スペイン・バルセロナへの移住に興味があるのは、特殊な条件があるから



スペインの中でも、バルセロナは移住先として魅力的な街。

正直なところ、マドリッドには2度目の訪問で本腰を入れて下見をした結果、住みたいと全く思わなかったし、現地の人の働き方をみていると、下手をするとタイやフィリピンやマレーシアといった東南アジア以下という印象すら受けた。

まともなサービスを受ける事自体難しいし、あまりにもだらしなさすぎて、こんな国では暮らしたくないというのが率直な印象。

あまりにも意識が低い人たちを見ていると、こちらのモチベーションまで下がるので、そういった悪影響を受けないためにもマドリッドは移住先の候補から以前に外した。

しかしながら、バルセロナまで同じスペインというだけで候補から外れるかというと、そんなことはない。


そもそもスぺインはヨーロッパのなかでも、イタリアと並んで地域ごとの特色が強く、国としての一体感がないことが頻繁に指摘される。

例えばサッカーのワールドカップにおいて、スペインはサッカー強豪国であり、世界最高峰のリーグであるリーガ・エスパニョーラを擁しながらもワールドカップの優勝経験がないが、その理由のひとつが、国としてまとまることができないことだと指摘される。

事実、バルセロナを含めたカタルーニャ地方は以前から独立の機運が強く、スペインは決して同一性の強い国ではない。

他にもバスク地方も独立志向が強い地域として知られ、ブレグジットの影響でさらに独立への情熱が燃えないかを不安視されてもいた。


この地方ごとの特色の強さと一体感の欠如は、以前にマドリッド、コルドバ、グラナダ、バレンシア、バルセロナ等を周遊した際にも感じたこと。

もしバルセロナに移住することができれば、こういった独立志向の強い地域での空気感を、時間をかけて生で感じることができる。

以前に旅行で訪れた時には、アントニオ・ガウディが残したグエル公園とか、カサ・ミラとか、カサ・バトリョといった建築物を観て回ったり、ひととおりの観光はしたものの、街の息吹のようなものは長期滞在をしてみないとわからない部分も多々ある。

そういった意味では、この街に移住をしてみるというのは、今後の世界を考えるうえでも、非常に有力な材料となるのではないかと思う。

ヨーロッパだと、北アイルランドやスコットランドが独立への運動が強く、特にここ最近は、スコットランドとスペインのカタルーニャがその傾向を顕著にみせている。

そんなこともあり、バルセロナには他の街にはない魅力を感じている。

幸いなことに内戦状態ではないので、治安が極端に悪いわけではなく、命がけで住まなければいけないということもないので、その点もありがたいところ。

ヨーロッパ以外の地域での独立運動をみていると、銃弾が飛び交うようなことも少なくないので、さすがにそういったところに身を置いて暮らすのは私の本意ではない。

国際ジャーナリストでも戦場カメラマンでもないので、そういった危険を冒す気はさらさらない。

あくまでも住環境として優れていている街で、なおかつ独立への機運についての理解を深められるというのがバルセロナの面白いところ。

世界が向かっている方向性の1つとして、分裂、独立への指向は無視できない。

それは日本で暮らしてきた時期はもちろん、マレーシアやフィリピンに住んだ時期にも体感したことのない潮流。

バルセロナに移住するなら、世界の流れの中で無視できず、一方でいまいちつかみづらい感覚を得ることができる。


文化的に見ても、バルセロナを州都とするカタルーニャではシエスタの習慣を撤廃する運動もあり、伝統的なスペインの文化にも疑問を投げかけている。

これには独立を目指す上で、EUよりの労働環境にしたほうが評価が上がるという計算も働いているのだろう。

いわゆる情熱的なスペイン人のイメージは南側の地域の特色で、バルセロナのような北側の地域は勤勉な性格で、経済的にも裕福な傾向にある。


安全面で考えると、治安が良い街とはいい難いが、悪くはない。

むしろパリやミュンヘン、ロンドン等のヨーロッパの主要都市が軒並み治安悪化に悩まされているのを見ると、まだましな方に思える。

天災も少なく、地震の頻度も低い。


それ以外にも基本的な街の魅力というのは兼ね備えているし、レストランへ行ってもSepia a la planchaやPatatas bravas等、食事もとてもおいしかった。

さらに近年は、バルセロナの食のレベルはどんどん上がっているということで注目されているが、一方で物価や生活費はどうかというと、ヨーロッパの中ではかなり安め、スペインの中では高い傾向があるものの、それでも十分に問題のないレベル。

スペインにはレシピをオープンソース化し、美食の街として知られるサン・セバスティアンもある。

元々スペインはアヒージョやパエリア、スペイン風オムレツ、パタタス・ブラバス等美味しい料理を生み出してきた国だが、近年でもグルメ界での活躍が目立っている。

ただし、バルセロナに移住する場合には、少々厄介なハードルもある。


ビザは変則技を使う方法も


スペインでビザをとるというと、投資永住権が一時期注目された。

こちらは50万ユーロの不動産を購入することによって、投資永住券を発行してもらうという方法だが、日本円にすると7000万円以上になり、それを3年以上は保有しなくてはいけない。

しかも土地勘のないスペインで、下手に不動産投資をして大きな損失を出さない保障などあるわけもなく、そもそも不動産投資としての性質を持つので、まずは市場理解から始める必要があり、相当手間がかかる。

そのうえ50万ユーロの費用が掛かることを考えてみると、なかなか割に合わないのではないかというのが率直なところ。

ちなみにこのような制度は、ほかにもポルトガルやギリシャ、ラトビア等が用意していて、金額的にはラトビアの地方の不動産を買った場合の7万ユーロが安いが、ますます日本人にとっては縁遠い国で、市場環境や立地以前にその国の状態を理解するところからスタートしなければいけない。

一方でハンガリーの場合は、5年物の特別国債を購入することで永住権を得られるが、こちらの金額はスペインの50万ユーロの半分、即ち25万ユーロ。

そしてスペインはシェンゲン協定に入っているので、同じシェンゲン圏の国であれば、ビザなしで行き来ができる。

ということは、例えばハンガリーで投資永住権をとり、それを持ってスペインまでやってきてバルセロナに移住するということも考えられるし、あるいはフリーランスビザが緩い条件でとれるドイツでビザを取得するという方法も考えられる。

ヨーロッパの場合、真正面からその国のビザを取るという以外にも、こういった方法が使える場合もあるので、少々変則的な方法ではあるが、選択肢としては認識しておきたい。

そして、この方法のいいところは、例えばバルセロナに移住したあと、他の国に住みたいと思ったときに、スムーズに移行できるということ。

例えば、次にパリに移住したいとか、ベルリンに住みたいと思った場合には、新しいビザをとりなおす必要がなくなる。

この点については、他の地域にはみられない、シェンゲン圏特有の便利さということになる。 

仮にバルセロナに移住するとしても、一生そこで暮らすわけではなくて、基本的には1年とか、長くても2年程度を見込んでいるので、その後も移動しやすいというのは非常に大きな強みとなる。

ヨーロッパには住んでみたい街がいくつもあるので、この点は早くクリアしたい。


スペインで他に移住候補はあるか?


マドリッドがすでに住む場所としての候補から外れたことは前述のとおりだが、他には興味がある街はあるのかと言われると、バレンシアが比較的有力。

それ以外ならセゴビアだろうか。

コルドバやグラナダのようなアンダルシア地方は、1年単位で住むには退屈な印象があり、旅行をするには素晴らしいのだが、暮らすとなると3ヶ月ですら長い気さえした。

しかもアンダルシアは南スペインに位置し、夏の最高気温が40度を越える日もあるほどの猛暑の地域。

特にセビリアはその傾向が強く、冬は寒くて夏は激しい暑さにさらされる。


グラナダはアルハンブラ宮殿で有名な街で、年末年始を過ごしたことがある。

特にカウントダウンのイベントで盛り上がることもなく、むしろ元日も街から人の姿が激減するだけだった。

あの静かさは魅力でもあるが、グラナダはあえてヨーロッパ内で住むことを考えた時に真っ先に選ぶ街ではないという印象。

バレンシアも捨てがたい選択肢ではあるが、やはりバルセロナに比べると優位性は見出しづらい。

ちなみに、セビリアは春祭り、バレンシアは火祭りでも有名で、これらはスペインの三大祭りと呼ばれる(残り1つはパンプローナの牛追い祭り)。


セゴビアが良いのは、マドリッドの郊外に位置している古都で、普段は静かにセゴビアで暮らしながら、用があれば日帰りでマドリッドまで買い物や食事に出ることが可能なところ。

とは言え、これもバルセロナの利便性に勝る要素ではなく、やはりバルセロナがスペインの中で移住先として最有力候補ということになる。



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