インドネシアのジャカルタは東南アジアの首都の中でも一歩出遅れている

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インドネシアは国内に2億人を超える世界トップクラスの人口を抱えながらも、まだまだ経済発展が進んでいないイメージがある。

同じ東南アジアの新興国の首都のマニラやバンコク、クアラルンプールは、多くの日本人が思っているより発展していて、一流のショッピングモールに関しては先進国と全く変わらないだけの品揃えと施設の豪華さであったりする。

ジャカルタも部分的に豪華なコンドミニアムやショッピングモールを見かけることがあるので、思っていた以上に発展しているのではないかと感じたこともあったが、いくつかのショッピングモールを見てみたり、あるいは複数のエリアを視察していたりすると、やはりいまいち発展していないというのが率直な感想。



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ジャカルタのショッピングモールを見てみると


例えば、今泊まっているブロックMという地区にはプラザブロックMやブロックMスクエアがあるが、こちらは両方とも寂れている。

ブロックMスクエアはローカル向けのかなり安い服やアクセサリーを売っている店で、そもそもショッピングモールといっても外国人向けのものではない。

これに対してプラザブロックMに関して言うと、外見はそれなりにきれいに出来ているものの、中に入ってみると閑散としているし、ローカル色の強い店構えになっていて、お世辞にも先進国と張り合えるとか、マニラのグリーンベルトやクアラルンプールのパビリオンと同格と言える代物ではない。

もちろんジャカルタの中にも、もっと発展しているショッピングモールがあるにしても、平均値を見た時にまだまだ発展の程度が、マレーシアやフィリピン等と比べると落ちる印象を受けた。

こういったことは一回来たくらいでは見落としてしまうこともあるし、実際私も二回目の訪問でジャカルタについてはだいぶイメージが変わってきた。

そしてその方向性というのが、基本的に悪い方向というか、思ったよりも未発展であるという方向に変わってきている。

本来であれば2年経っているので、その間に成長していることもあるはずだが、同じエリアに行ってみるとほとんど風景が変わっていなかったり、あるいは空港の前での白タクの不正な客引きも全く正されていない。

そういったところを見ると、急成長を遂げているというのが本当であるのかどうか、若干疑問に思ってしまうところもある。

生活の基盤となるインフラが弱いので、それもまた発展のスピードを遅らせている原因らしい。



インフラの弱さ


例えばローソンが現地で苦戦している要因の一つとして、思っているような物流システムを構築出来ていないという話がある。

日本であれば一日に3回、POSシステムと連動した物流を利用することによって、商品の実際の在庫と補充量を出来るだけ誤差を少なくする試みがあるが、ジャカルタの場合、物流の時間が読めないために、そういったことが全く出来ないらしい。

こういった要素によってますます発展が遅れてしまうとすれば、それは非常に残念なこと。
なお、ジャカルタの治安は決して良好とはいえず、この面でも東南アジアの中においても相対的に移住のための条件が悪いと言わざるをえない。


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