オーストリアのインスブルックへの行き方については、大きく分けて3つの方法がある。
1つ目が長距離バスで他の主要都市からアクセスする方法。
この場合の起点としては、ミュンヘン、ウィーン、ザルツブルグ等が有力。
2つ目の方法としては、同じく他の大きな町から鉄道で移動する方法。
ヨーロッパと言えば鉄道旅行が魅力的だが、インスブルックについてもこの方法で移動することができる。
3つ目は空路を使う方法で、日本からの直行便は出ていないので、ウィーン等を経由して飛行機を使うことになる。
私自身は今回の旅で、ミュンヘンからインスブルックにバス(Flixbus)で移動し、その後インスブルックからザルツブルクに鉄道で移動する行き方を選んだ。
これならバスと鉄道の両方の行き方を体験できるわけだが、結論としては圧倒的にバスの方が魅力が大きかった。
というのもザルツブルグへの移動については、鉄道なので平坦な道を選びヨーロッパの他の地方とあまり変わらない光景が続く。
それに対してミュンヘンからインスブルックへのバスでのアクセスについては、山を越えて高い位置からチロル地方を一望でき、その魅力を存分に味わうことができた。
ミュンヘンのバスターミナル
Flixbusの車内
道中の車窓の風景
インスブルックと言えば旧市街も魅力の1つではあるものの、黄金の小屋根とか、アンブラス城だけなら凡庸な街でしかない。
そのインスブルックを特殊な街たらしめているのは周辺のアルプス山脈であり、チロル地方の中心であるという事実。
そして、この魅力を味わうには高低差のある道を走るバスの方が最適だった。
なお、インスブルック市内から臨むアルプス山脈はこんな感じだった。
余談だが、車に酔いやすい私でも、ミュンヘンからの移動については気持ち悪くなることがなかった。
そんなわけで、ミュンヘンからインスブルックの行き方としてはバスを強くお勧めしたい。
ただし、ザルツブルクへの移動についてはバスだと4時間ほどかかる。
これに対して鉄道を使うと1時間40分ほどなので、あまり時間に余裕のない旅であれば、鉄道で時間を短縮し、インスブルックから郊外にツアー等を使って出るほうが効率的だろう。
この辺りは利用できる時間との兼ね合いを見ながら決めて頂ければと思う。
ミュンヘンからのアクセスについては、バスでも鉄道でも大して所要時間に差はなかった。
なお、オーストリア料理だと有名なウィンナーシュニッツェル(ウィーン風カツレツ)の他にも、フリターテンスッぺというスープやターフェルシュピッツという牛肉料理、サワークリームや生クリームが入ったポテトスープのシュトースッペが美味しかった。
こうした食の面でも、インスブルックでの滞在は幸せな時間を過ごせた。
また、どういうわけか泊まったすべてのホテルにサウナが付いており、一日の疲れを汗と共に流すことができたのも嬉しかった。
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