マニラは暑いというのは誤解かもしれない


私がフィリピンに移住してきた3月は、1年の中でも最も暑い時期に該当する。

そのため、最初の印象として、マニラはとにかく暑いイメージがあった。

どちらかというと、より赤道に近いマレーシアの方が涼しく、マニラは大都会なので熱がこもっているのかもしれないと分析をしていた。

ただし1年を通して住んでみると、3月や4月はかなり特殊な暑さで、聖木曜日(Maundy Thursday)や聖金曜日(Good Friday)を過ぎ、雨季になってくると著しく涼しくなる。

マレーシアと比べても、こちらの方がその時期に関してはやはり涼しいのではないかと思う。

さらに日本人が思うマニラといえば、九州や沖縄よりもずっと南に位置するだけに、灼熱の国というイメージがあるのではないかと思う。

確かに南国だし、常夏の国であることは間違いない。

しかしながら、日陰に入ればそれほど暑くはないし、朝晩は気温が下がるので、日本の真夏のような蒸し暑さ、そして熱帯夜は存在しない。

そう考えてみると、むしろ東京や大阪の暑さの中で生活できる日本人にとっては、マニラはそれほど暑さを苦にすることなく生活出来る場所だと思う。

私ももう3年程マレーシアやフィリピンで暮らしているものの、日本の真夏のような辛さに耐えて生活をしているわけではなくて、むしろ気候が変わらないことに安心して、身体が楽だと思いながら生活をしている。

逆に8月の日本に行くような事になれば、それはそれは大変な思いをするだろうと身の毛もよだつ様な気持ちになる。

確かに気温差があるので、真冬に日本に行くのは嫌だという拒絶感があるものの、それと同じぐらい真夏の日本も嫌。

そう思えるぐらいに、フィリピンはそこまでの暑さではない。

言ってみれば、初夏や9月下旬ぐらいの気温というイメージではないかと思う。

そのため、酷暑という言葉はあまり当てはまらない。

しかも外国人が住むようなエリアであれば、レストランにしてもショッピングモールにしてもエアコンが当然効いているので、実際のところ、そこまで外にいる時間も長くない。

もしフィリピンに来て屋外で肉体作業をするのであれば話は別だが、そういったことをする日本人は基本的にいない。

屋内で過ごすのが基本的な生活なわけだし、身体を動かすにしても、ジムの中はしっかりとエアコンが効いている。

こういったことを考えると、炎天下で過ごす時間は限られているし、実を言うと、暑さに苦しめられる時間は1日の中でそれほど長くはない。

タクシーも安いので、例えば徒歩10分の距離をタクシーで移動する事だって可能。

そう考えてみれば、苦労をすることなく、それほど汗をかかずにやっていくことも十分に可能なのがフィリピンという国。

ついでに言うと、コンドミニアムには当然にプールが常備されているので、そこで泳いで涼む事も年中可能。


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