結局フィリピンに引き戻される運命なのか

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去年の3月にマカティ生活を終了して、フィリピンを出国した。

HSBCフィリピンの不手際によって、クオータービザの手続きが滞り、本来出国する予定だった日が先延ばしになるというトラブルはあったが、その後、一旦フィリピンでの暮らしは中断されることになった。

特にマニラに戻る予定もなく、かといって絶対にマニラにはもう住まないという決意があるわけでもなく、フラットな状態に戻っただけだったが、約1年が経って投資の視察をしに来たら、パングラオ島が気に入ってしまい、1ヶ月以上滞在することになった。

さらに、昨年の年末にもセブに1ヶ月以上滞在していたので、結局フィリピンに戻ってきている。

どちらもホテル暮らしであって、コンドミニアムを借りているわけではないし、自宅を所有しているわけではない。

しかしながら、マクタン島のプレビルドのコンドミニアムも購入しているので、そちらが完成すれば本来は賃貸に回す予定だったが、一時的に自分が住むことを考えてもいいと思っている。

以前であれば、家賃収入を得ながら値上がりを待って、適当なタイミングで売却益を得て売り抜くことを考えていたが、極端な話、売却するまでの間は自分の自宅用にしてもいい。

その上で、イグジットとしては数年間保有してからの売却というパターンでも、それはそれでありかと思っている。

実際問題として、何年も同じ家に住むということをあまり考えていないので、数ヶ月程度の単位で住む線が濃厚。

自分の所有する物件の場合であれば、1年契約という縛りがないので、出ていきたいタイミングで部屋を賃貸に回すことができる。

あるいは、賃貸付けを業者に頼んでおいて、実際に部屋を借りる人が現れた段階で自分は出ていって、その後クリーニングをしてもらう手もある。



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投資を人生の一部として調和させる

以前であれば、あくまでも投資は投資というスタンスを取っていたが、最近はそこら辺の頑なさは意味がないと感じるようになったし、どんな状況になっても柔軟に対応する事の方が、価値がある。

もちろん最初から方針がブレブレなのは論外だし、初期に持っていた計画を変更するには、それなりの根拠や決意は必要。

いつの間にかグダグダになって、当初のプランを台無しにしてしまったのでは全く意味がないし、特に感情が揺れるような場面においては、そういった曖昧さを排除しないと、気持ちに振り回されて冷静な判断ができなくなってしまう。

しかしながら、正しい前提を踏まえるのであれば、あえて計画を変更するのも一つの修行になるだろうし、結果的に自分の資産価値を最大化することにも繋がっていく。

こう考えてみると、クオータービザを取得することができて、もう何年でも滞在し続けることができるフィリピンは、私にとって強力なパートナーとなっている。

セブ島やパングラオ島の活用の仕方についても、それぞれに1ヶ月以上滞在して、色々と練ることができた。

セブについては、タリサイやリロアンのような、あまり日本人に馴染みがないところについても、セブ在住の方から利用法を得ることができて、そういったアドバイスも後押しになっている。

リタイアメントビザを持っているマレーシアについては、もはや移住先としての価値は低いと思っているし、今後住む場所としては、有力候補にはなっていない。

それに対しフィリピンは、今後も縁が切れることなく、色々と関わりが続いて行きそうな予感がする。


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