マニラ移住直後、ホテルが全く見つからなかった



フィリピンに移住してきた時には、アゴダというホテル予約サイトを使って、予めホテルを予約していた。

住むコンドミニアムについては宛があったわけではないので、マニラに移住してきてから不動産屋を回って探すことにしていたのだが、それまではホテル暮らしという事になる。

そして最初に予約していたホテルは悪くなかったのだが、ここは残念ながら延泊が出来なかった。

というのも、チューンホテルというエアアジア系列のホテルだったのだが、もう1泊延長しようとしたら既に予約が一杯になってしまっていて、近くの他のホテルを探す事になった。

ということで、またネット上で検索をして、徒歩圏内のホテルを見つける事が出来た。

ロビンソンデパートから徒歩1分程の位置にあるはずのホテルを探し回ったのだが、どういう訳か全く見つからない。

それ程込み入った地域ではないし、道が複雑なわけでもない。

せいぜい選択肢となる道は2つしかないし、概ね1つに絞られている。

にも関わらず、そこを何往復しても見つからなかった。

近くにあったホテルに聞いてみたが、やはりそんなホテルではないし、別のところだと言われてしまって、つっけんどんに追い返された。

フィリピン人はどうもあまり道を親切に教えてくれる文化はないらしく、目的地でない限りはすぐに追い返される傾向がある。

ということで、重い荷物も背負っていたし、若干フィリピンという国が嫌になっていたものの、仕方がないので探し回ることにした結果分かったことがあった。

それは、このホテルはコンドミニアムを使って2つのフロアだけで営業していて、なおかつ看板すらも出していなかった。

しかもコンドミニアム自体が新築であって、まだ工事が全て終わっていない状態。

ホテル営業もおそらく本格的に稼働しているわけではなくて、コンドミニアムの部屋が埋まるまでの間、仮にやっているだけなのか、若しくは今後も続けていくとしても、まだまだ看板の設置等、これからの課題を残している状態でとりあえず仮のスタートを切っていただけだった。

という事で、むしろどうやって探し当てたらいいのか分からないようなホテルだったわけだが、どうにか到着することが出来た。

もともと泊まっていたチューンホテルから徒歩3分程の位置だったにも関わらず、結局1時間以上炎天下の中を歩くことになった。

そしてフロントの接客も適当で、おそらくホテルのフロント係がそこにいるというよりも、単なる事務員が兼業でやっているだけだったのだろう。

そしてホテルの内装もごく一般的なコンドミニアムのそれで、ホテル仕様に変更されていることはなかった。

散々な条件ではあったものの、そのホテルの部屋に泊まって唯一良かった事は、マニラ湾に沈む夕日を見ることが出来たこと。

マニラの夕日は後から知ったが、世界3大夕日の1つに選ばれているらしい。

他にはどういった地域があるのかというと、インドネシアのバリ、そして北海道の釧路も3大夕日に含まれているという話だった。

さすがにそのホテルに何泊もしたいとは思わないので、その翌日はまたネットで別の場所を予約して、今度はそちらにタクシーで移動することにした。

ちなみにそのホテル、Conrad Manilaはタクシーの運転手に住所を示しても彼が発見することが出来ず匙を投げたので、とりあえず適当な所で降ろしてもらって徒歩で探すことになった。

近くのArya Persian Restaurantのケバブが美味しかったのは良い思い出だが、マニラ移住当初はなかなか大変だった。

どうもフィリピン人の性格はなかなか信用ができないが、これも文化の違いと思って諦めるしかないのだろう。

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