オーストラリアの治安状況を主要3都市で現地調査

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今後の移住の可能性も視野に入れつつ、
オーストラリアの治安や生活環境、物価等を調べてきた。

最初にケアンズに飛び、
そこからシドニー、メルボルンと3つの都市を回る形で。

視察を終了すると、
今度はクアラルンプールを経由してジャカルタへ。

珍しく長距離移動をこなす日々となった。

それはそうと、
オーストラリアの治安状況について。

それぞれの街によって事情が異なるので、
まずはケアンズから。

こちらは観光客を相手にのどかに暮らしている感じがしたが、
中心部からちょっと離れただけで人通りが激減。

車以外がろくに通らなくなる。

そういった場所で狙われることがあるという話を聞いた。

観光客を狙う手口としては、
妥当なところだろう。

また、家にいても強盗が入ることもあるらしい。

基本的には平和そうな雰囲気だし、
治安が悪いわけではないと思う。

ただ、アボリジニーらしい人が
夜にあまり人気のない道で10人ほど集まり、
無言で道端に座り込んでいたり、
不穏な空気がなかったわけでもない。

観光客として観光地に行っていると、
ケアンズはホスピタリティを感じる街だったが、
そこから外れている人たちがいるのも当然事実。

そうした人達が遊びに来ている観光客に敵意を持っても、
何の不自然さもないだろう。

職もない人の前で、気楽そうに遊んでいるのだから。

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シドニーは?



シドニーについては治安が良さそうだった。

オーストラリアの中でも大きな都市であり、
夜中でも人通りは多い。

夜10時頃にハイドパークを歩いていたら、
同じ動物を見ていたおばさんが気楽に話しかけてくるほど。

さすがに治安の悪い街なら、
向こうも無言で足早に去っていくところだろう。

シドニーは危険な兆候というものが特になかった。

夜も歩き回っていたが、
別に不安を感じるようなこともない。

むしろ地図を見ていると、
助けが必要かと声をかけてくれる人も多い。

大きな公園がいくつもあって自然も豊かだし、
今後移住してみたい街の1つになった。

メルボルンは安全か?



最後はメルボルンだが、
こちらは大声を出している男を何人か見かけた。

まったく別の場所での話なので、
たまたまそういう集団に遭遇したわけではない。

よく通る声の持ち主が多かったこともあり、
何事かと思ったが悪ふざけだったらしい。

特に治安が悪いというほどではないが、
あまり気持ちのいいものではなかった。

メルボルンは街の規模も小さく、
シドニー程の魅力は感じられなかった。

総合的に見ても、
オーストラリアの治安状況は世界の中でもいい方。

ただし、日本に比べれば悪いし、
他に考えておかなくてはいけないこともある。

それは体格差で、
実際に現地に来るといかに日本人と体付きが違うのか、
まざまざと思い知らされる。

同じ暴行事件であっても、
あの筋骨隆々のたくましい体の持ち主が加害者なのと、
日本人の中でも中肉中背の人とでは意味が違う。

世界的に見ると日本人の体は小さいので、
この点はどうしても不利になる。

トラブルの火種が起こった時、
肩身の狭い思いをすることは覚悟しておく必要があるだろう。

メルボルンからジャカルタに来て、
やはりオーストラリアは治安が良かったと感じる。

こちらでは空港を出た途端、
タクシー会社の名前を出しながら公然と
一般人が呼び込みをしている。

これは今に始まったことではなく、
2年前にも同じ光景を目にした。

こうした無法地帯のような状態を
オーストラリアでは見なかった。

交通も整備されているので、
ジャカルタのように歩道をバイクが頻繁に走ったりもしていない。

やはり新興国とは違う落ち着いた環境であることを
現地に行ってみて改めて感じた。


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