ダブリンの町は意外に小さい


バンコクやマニラのように高層ビルが乱立している都市に比べると、アイルランドの首都ダブリンは、かなり小規模な町という印象を受けた。

最初はフェリー乗り場から北上していく流れでダブリンの町をバスで走り、その後は徒歩で北の方にも行ってみたが、そこまで長々と歩かなくても、一通り中規模な建物、例えば7階建てであるとか、そういった規模の建物が立ち並んでいるエリアを抜けて、その後は戸建てが中心になる。

ここまで来ると閑静な住宅街で、いくつかベッド&ブレックファーストのような宿泊施設もある。

このダブリン北部は環境が良さそうなので一度泊まってみたら案の定で、人や車の通りも少ないし、朝晩は空気が澄んでいて清々しい。

そのため、朝食前にちょっと散歩に出掛けたりするのにも、最高の環境になっていた。

町の中心部に行ってみても、30階建て、40階建ての建物はほとんど見られず、東南アジアの首都よりも、建物は明らかに低いし、首都圏の規模も狭いことが見て取れた。

ある意味で人口爆発のように発展している新興国とは違い、もう長年ある程度落ち着いた経済状態にある先進国ならではの雰囲気を感じる。



住環境は良好

アイルランドはヨーロッパの中では比較的近年になって伸びてきた国なので、ロンドンやパリのような伝統があるわけではないにしても、やはり人々のマナーもいいし、町並みも洗練されている。

ダブリン郊外に自宅を持って暮らしてみるのも、それはそれで面白いのではないかと感じた。

ダブリンに関しては公共の交通機関が旅行者にはよくわからなくて、バスも非常に乗りずらいし、それ以外に路面電車も走ってはいるものの本数が2本しかないということで、使い勝手がいいとは言えない。

鉄道も走ってはいるものの、駅がどこなのか調べてもよくわからず、結局徒歩で移動してばかりになった。

とはいえ、町自体がこじんまりとしているので、それも苦にはならない。

オーストラリアのメルボルンよりは、ダブリンの方が若干広い場所に店や観光名所が点在しているという感覚はあるものの、それにしても、一通りは徒歩で回れるような感じがあった。

このくらいの範囲であれば、健康のためにも食事の時にちょっと歩きで中心部に行くとか、そういったことをしても、調和のとれたいい生活なのではないかと思う。

先進国の通例通り、アイルランドもそう簡単にビザが取れるわけではないので、実際に住む事は難しいものの、ワーキングホリデーの対象国であるため、20代の人であればアイルランドに住むことを考えてみてもいいのではないか。

アイルランドの物価は同じ英語圏のオーストラリアやイギリスと比べると相当安いし、物によっては半額ぐらいに感じるので、そういった意味でもダブリンを選択肢の一つとして加えるのは十分に有りな考え方だと思う。

私も20代なのであれば、ダブリンで1年ぐらい暮らしてみるということを考えたはず。

既に30代になっていることが悔やまれてならない。


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