クアラルンプールからイポーに来たのは失敗かと思った


マレーシアの国内旅行としてクアラルンプールからイポーにやってきた。

行き方は簡単で、KTMという長距離電車で移動すること二時間ほどで到着することができる。



KLセントラルという駅から乗ったのだが、その隣にあるクアラルンプール駅がかつて中央駅として使われていた駅で、駅舎が優美ということでそれ自体が観光名所になっているほど。



これはイポー駅も同じことで、こちらもイポーの中の観光スポットとして取りあげらている。

これらの駅舎はまさに見る価値のある建物だと私も感じる。

しかしながら、イポーについて見ると、それ以外に街中で目を引くようなものはない。

慣れ親しんだマレーシアの風景がひたすら並んでいるだけで、これといってイポーならではの特徴があるわけでもなく、かつて住んだジョホールバルがただ単に一箇所に集まっているだけのような光景が延々広がる。



しかも外国人向けのレストランがほとんどなく、ローカルレストランばかりなので、食べ物の面でもうんざりしてしまった。

私のようにマレーシアに住んだことがあるわけではなくて、一般的な日本人がイポーに来たのであれば、それなりに物珍しい風景を楽しめるし、名物のソルトチキンやイポーフォーファン、もやし料理を楽しむのも一つの手。

そのため、他人に対してイポーに行くのはやめた方がいいというほど嫌悪感はないものの、マレーシア在住者がわざわざ足を運ぶような場所ではないというのが、到着してから二日間での感想だった。


イポーの極楽堂(ケロットンへ)


滞在三日目にケロットンという洞窟の中にある寺院に行ってみた。

ケロットンはわざわざ訪れた甲斐があった。

イポーならではとはいえないものの、断崖絶壁の光景や洞窟を越えたところにある箱庭のような調和の取れた景色を見ていると、イポーである必然性はないものの、世界のあちこちにありそうで意外に見つからないものではあるので、来てよかったと初めて感じることができた。






正直なところ、わざわざクアラルンプールからペナンに行く途中に、イポーをはさんでまで見る景色だったのかといわれると若干言葉に詰まるところはあるし、はっきりイエスともノーとも言えないところがある。

そういった意味でいうと、ケロットンは著しく価値が高いというほどではないものの、見ることができてよかったとは思う。

ちなみにケロットンには猿もいて、その点でもかなり物珍しさがあったが、イポーの後で足を運んだペナンの植物園にも同じような猿がいたので、そこは二番煎じのような感覚は受けてしまった。

しかしながら、ペナンもいまいちな町で、とてもではないがビーチリゾートを名乗れるような海ではないし、もう恐らくイポーにしろペナンにしろ行くことはないだろう。

まして移住することはまずないという結論に至ってしまった。

MM2Hを持っているマレーシアで、次の移住候補地を探していたが、残念ながらイポーもペナンも不適格だった。

それ自体は残念なことではあるが、これらの街の可能性が閉ざされることによって、残った候補に注目することができるというメリットはあるので、それを考えてよしとしたい。


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