そうしたテーマに興味のある人から連絡をもらうことが多い。
そのため、時期によって
興味のある人が多い国が変わっていき、
トレンドを感じることがある。
去年で言えば、
テレビでGacktによるマレーシアの紹介が行われた後は
如実にそれを見たと思われる人からの連絡が増えた。
やはり芸能人がマレーシアに住んでいるというのは
それだけ興味深く感じる人が多いのだろう。
しかも、それがパリでもニューヨークでもなく、
クアラルンプールだったというのは、
それだけ新鮮味もある。
最近だと、インドネシア移住を考えている人から
メールをもらうことが増えてきた。
もっとも、首都ジャカルタに住みたいと語る人は少なく、
大半はバリへの引っ越しを考えている人。
そう言えば、
先日マニラで会った男性は、
数日前までインドネシアのロンボック島で過ごしていたらしく、
冬の大阪に住んでいるとは思えないほど日焼けしていた。
バリと言えば、
元々アジアの中でも有名なビーチリゾートの1つだが、
近年は悪い面も取り沙汰されることが増えている。
たとえば、海にプラスチックの袋等のゴミが多いこと。
これはビーチリゾートには致命的な問題。
また、交通渋滞が年々ひどくなっていることも
バリの生活や観光を不便にしている要因。
本来なら十字路が効率的な場面でも、
現地の風習を優先して三叉路にしているため、
交通が円滑に進んでいない。
観光客の過剰な流入によって
本来の魅力が失われることは少なくないし、
バルセロナ等では住民の間でこうしたことが
問題視され、時に観光客が敵視されることもある。
バリの住民にとっても、
ある部分では迷惑な話だろう。
もっとも、観光が主要産業の土地なので、
外国人が近づかなくなっても困るのだろうが。
ただし、バリの移住人気が高まっても、
インドネシアが日本人にとって住みやすい国であることを
そのまま表すわけではない。
というのも、
バリは決してインドネシアの標準ではないので。
インドネシアと言えば、
世界でも人口ベースで最大のイスラムの国。
もちろん、首都ジャカルタも例外ではない。
一方、バリは言えば、
ヒンドゥー教が主流の街となっている。
そのため、飲酒に対する抵抗感もなく、
観光客にとっては羽目を外しやすい環境。
ガルンガンのようなヒンドゥー系の行事も
バリでは盛大に行われている。
こうした特殊性のある土地なので、
バリをインドネシアの象徴として考えるのは、
少々無理のあるところだろう。
もちろん独立国家ではないにしても、
バリはインドネシアにおいて
少々特異な立ち位置のエリアであることを、
移住先として検討する際には念頭に置いておきたいところ。
個人的には、
交通の問題は早期解決が困難などころか、
5年単位では悪化の一途をたどりそうな上、
10年単位で見ても大きな期待は抱けない。
となると、
かなり狭い地域に引きこもって暮らすのでないかぎり、
この点がネックになってしまう感は否めない。
また、東南アジアを地図で見ても、
バリは近くに主要都市が少なく、
気軽に周辺への旅行に行きづらいのも弱点。
この点はセブやプーケットに比べ、
条件として見劣りする。
逆に言えば、
バリからも出ず、
住んでいるエリアからも出ないのであれば
考慮に値するとは思うが。
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