アイルランドは親切な人が多い


ダブリンのバスターミナルに到着して、そこから予約していたFlyOver Bed and Breakfastを目指して歩いていった。

しかしながら、土地勘が全くない上に、あまり詳しく道を調べていなかったので、早々に道に迷うはめになったしまった。

だいぶ荷物も軽くなっていたので、そこまで負担ではなかったとはいえ、10kgほどの荷物を背負って移動するのはかなり面倒。

しかもそれまでも、ロンドンからの旅で多少の疲れがあったので、なおさらだった。

ひとまず途中で荷物を降ろしてバスターミナルでもらったダブリンのマップを見ていたら、30代ぐらいの女性がやってきて、何か困っていることはないかと声をかけてくれ、道を教えてくれた。

教えてもらった道を行くと、だんだん閑静な住宅街になってきて、右側に大きな公園か何かの塀に囲まれた建物があると思ったら、それはどうやら大学のようだった。

そして、おそらくこの辺で左に曲がるのだろうという道を探しながら歩いていたら、今度は70歳ぐらいの老紳士がやってきて、何か探しているのですか?と聞いてくれたので、泊まる予定になっていたFlyOver Bed and Breakfastの名前を言ったところ、そこまで5分ほど一緒に歩いて連れて行ってくれた。

この老紳士も、歩いてきた方向と全く違う方向に向かっていたので、本当にただ私を連れて行くためだけに、わざわざそちらまで行ってくれたのだと思う。

アイルランドの人の優しさに、到着初日から触れることができた。

それ以降も、基本的にホテルの受付の人であるとか、レストランのスタッフも丁寧なことが多いし、北アイルランドのベルファーストというところで泊まっているときにも、そのホテルの従業員の女性が親切にしてくれて、家庭的なもてなしをしてくれた。

こういったところであれば長期滞在をしたいと思ったし、実際リスボンまでのフライトチケットを取ってはいるものの、まだ1週間ほどあったので、ベルファーストに留まろうかと思った。

しかしながら、さすがに夏のハイシーズンだったので、そのベッド&ブレックファーストも満室になっていたため、延泊のための予約を取ることができず、やむを得ずダブリンに戻ることにした。


ヨーロッパなら安全とも言えない

色々なところでアイルランドの人の優しさに触れたが、もし仮に東南アジアであれば、ホテルまで連れて行ってもらえば、不当なぐらいに高額な料金を請求されるとか、そういったことが十分に考えられる。

むしろ、そうしたことを考えてみると、連れて行ってくれることがストレスになり兼ねないし、信用できない部分がある。

それに比べると、アイルランドは胡散臭い人は少ないし、人と接する時にもあまり変に警戒しなくて済むというのはうれしいところ。

ちなみに、ヨーロッパであれば、どこもこういった環境が整っているわけではなくて、イタリアなどであれば、人が近づいてきた時点でかなり身構えざるをえない。

実際、怪しい男が近づいてきて、車に乗せようかと言ってきたり、荷物を持って勝手に向こうが運び始めて、それに対して高額のチップを請求されるとか、そういった被害報告もされている。

ヨーロッパの中でも、国によっては東南アジアと大して変わらないぐらいに注意をしなければいけない。


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