こちらでの定番ビールはサンミゲルピルセンかサンミゲルライトで、多くの店で瓶のまま出てくる。
一部は缶で出てくる事もあるが、どちらにしても特別感が無く、なんだかやっつけ仕事のような印象すら受けてしまう。
マニラにいる頃にはリトル東京にある里雄禅という店に生ビールがあって、こちらも和食レストランなのでキリンとかアサヒとかサッポロといった日本の生ビールを仕入れているのかと思って聞いてみたら、サンミゲルという回答だった。
ちなみに、英語では生ビールをDraft Beerと表記する。
これにはマニラ駐在歴10年以上の友人も驚いていて、サンミゲルに生ビールがあるというのは初耳だった模様。
マカティ生活を終えてセブシティでの生活を始めてからは、残念ながら今日に至るまで生ビールを出す店と遭遇することはなかったのだが、本日立て続けに2軒日本食レストランで生ビールを飲めるところを見つけた。
まず1つ目はJセンターのすぐ近くにある居酒屋呑ん気で、こちらは80ペソで生ビールを飲める。
そこから徒歩圏内にある、串焼き筑前屋という店でも90ペソで生ビールを飲める事が判明。
これがサンミゲルなのか、それとも日本系のビールなのかは不明だが、随分と嬉しい事実だった。
しかしながらよく考えてみると、セブでの暮らしももう終わりという段階になってから1日の内に2軒も見つかるのも皮肉な話。
ちなみにフィリピンは最近ワインも作っているらしく、スパークリングワインも含めてスーパーにも並んでいた。
一度スパークリングワインを飲んでみたが、フィリピン産の物は甘みが強すぎてまだまだ本格的な物として飲むには厳しいという印象。
それ以外にはワインは各国から入って来ていて、アヤラセンターのメトロと言う大型スーパーの場合には、スペイン産やチリ産、カリフォルニア産、イタリア産等の物が置いてあった。
フィリピンで売られているワインの特徴を挙げるのであれば、コルク製の物ではなくてスクリューキャップがほとんどだと言う事。
個人的にはお酒が弱いのでワインを1本買っても、1日ではとても飲みきる事が出来ないのでスクリューキャップの方が実用性という意味では明らかに優れている。
もちろん専用のポンプや窒素ガスを使えばより良い状態で保存できるが、数ヶ月のセブ生活の中でワインを飲む回数も限られているので、そこまで本格的な対策は講じなかったので、スクリューキャップは重宝した。
しかしながら、やはりコルクの方が、雰囲気があって何となく美味しそうなイメージはするのでそこら辺については一長一短。
どちらにしても、フィリピンで飲むワインにそこまで本格的なムードは求めないので、自宅で4日くらい掛けて無理をせずに白ワインを楽しむには中々助かった。
他にも南国の雰囲気を醸し出している町なので、ロングアイランドアイスティーとか、レッドライオンとか、ミモザとか、ブラッディーブルーとか、様々なカクテルを飲んだが、どれも一流とまでは言わないまでも、それなりに美味しかったので十分に満足のいくものだった。
和食レストランがあるので日本酒や焼酎も飲めるようだが、それについては、私は詳しくないので何とも言えない。
日本人向けのカラオケでは焼酎飲み放題というところもあるようなので、そういったところを利用している焼酎好きの人もいると聞いた。
なんにせよ、外国人がそれなりに満足が出来るレベルに達しているというのは、フィリピンを移住先として考える上で前提としていいだろう。
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