リラの修道院に行くことにしたが、そのためにホテルからオフチャクペルバスターミナルまで行くことになった。
歩くには少々遠かったし、トラムを使うことにしたが、二匹のライオンの銅像に守られた最高裁判所の近くでトラムを拾い、そこから15個目のバス停で降りるように、ホテルでは言われた。
リラの修道院は、ソフィア近郊の主要観光スポットであるにも関わらず、なぜか1日1本しかバスが出ていないということで、10時20分のバスに乗り遅れると、その日のチャンスを失うことになる。
ということで、トラムに乗るのも失敗を許されない状態だったが、指定された5番トラムに乗ることはそれほど難しくはなく、ひとまずはスムーズにいった。
もっとも、最初はチケットの買い方がわからなかった。
前の人を見ていたら、車内でSuicaのようなカードをかざしていたが、その周りには現金の差し込み口等はなくて、カードを別の場所で買わなければいけないのではないかという思いが、頭をよぎった。
しかしながら、トラムの停留所のところには券売機の類は全く見当たらなかったので、コンビニや小売店で事前に買わなければいけないのか、もしくは車内で購入できるようになっているかの2択と推測できる。
そして、車内をよく見まわしてみると、前方の方にはカードを押し当てる機械だけではなくて、その下にコインの差込口が付いている機械があることがわかった。
そこでチケットが買えることが分かったので、1レフを入れて、トラムのチケットを購入し、そのままオフチャクペルの停留所で降りることができた。
いつものことだが、ブルガリアでは英語表記がないし、トラムのアナウンスも全てブルガリア語のみで、英語は全く使われていない。
この国は、外国人観光客に対しての配慮がかなりの部分で欠落しているので、そういったところは悪い意味でスペインに近いところがある。
しかしながら、なんとなくトラムの停留所に近づいてきた時の語尾の言葉が、その停留所の名前らしいと判断し、なんとか間違えずに降りることができた。
しかしながら、実はこの時に無意識にルール違反を犯していることが帰りに分かった。
チケットには刻印が必要
無事にリアの修道院に行って戻ってきてから、同じく5番トラムで最高裁判所に向かって乗っていたのだが、チケットを購入しようとしても、お金が何回入れても戻ってくるし、別の1レフ硬貨を入れても駄目で、なかなか先に進めない。そう思っていたら、どうやら機械が壊れていたらしく、車掌が出てきて、チケットを手渡しで購入することができた。
しかし、ここまでで購入完了したと思っていたら、じつはもう一つ手続きが必要で、車内に設置されている小さな機械にそのチケットを通して、スタンプを押さなければいけないと、近くにいたおばあさんが身振りで教えてくれた。
行きのチケットについては、トラムを降りた段階で捨てていたが、厳密に言うと規則違反になっていたということになる。
そして帰り道は、メインストリートにあるハッピーという名のレストランを目印に降りたら、実はこのハッピーという店がいくつか展開しているらしく、目当ての場所ではなかった。
戻るべきなのか、進むべきなのかもよくわからず、結局迷った末、トラムと同じ方向に進んでみたら、だいぶ手前で降りていたことがわかった。
11個目の停留所を数えていればよかったが、完全に帰りは数え忘れていたので、結局20分ほど町をさまようことに。
そして、この日もいくつかの服屋に入ってみたが、結局手袋は見つからなかった。
もう冬も終わりの時期なので、どうも置いていないらしく、なかなか困ったことになった。
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