
リスボンに向かうためにホテルの近くでバスに乗り、ダブリン空港に移動した。
今回初めてダブリンを訪れたし、来る時にはロンドンからバスとフェリーを使ってやってきたので、空路は初めて。
ということで、ダブリン空港も初めて使うことになる。
こちらはホテルからだいたい20分ほどで到着した。
これは他の主要都市と比べても、かなり都市の中心部から空港が近く、アクセスがいい。
ついでに言うと、リスボンも空港と市内のアクセスはいいため、今回はLCCのライアンエアーを使いながらも、市内へのアクセスが楽だった。
ライアンエアーは、1つの町に複数の空港がある場合、メインの空港ではなく、遠くにある空港使用料が安い方を選ぶ傾向があるので、通常であれば市内から空港へのアクセスや、あるいは空港から市内への移動が一苦労ということが少なくない。
しかしながら、ダブリンとリスボンはこの限りではなく、快適な移動をすることができた。
ダブリン空港に到着
ダブリン空港に到着して驚いたのは、主要な通路であるにも関わらず、エスカレーターが設置されていなくて、全ての人が荷物を持って階段を上っていたこと。もちろんダブリン空港に1か所もエスカレーターがないわけではなくて、主要通路の中でも一部だけ階段になっているだけではあるものの、こうした設計の空港はかなり特殊。
当然ながらその道をスーツケースを抱えたまま上らなければいけない人もいるわけだし、その階段はチェックインカウンターよりも手前の位置にあるので、預け入れ荷物に関しても持って上らなければいけない。
少し回り道をするとエレベーターは設置されていたものの、数に限りもあるし、あまり利便性がいいとは言えない。
ダブリンは首都であるため、そこの空港はそれなりに発展しているのが通常のパターン。
そう考えてみると、アイルランドの経済力は、やはりまだまだそこまで高くはないのかもしれない。
空港周辺も治安は良好と思われるが、北欧の強みとして紹介されるバリアフリーどころの話ではない。
正直言って、バンコクのスワンナプーム国際空港のような新興国の空港の中にも、アイルランドのダブリン空港よりも発展している印象を受けるところはいくつもある。
単純にスワンナプーム国際空港は、新しいからそういった印象を受けるというのも一つにあるが、エスカレーターなしというのは驚いた。
それ以外に、ダブリン空港について特に変わったことはなかった。
インターネットが一応繋がるという表示はされているものの、実際に試してみると、なかなか繋がらないが、そういったことはどこの空港でもよくあることで、むしろスムーズに繋がる方が稀だと言える。
シンガポールのチャンギ空港のように繋がる時もあったり、繋がらない時もあったり、といった場合もある。
ダブリン空港の場合は、私が試した限りではどの場所でもWi-Fiに繋がることはなかった。
この空港はかなり広く、特にライアンエアーのようなLCCは遠くのゲートを使うので、かなり早めにゲートの近くまで行っておいた方がいい。
私も思っていたよりも時間がかかったため、途中の空いている席で時間を潰したりしなくてよかった。