海外移住前に歯医者は必須。悪いところがなくても歯科検診を

歯医者に行くのは海外移住前の準備の中でも重要なポイント。

もちろん私自身も日本を出る前に行ってきた。

虫歯があれば治療をしておくことはもちろん、
たとえ問題がなくても歯石は除去してもらい、
歯科検診を受けておきたい。

自覚はなくても歯周病予備軍になっていたり、
虫歯ができかけているような場合もある。


これは海外移住前に済ませておくべきこと。

その理由は2つある。


まず、1つ目は医療費の問題。

移住先の国によっても事情は違うが、
海外では保険に入っていても歯医者は適用外とか、
高額の費用を請求される場合もある。

日本で健康保険等が使えるうちに
歯医者で治療なり検診なりを受けておいた方がいい。


2つ目の理由は医療水準。

日本よりもレベルの高い国もあるが、
そうではない国の方が多い。

また、言葉が通じないことを考えると
治療を受ける際の心労も増す。

さらに言えば
マレーシアのように歯科が「牙科」と記載され、
薄汚れた雑居ビルの2階に医院があるような場合、
そこに行きたいかという問題も。

通い慣れた日本の歯医者で、
当面の治療の必要がない状態を整えておいた方が
海外移住当初から問題を抱えずに済む。



余裕を持って受診を

海外移住の日程が決まると、
今度は市役所で住民票を抜く日も決まってくる。

住民票を抜いて健康保険を返納すると
日本で病院に行っても保険適用は受けられないし、
もちろん歯医者でも同様。

ということで、
必ず住民票を抜く前に治療や検診を終わらせる必要がある。

もしかすると、
思いの外治療が長引くこともあるかもしれない。

日本の歯医者は小刻みに治療をする傾向にあるので、
予約がいっぱいならどんどん時間がかかっていく。


また、私が移住直前に体験したのは、
受付で今日中に歯科検診を終わらせてもらえるか確認し、
大丈夫という話だったのに
中途半端に終わったことがある。

どうも歯科医院側の都合だったようだが、
こちらとしてはその日に終わらないと困るし、
最初にその旨を説明していたのだが・・・。

結局、別の歯医者に行って歯科検診を受けてきたが、
こうした例もあるので、
期日ギリギリになるまで待つのは危険。

早めに済ませておきたい。


なお、歯医者以外でも持病があるような場合は
病院に行って多めに薬をもらっておくことも可能。

薬の種類にもよるが、
海外に移住するので当面来れないと説明すれば、
いつもより多めに処方してもらえることがある。

特に最初のうちは日本の病院の薬の方が
安心感があるかと思う。

ただでさえ慣れない環境で暮らすわけなので、
薬のような繊細な部分まで
いきなり激変させる必要はないかと。


日本では医師の処方が必要な場合でも、
海外だと国によって薬局で購入できる場合もあるので、
薬の名前を控えておくことも忘れずに。

私の移住仲間の一人は、
フィリピンが処方箋なしで彼の常備薬を買えるので、
来るたびに薬局で多めに購入しているとのことだった。

他の国だとわざわざ病院に行って
毎回受診しなければいけなくて面倒だが、
薬局なら費用も安くて時間もすぐに終わる。

こうした方法も移住後は調べてみる手はあるだろう。



移住後に歯医者に行く場合

海外生活を始めてから虫歯になったような場合、
住んでいる国で歯医者に行くのが標準だろう。

外国人向けの歯医者があったり、
セブやバンコクのように日本人向けに
開業しているクリニックがあったりすれば
安心感も増すもの。

しかし、住んでいる街で
信頼できそうな歯医者が見つからない場合はどうするか?


1つの方法は、旅行も兼ねてバンコクのように
メディカルツーリズムに力を入れている街へ行く手もある。

タイは医療水準が高く、
外国人向けの病院は5つ星ホテルと見間違うほど。

日本人医師も働いており、
以前にサミティベート病院を訪れた際には
偶然にも日本人の医師に対応してもらえた。

歯医者でも日本人が開業しているクリニックが
いくつか存在する。

歯石の除去やクリーニングなら、
3,000円程度でやってもらえた。


もちろん日本に一時帰国した際に
治療を受ける手もある。

この場合は無保険になってしまうので、
3割負担の時と比べると3倍以上の金額になってしまうのが痛い。

ただ、もっとも安心な方法ではあるので、
一時帰国の予定がある場合には
これも1つの方法だろう。


歯のケアは海外移住してから
不便を感じずに生活するための必須条件なので、
デンタルフロス等も活用しつつ、
自分の歯に合ったケアを日頃からしておきたい。

体質的に歯周病になりやすい人もいるし、
虫歯ができやすいかどうかも個人差が大きい。

このあたりは日本にいる間に歯医者に行って
アドバイスをもらっておいてもいいだろう。

歯石除去の際に、
どこが磨けていないかを尋ねておくのも
その後に歯を磨く際の参考になる。

私の場合は奥歯の中でも奥から内側が
あまり磨けていない部分だった。


また、虫歯や歯周病とは別に、
睡眠中の歯ぎしりで歯が削れる場合もある。

日本の健康保険が適用になるようなので、
保険があるうちにマウスピースを作ってもらうのも
人によっては良好な口内環境を維持するのに
大きな助けになる。


東南アジアの新興国だと
タイを除いてヘッドの小さい歯ブラシが
見当たらない事が多いので、
日本から余分に歯ブラシを持っていくのも手。

ヘッドの大きい歯ブラシだと
ますます奥歯が磨きづらくなるので、
私は日本やタイに行った時に
多めに購入するようにしている。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
4ヵ国に住んできた経験を凝縮した電子書籍、
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