動することになった。
ブルノからプラハに来る際、電光掲示板にチェコ語の表記しかないうえ、表示されている数字に該当するホームに電車が来ないという意味不明な出来事もあったので、今回のプラハからブロツワフへの移動はバスにすることにした。
主要時間は5時間半。
プラハ側は中央駅からバスが出るのかと思ったが、バスターミナルは別の場所にあって、ヴィノフラドスカー通り(Vinohradská)にある、Želivského駅のところにあった。
ここでチケットを見せて乗車し、バスの中を確認したが、トイレは付いていない。
5時間半の旅だったので、途中で2回バスターミナルにてトイレ休憩があったが、ブダペストからブルノに移動した時のように30分も時間を取っているわけではなくて、だいたい1回につき10分ぐらいだった。
1回目の休憩は場所がどこだかわからないが、ちゃんとしたバスターミナルで、トイレも完備されていたものの故障していて使用できなくなっていた。
そして2ヶ所目は普通のガソリンスタンドで、コンビニが併設されているので、そこで多少飲み食いができる程度。
ちなみに2ヶ所目の休憩は、もう完全に周りが草原の環境で、それはそれでちょっと気分転換をするにはよかった。
というのも、今回はバスのにおいがかなり強く、最初から車酔いをする気がしていたが、案の定だったため。
2回の休憩を挟んで、合計3回乗ったことになるが、3回とも全て車酔いをした。
バスは一般的に酔いやすいと言われているが、意外にそうでもないところもあって、特に椅子が固いとか、よく揺れるとか、そういったバスはイメージに反して、意外に気持ち悪くなることが少ない。
それよりも、中途半端に乗り心地が良いぐらいの方が、かなり深刻なダメージを負うことがあるが、今回はまさにそのパターンだった。
そんなわけで、プラハからブロツワフへの移動は終始渋い顔をしながら、気持ち悪さと戦って耐える道のりとなった。
東欧の陸路での移動も、もうすでに2ヶ月以上続けているので、特別目新しさがあるわけでもなく、菜の花畑が広範囲にわたって咲き誇っていても、そこまで心を動かされることがなくなってきた。
そういった意味では、そろそろ一度東欧を去る時期が近付いてきているのは好都合なのかもしれない。
ダラダラと長居するよりも、期間を区切って別の場所に移動して、また新鮮な気持ちを取り戻した頃に戻ってくるのも、それはそれで理にかなっている。
ポーランドもチェコも物価が安く、国民性も温厚で過ごしやすい国だった。
ということで、無事にブロツワフに到着することができたが、そこからホテルまでの移動が大変だった。
チェックインに一苦労
本来であれば10分程度の移動だったのだが、Hotels.comで予約をしていたホテルの対応がめちゃくちゃだったため。まずメールで夜8時までの場合のレセプションと、それ以外の時間の場合のレセプションがあったが、時間内ならラスカ通りと言われたので、まだ午後6時ぐらいだったこともあり、そこに行った。
関係のない店の人に、もうすでにそこの受付は何ヶ月も前になくなったと言われ、仕方がないので時間外のところに行ってみたら、これがアントニーゴ通りというところで、ここでまた別の住所を指定された。
さらに言うと、Hotels.comの地図の表記も全く違い、3ヶ所周っても受付が見つからず、結局最後に聞いたところへ行ってみたら、実を言うと中央駅の近くにあり、全くの無駄足だった。
そんなこともあって、車酔いと1時間以上にわたるホテルの無駄な捜索により、ブロツワフで一息つくころには、へとへとになってしまった。
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