チェンマイの移住条件の注意点はたった1つ


チェンマイの移住条件を考える時、
越えなければいけない大きなハードルは1つだけ。

逆に言えば、そこに注意すれば
無難にタイでの生活を始めることができる。

海外で暮らすことを考えると、
タイは鉄板と言ってもいい国の1つ。

親日で人々は穏やか、親日の国で
食事についてもタイ料理はもちろん、
それ以外の各国の料理も楽しめる。

バンコクは世界の中でも和食の水準が高く、
チェンマイでもそれなりの味を楽しめる。

特にラーメンの質は高く、
横浜家系ラーメンや池袋大勝軒が進出していて、
海外では珍しい本格的なラーメンだった。


治安もよく、チェンマイは住宅費も安い。

基本的に住みやすい条件を内包する街だが、
唯一問題なのはビザの問題。

これは年齡によって難易度が大きく上下する。


ビザから見たタイへの移住条件


チェンマイに限らず、
バンコクでもプーケットでも同じだが、
タイに住みたいと思えばビザが必要。

過去にはビザランをすることで
ロングステイを敢行する人も少なくなかったが、
現在は取り締まりが厳しくなった。

ノービザの場合はもちろん、
繰り返し観光ビザを取得することへの規制も強まっている。


そうなってくると、
本格的に移住用のビザを取得することが
チェンマイ移住の条件となる。

50歳以上になると、
O-visaと呼ばれるリタイアメントビザが人気。

こちらは80万バーツ(約260万円)を
タイ国内に定期預金として入れておくこと等が
条件となる。


これに対し、50歳未満だと
年齢制限でリタイアメントビザは取得できず、
他のビザを検討することになる。

現地で法人を作って経営者になるとか、
雇われてサラリーマンになる場合はわかりやすい。

就労ビザを取得することになる。

ただし、形ばかりの起業をして
タイ法人を作ればビザが発給されるわけではなく、
日本人1人あたりタイ人を4人雇用するのが原則で、
経営の実態も問われる。

抜き打ち検査すらあるようで、
マレーシアのように資本金だけ一定額入れておけば
ビザを出してもらえるわけではない。

本格的にタイで活動することになるため、
対象となる人は限られる。


では、他のビザはどうか?

学生ビザもあるが、
こちらも最近は注意が必要。

語学学校が学生ビザ発給のための書類を出して
上辺だけ学生という肩書でビザを取る不正行為が
以前は蔓延していたらしい。

蔓延は言いすぎかもしれないが、
少なからずそうした手口は見られたという。

私も数年前にそうした業者が出稿したウェブ広告を見たこともある。

これについてもタイの移民局が警戒を強めており、
出席日数をチェックしたり、
イミグレでタイ語が話せるか(本当に勉強しているか)
確認することもあると聞く。


就労ビザも学生ビザもダメとなると、
タイランドエリートカードの正会員や準会員が
有力な選択肢になってくるだろう。

正会員だと20年分のビザが取得でき、
費用は200万バーツ。

ビザ以外にも空港の優先レーンを通れたり、
海外フライトの時は空港への送迎サービスがあったり、
提携しているスパやゴルフ場を無料で使えたりといった
優遇サービスも用意されている。

準会員はイージーアクセスと呼ばれるもので、
こちらはビザは5年分で費用が50万バーツ。


イージーアクセスなら
リタイアメントビザの預託金、80万バーツよりも
費用が少ないように一見思える。

しかし、リタイアメントビザは定期預金であり、
最終的には戻ってくるお金。

財産の一部が拘束されるだけで、
その金額を失うわけではない。


対して、エリートカードやイージーアクセスは
払いきりのお金で戻ってこない。

200万バーツや50万バーツは
タイ政府に納めることになるため、
資金の性質がまったく違う。

チェンマイに移住するための条件を整えるために
イージーアクセスを取得するか?

私の答えはNOだった。

そもそも、チェンマイに5年住むのは退屈過ぎる。


ただし、チェンマイだけではなく、
バンコク等のタイの別の街も含めて考えるなら話は別。

軸としてバンコクを想定し、
そこにチェンマイやプーケット等をからめるのであれば
十分に検討に値する。

今はマレーシア・フィリピンに次いで台湾に住んでいるが、
ここでの予定は1年暮らすこと。

その次の最有力候補がタイで、
イージーアクセスを取得して移住条件を満たし、
まずはバンコクに住むことを想定している。

その後、都会の喧騒から離れたくなったらチェンマイへ。

数カ月から1年ほど暮らして、
再びバンコクに戻ってもいいし、
プーケットやパタヤ等の別の場所へ行ってもいい。

そんな構想を練っている。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
『「いつか海外に住みたい」を手の届く現実にするための本』
を無料でプレゼント
することにした。


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