香港は食事がまずい街?味覚が合うかの決め手について

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香港のレストラン

旅行の感想として、
香港は食事がまずかったという話を聞くことがある。

一方では美食の都とも呼ばれており、
飲茶や上海蟹、米線をはじめとしたグルメを楽しみに
繰り返し訪れる人もいる。

食べ物が美味しいという人もまずいという人もいるが、
この理由はなぜなのか?

もちろん最終的には味覚の違いだが、
香港の食事が合うか合わないかは傾向がある。

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台湾料理は日本寄り、では香港は?

台湾は香港と食事も街のイメージも似ているが、
実はかなり傾向が異なる。

私自身は現在台湾に住んでいるが、
以前はマレーシアとフィリピンで暮らした。

その経験を通してみると、
台湾料理は日本の味付けに近い傾向にある。

台湾もグルメと日本からの近さ、
そして九份等の観光地が魅力だが、
マンゴーかき氷のようなスイーツは別として、
基本的に食べ物の味付けが日本より。

たとえば、魯肉飯や担仔麺、菜脯蛋等を食べても
日本人の味覚に違和感なく溶け込める。

台湾料理

特に米が日本米と同じ種類なので、
海外で炊いた米を美味しく食べられるレアな国。

一方、香港の食べ物は東南アジアに味付けが近い。

フィリピンやタイよりは特にマレーシアに似ている。

そのため、良くも悪くも癖のある味付けとなっており、
飲茶にしても好き嫌いが分かれやすい。

言い換えると、マレーシアや東南アジアの料理が好きなら
香港での食事は美味しく食べられる可能性が高い。

逆もまたしかりで、
東南アジアで食べ物に困った経験があるなら
香港でも現地料理がまずいと感じやすいだろう。

香港の和食事情

世界的に見ても香港は和食が充実した街であり、
個人で経営しているこだわりの店から
ゴーゴーカレー、大戸屋、元気寿司、吉野家、
和民、新宿さぼてん、牛角、モスバーガー等の
チェーンまで進出している。

また、イタリアンやメキシコ料理等も充実しているため、
合わないのに無理に香港料理を食べる必要はない。

グルメの街だけあって、食べ物の選択肢は広い。

中華以外を食べたくて土地勘がないのなら、
セントラルのIFCモールのようなショッピングモールは
イタリアン等の店を見つけやすい。

たとえば、こちらはIsola Bar & Grill。
ピザ

セントラルから九龍側を見渡せる店で、
眺望も味も良かった。

接客はいまいちだったが、
ロケーションの良さは価値が高い。

あるいはSOHOやランカイフォンも
街中で中華料理以外のレストランが見つかりやすい。

逆に九龍の尖沙咀のあたりは
ローカルな店が多い傾向にある。

ネイザンロードのビルの中には
イタリアン等の店も多いが、
土地勘がないと多少見つけづらいところがある。

個人的には台湾の方が味覚は合っていて、
しかも香港の半額程度で食べられるので
食事面では台湾が気に入っている。

それでも毎年香港に行くのは投資の情報収集が目的で、
その時はイタリアンや和食を食べることも多い。

先日の食事会では、
九龍側にある小南京という店だったが、
セントラル側の夜景が見られるのが売りの店。

焼豚とエビ

フカヒレや上海蟹も食べてきたが、
なかなか美味だった。

香港では毎夜シンフォニー・オブ・ライツという
レーザーで夜景を演出する大規模なショーが行われる。

こちらは夜8時から。

そのため、小南京のように
店内からシンフォニー・オブ・ライツを眺められる店は
その意味でも価値が高い。

ちょうど、先程のIFCモールのIsolaとは
向かい合ってお互いを眺め合うような位置関係。

セントラルから九龍を眺めるか、
九龍からセントラルに臨むかの違い。

ただし、夜景に背を向ける形で円卓を囲んでいると、
いつの間にかショーが終わっていることも。

背後が多少光っていても、
会話をしていると意外に気づかないものらしい。

海外の和食のレベルで言えば、
質や店の数、種類の面で世界トップクラス。

他にも台北やバンコクが同等のレベルだが、
料金はやはり和食に絞っても香港は高め。

逆にバンコクがコスト面では優位性がある。

これはテナント代を考えても納得できる。

香港の高い賃料を考えれば、
それが価格に転嫁されるのはやむをえない。

また、手早く済ませたい時には
ローカル料理の店にも入るが、
チャーハンは香港の方が美味しい気がしている。

チャーハン

というのも、使っている米の性質の関係で、
台湾のもちもちした米をチャーハンに使うと
作り手によってベチャベチャになってしまう。

土曜日の昼食に料理下手なお母さんが子供に作ったような
ひどいチャーハンが出てくることも。

香港の米はタイ米に近くてパサパサしているため、
チャーハンにすると当たり外れが少ない。

逆に言えば、
炊いた時の味はいまいちということでもあるが。

香港の物価は継続的に上昇

それにしても、
香港で食事をしているとこの5年ほどで
物価がどんどん高騰しているのを如実に感じる。

この傾向は止まる様子がないし、
当面継続していくのだろう。

以前はホテル代だけが旅費の中でも突出して高く、
市内の交通費や食費は安いイメージだったが、
最近は食事がそこまでコストがかからない街ではなくなった。

結果的に、費用対効果は悪くなり、
一方でサービス水準が上がっているわけでもなく、
少々使いづらい街になってきたという印象も否めない。



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