日本人選手も移籍しているタイのサッカーのレベルはどうなのか?
イギリスと同じくプレミアリーグと名乗っているが、アジアの中で、また世界の中でどれほどの実力があるのか?
アジアでサッカーが強い国というと、日本と韓国、中国の三つが突出しているイメージがある。
それ以外にワールドカップの予選という意味でいえばアジアとオセアニアはセットになって同じ地域として扱われるので、オーストラリアあるいは中東も同じくくりになっており、イランやイラクといった国が強豪として名を上げている。
それに対して、東南アジアの国は軒並み弱く、残念ながら勝負にならないイメージがあった。
実際、私がマレーシアに住んでいるときは、マレーシアはかなりサッカー熱はあるものの、どういうわけかフットサルのほうが人気らしく、土地が余っているにもかかわらず、細かい足さばきが要求されるフットサルのほうが国民をあげての人気らしい。
残念ながらマレーシアはワールドカップに出られるような実力は持っていないので、サッカーの国際大会になるとなぜか日本代表を応援する人が多いという話も聞いたことがある。
なぜかというと、単純に親日家が多いこともあるが、ユニフォームの色も似ているから。
マレーシアのユニフォームも、日本の伝統のあの青に近い色なので、そういった意味でも親近感があったのかもしれない。
急成長するタイのプロリーグ
その一方、タイに関してはプレミアリーグというイギリスと同じ名前を関しているプロリーグがあって、従来のレベルから急成長していることで注目を浴びている。タイには日本人選手も一部移籍をしていて、例えば、元日本代表の茂庭選手や永里選手もタイでプレーすることが決まっている。
それ以外でも外国人選手としてオランダでプレーしていたカレンロバートがタイのプレミアリーグのスカンブリFCに加入することがすでに決定している。
参考:カレン・ロバート、タイリーグ挑戦が決定
タイのプロサッカーは意外に歴史があって、1996年に発足した。
東南アジアにおいてはトップクラスのレベルにあるという位置づけにあって、この数年で急速なスピードでレベルが上がっている。
その背景にはやはりタイの経済が急成長しているということがあって、かつてJリーグが日本の経済力を背景に優秀な外国人選手をがんがんとって急成長したように、タイでも同じようなことが起こっているのだと思う。
考えてみれば、日本でもジーコをはじめとして様々な有名選手がやってきた。
すでにピークを越えたあとの時期にやってきた選手が多いとはいえ、やはりプロリーグが発足したばかりの時期としては異例のことだった。
タイにおいては平均所得はまだまだ安いとはいえ、逆に価値観が多様していない部分もあるので、こういった国家を上げてのスポーツ観戦やメディア運営ができる強みもある。
恐らく、今後も数年にわたって急成長が続いていくのではないかと思う。
外国人選手にもメリットが
外国人にとっても魅力的なレベルの報酬がすでに用意できていて、なおかつタイは物価が安いので、そういった意味でいうと、世界の超一流選手ではないにしても、二流のプロぐらいであればどんどん集めることが出来る。日本と比較した場合でも、二部リーグであるJ2とくらべたらむしろタイのほうが報酬や生活水準も高いのではないかという話も出ているくらいなので、資金面においても潤沢なことがうかがえる。
逆に言えば、これはサッカーだけの話ではなくて、それだけタイの経済力が増してきて日本に迫ってきているというのが要因。
もちろん両国間の経済格差はまだまだ大きなものだし、Jリーグが低迷しているからこそこれだけ迫られているということがあるものの、これから5年、10年が経過して日本代表とタイ代表が戦う場合、今までのように軽く相手をするだけで勝てるようなチームではなくなっているのかもしれない。
ただこれは日本にとって悪いことではなく、むしろアジア予選のレベルが上がって、そこで激戦が繰り広げられることは強いチーム作りができるということ。
実際、南米やヨーロッパの国は毎回予選で必死の戦いをしているからこそ、その中でチームの連携や競争意識も芽生え、結果的に強い代表チームが出来ている。
日本代表が世界の強豪相手に互角以上に戦うという目的のためには、タイやマレーシアをはじめとした東南アジア各国のサッカーのレベルが向上することはむしろ歓迎すべき出来事。
もちろんアジア予選で敗退してしまえば元も子もないが、ワールドカップ本選で結果を残すためにはプラス要因なのだろう。
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