香港でホテルのカードキーを紛失。弁償しようとしたら・・・

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香港の尖沙咀と佐敦駅の間ぐらいにあるベストウェスタンホテルに宿泊をしていたが、シャンハイ料理の店、小南国で夜景を見ながら会食をした後に、ホテルのすぐ近くまで来て違和感を感じた。

ポケットに入れておいたはずのカードキーがどうも見当たらない。

紛失の予感を疑いつつ、かばんの中もがさごそ漁ってみたが、どうもそれらしいものがない。

こんなときに限ってかばんの中に色々な物が入っていて、セブを出る前に空港で受け取ったトラブルタックスの領収書とか、空港使用税の領収書とか、出国税の書類とかそういった関係のない紙が次々に出てきて、どこかにまぎれているような雰囲気があったが、どうもかばんの中にはカードキーが存在しないという結論に至った。


考えられることは2つで、1つ目はどこかで落としたということ。

この紛失の可能性が最有力だろう。

そしてもう1つは、そもそも部屋に置き忘れてきたことだったが、どうやら前者らしいという事でひとまず来た道を戻って探すことにした。

この日はセブから香港への移動もあったため、それなりに疲れていたし、ディナーの前にシャワーも浴びていたので、シャワーで軽く汗を流したらすぐに眠ろうかと思っていたのだが、どうやらそうもいかなくなってしまった。

ポケットから落ちたということになると、普通に立っていた時というよりは、座ったときである可能性が高いので、それらしい場所を一通り探してみたが見当たらない。

最後にディナーを食べたレストランからはだいぶ離れてしまっていたので、そこまで戻って直に聞いてみるか、ホテルから電話をかけるかやや迷った。

とは言え、このまま道を引き返したところで、尖沙咀からの地下道を歩いている人の通行量を考えると、無事にカードキーがそのまま落ちてるとも思えず、レストランの中に落としてきたのだとすれば電話でも事足りるので、一旦先にホテルに行くことにした。

フロントで事情を説明して、食事をした小南国というレストランに電話をしてみると、私の片言の英語力では多少意思疎通に不便があったものの、どうにか事情は理解してもらえたようだが、結局見つからないと言う返答だった。


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カードキーの発見をあきらめた

ここまできたらカードキーの発見は諦めて、弁償しようという事になったのだが、フロントでその旨を伝えると、すぐに新しいカードキーを用意してくれて、弁償分の支払いは今した方が良いか、チェックアウトの時の方が良いかと聞いたら、必要ないという事だった。

これまで私自身もホテルで鍵をなくした事がなかったので、他のホテルの対応がどうなのかは分からないが、一部のホテルではカードを紛失した場合のペナルティとしての費用が掲示されている。

しかし、香港のベストウェスタンホテルではそういったものはないらしい。

その対応に感謝しながら17階の部屋に上がり、新しくもらったカードキーでドアを開けてみると、やはり室内のカードの差込口(電気をつけるためのもの)にカードキーはなかった。

カードキーを発見

シャワーを軽く浴びてベッドで寝ようかと思っていたら、差込口とはまったく別の場所にカードキーがそのまま残されていることに気づいた。

なぜかクローゼットに置いてある。

どうやら落としたのではなく、最初から部屋に置き忘れてきてしまったらしい。

これはさすがにレアな凡ミスだった。

ホテルやレストランを巻き込んで、何をしているんだ・・・。


そんなわけで、翌日の朝に新しくもらったカードキーをホテルのフロントに返しに行ったが、すでにフロントのスタッフの人が変わっていて、いまいち状況が飲み込めないと言う様子でキョトンとされてしまったが、とりあえずは受け取ってはもらえた。

そしてチェックインの際にもらったカードキーで部屋に入ろうとしたら、そちらはすでにロックされていて、仮にそれを拾った第三者が扉を開けようとしてもそうはできないようになっていた。

このあたりは警備体制もしっかりしている模様だが、考えてみるとそのくらいのことは部屋を出た段階で気づきそうなものだし、古い方のカードキーを渡したらよかった。

結果、わざわざフロントまで往復する手間が増えることになってしまった。

少なくとも新旧二つのカードがあるのだから、部屋を出た段階で両方とも部屋のドアに差し込んでみて、問題なく鍵が開くかどうかチェックするぐらいの気が利いても良かったような気はするし、何も考えずに新しいカードの方を返却してしまったのは失敗だった。

ということで、再びフロントまで戻り、最初のキーをもう一度アクティベートしてもらってから部屋に戻ることになった。


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