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ベルギー・ブリュッセルでの移住生活を避けた理由


ブリュッセル

初めてベルギーの首都、ブリュッセルを訪れたのは9年ほど前だが、当時は移住したいと思うほどこの街を気に入った。

グラン=プラスという大広場をはじめとして街並みは美しく、王立美術館もその雰囲気が気に入って何時間も見とれてしまった。

さらにいえば、ブリュッセル以外にもブルージュとか、アントワープとか、そういった都市への移住も興味がある。

幸いなことに、大都市に住まなければ仕事に支障が出るわけでもないので、日常生活が不便でなければ地方都市でもかまわない。

実際、これまで海外だと4ヶ国で暮らしてきたが、そのうちの半分は首都以外の街。

ベルギーに移住するにしても、地方に住むという選択肢は十分にありえる。


面積では小さな国の中に12の世界遺産を持つだけあって、見どころも多い。

ベギン会修道院群、ブルッヘ歴史地区、プランタン=モレトゥスの家屋群等はもちろん、陸続きの隣国であるオランダやフランス、ドイツにも気軽に足を運べる。

ショートトリップを楽しむ環境として、申し分ない。


食の面でも、ベルギーはビールやチョコレートが有名だが、他にもフィレ・アメリカンやカルボナード・フラマンド、クロケット・オー・クルヴェット等の美味しい料理がたくさんあるし、もちろん近隣諸国の料理も楽しめる。

移住後の日常生活の中で食事は軽視できないとマレーシア在住時に思い知らされたが、ベルギーはこの点で心配がない。


しかしながら、ベルギーはかなりリスクがある国なので、その点はよく考えておかなければいけない。

海外生活をスタートするに際しては憧れだけでは足りず、現実も見なければいけないので、プラス面とマイナス面を両方ともよく比較する必要がある。

ビザの条件を考えた場合、ベルギーで生活するとプラスに働く部分としては、5年間適法な滞在許可証、若しくは労働許可証を保有・維持することができればベルギーの永住権を取れるということ。

このベルギーの永住権というのは、正確にいうと永住用の滞在許可証となる。

5年毎に更新をする必要があるが、自由に就労することもできるし、とても強い権利となる。

永住権よりさらにワンランク上の市民権は少々ハードルが上がって、7年間の合法的な居住ということに加えて、もう一つ要件が必要となる。

というのは、この7年間の間にベルギーで子供が生まれなければいけない。

子どもさえ生まれればその子供が国籍を取得できるだけではなく、親もベルギーの市民権を取得できるということ。

ただし日本の場合は二重国籍を認めていないので、ベルギーの市民権、すなわち国籍を取得すると今度は日本の国籍を捨てなければいけないということになるので、市民権にはあまりメリットはないだろう。

どちらかというと永住権のほうが使い勝手がいい。

ベルギーに移住して生活をするのにも大きな支障がないことは、現地にも行って確認してきたが、あとは仕事やビザの部分が障害になる人が多いだろう。

個人的には現地で就労をするということはありえない。

今のまま仕事を続けつつ、幸いなことに場所にはとらわれない職業なのでブリュッセルに住みながら現在の仕事を続けるだけだが、そういった場合であれば自営用労働許可証というフリーランス用の労働許可が必要になる。

こちらはプロフェッショナルカードと表現されることもある。

90日以上の滞在の場合には、こういったビザがないと住み着くことはできない。


物価に関してはオランダよりもやや高いといわれるが、東南アジアでも一等地の生活費がどんどん上がってきているので、相対的に見ると、ベルギーの物価がさほど高いとも感じず、移住生活をしたところで金銭的な負担は決して大きくはないという印象を、現地を見て感じ取っている。


ただし、治安の面で問題も

モーレンベーク地区

ブリュッセルに移住して生活するとなると、そこでどうしても考えなければいけない問題として、安全なのかどうかという治安面の不安がある。

2016年にパリで起きた同時多発テロは世界に衝撃を駆け巡らせたが、この犯人の一部はすでにベルギーの適法な居住者であったり、あるいはベルギー出身だったりしたということが発表されている。

この一件だけであれば単なる偶然と片付けることもできるが、ブリュッセルを含めベルギーには多くの中東からの移民を受け入れており、その様子は街を歩いていてもよくわかる。

一部ではイスラム系の移民が多いことから、ベルギスタンの俗称で呼ばれることもあるほど。

治安の問題が日常生活に影響を与えるのは当然で、無視することはできない。


今後も世界の経済は多くの貧者を生み出すだろうし、そうなってくるとますます貧困層の不満は高まってくる。

そして多くの国において中東やアフリカからの移民は、もともとの現地に住んでいる人に比べて平均して所得が低いという現実がある。

そして、犯罪率が高いという残念な統計も。

そうした事情を考慮すると、ブリュッセルに移住することは治安面で不安を感じずにはいられない。

その理由の一つは移民自体が起こす犯罪であって、それに巻き込まれるということ。

これはテロのような大きな事件から、ただ単に鬱憤が溜まっている移民に襲われるといったことまで、かなり幅広くリスクを感じる。

そして二つ目は、そういった移民に対する元々のベルギー人の抱くマイナスの感情で、さすがに日本人である私が中東の人と間違われることはないだろうが、もっとざっくり外国人が憎いという感情に育ってしまった場合、何の関係もない日本人も排斥の対象にされる可能性がある。

そしてこういったことは日常生活の大部分においては無縁だが、一部の過激な人がいると、時々であっても罵声を浴びせられたりすることで、充分暮らしづらい印象を受けてしまう。

ヨーロッパや北米を旅していて、そういった事件に遭遇したことはあるし、私自身も被害にあったことがあるが、気分のいいものではないし、数人の若者に怒鳴られたりするというのは、このまま殴られるのではないかという恐怖がある。

むしろ何発か殴られるだけならともかく、そのまま連れ去られたりする危険だってないとは言えない。

日本人と比べてベルギー人は体も大きいし、なかには分別のつかない者も当然いるわけで、集団になればそれに拍車がかかることは十分考えられる。

こういったリスクを考えると、ヨーロッパの中でもベルギスタンと揶揄されるベルギーはかなりリスクが高く、ただ単に今現在の治安の状況だけでなく、今後数年間の推移を予想してみると、ますます暗澹たる気持ちになる。

そういったこともあるので、ベルギーのブリュッセルや、それ以外のアントワープ等の都市についても移住をするには少々及び腰になっているというのが実際のところ。

2015年から難民が殺到したことによって、この問題はヨーロッパに住むことを考えるうえで無視できないテーマとなっている。

そしてそのことを考えたときに多くの移民や難民をこれまでずっと受け入れてきたベルギーは選択肢としてなかなか厳しいものがある。

もちろんこの国に大きな魅力があるというのはわかるし、それは体験済みなのだが、生活の場としてみたときには、やはり安心感というのが重要なカギの一つ。

しかしながらそういった環境が用意されているのかどうかということを海外居住者として現実に根差して考えた場合に、ゴーサインをだすのは難しい状況となっている。



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