今回のチェンライ訪問は移住のための下見という意味合いを持つわけではなく、単なる旅行だったが、ついいつもの癖でこの街にロングステイをしたらどうなるだろうかとシミュレーションしてしまった。
ここはタイなので、バンコクやチェンマイに移住をする場合と同じく、本格的に住み着くのであればビザの条件として、タイランド・エリートカードやイージーアクセスを取るなり、あるいはチェンライで会社を作って現地のタイ人を4人以上雇い本格的にビジネスをしていくことになる。
そこまで長期的に住むわけでなければ、6か月間有効なマルチプルビザも2015年から発行されるようになったので、それを利用する手もある。
このマルチプルビザは、どうやら日本の大使館に行かなければならないらしく、タイ国内や隣国のラオス等のタイ大使館で取得するすることはできない模様。
わざわざ日本まで足を運ばなければいけないのは厄介だが、6カ月間有効というのは助かる。
ただし、6ヶ月まるまるチェンライに居ていいわけではなくて、1回の滞在は2カ月までという不思議な縛りがあるので、うまくやっても途中で2回は海外に出なければいけない。
チェンライからは国際線が飛んでいないので、一度陸路でミャンマーに出るとか、そういったトリッキーなことをしない限り、チェンマイかバンコクにいったん移動してからのフライトとなる。
チェンマイまではグリーンバスを使えば陸路で移動できるし、バンコクにも2時間足らずで飛ぶことができるのでそこまで大変なわけではないが、チェンライという田舎町に住むのであれば、ひと手間かかることは避けられない。
チェンライの長期滞在の面での弱点
この街にロングステイする場合のネックとしては、やはり食事の面で選択肢が少ない点が挙げられる。
なにしろメインストリートにあたるパホンヨーティン通りであっても寂れた雰囲気で、まさかここが街の中心部だとは思わないレベル。
しかしながら、他の通りを歩いていても、確かにそれ以上に賑わっている場所はない。
正確にいうと黄金の装飾がなされていてパッと見が美しい通りはあるものの、その周辺に店があるかどうかという視点でみたときには、やはりパホンヨーティン通りが中心ということになるのだろう。
そして、この通りにはいくつかの飲食店があるものの、1カ月いるだけでも充分に飽きそうな印象を受けてしまった。
これが3ヶ月、6ヶ月のロングステイとなっていくと、食事の時間が憂鬱になってくる恐れがある。
もちろんチェンライは観光客も多く訪れる街なので、ホテルも多数存在し、ホテルのレストランを開拓していくという手もあるが、それにしてもバンコクに比べれば圧倒的にチョイスの幅が狭い。
BarrabやJatujak Gallery & Restaurantのように美味しい店もあるが、候補となるレストランの絶対数が足りないのが現状。
チェンマイと比較すると
老後のリタイアメント先として、人気のチェンマイと比較した場合にも大きく劣る。正直なところ、2週間滞在するにも退屈なのではないかと思ってしまうレベルだった。
空気のきれいさという観点からみれば、バンコクはもちろんチェンマイと比べても優位性はあるが、空気が澄んだ自然豊かな田舎ということでは決してないので、何だか中途半端で住む場所には向いていないというのが個人的な印象。
すでにホワイトテンプルと呼ばれるワット・ロンクンも訪れることができたし、ここ数日では珍しく快晴の空で、青と白のコントラストも楽しめたので、チェンライについてはほとんど心残りがない。
唯一の心残りを挙げるとすれば、出発前日に見つけたかき氷店にもう一度行きたかったのだが、出発直前に立ち寄ってみたところ、まだ昼の12時頃だったためか、あるいは日曜日だったためかわからないが、店が閉まっていたこと。
前日はブルーベリーのかき氷にいろいろとトッピングをし、今度は抹茶のかき氷にレッドビーンズ、つまりあんこをトッピングして食べてみたかったが、それは叶わずにチェンマイに移動することになった。
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