ジャカルタの賃貸不動産の家賃について


以前にジャカルタに行ったときに、日本人向け(外国人向け)の不動産を幾つか見てきた。

賃貸コンドミニアムを見てきたのだが、私が見てきたのはだいたい30㎡から50㎡ほどの広さの部屋で、基本的にはシングルルーム。

月々の家賃としては10万円前後だった。

こういったコンドミニアムは、ちょうどフィリピンのマニラと同じような雰囲気になっていて、ホテルのような立派なフロントがあって、そして警備員が24時間常駐している。

さらに多くのコンドミニアムで、エレベーターはカードがないと各階に止まることが出来ないとか、そういった面でセキュリティーは厳重に保障されている。

部屋はかなり狭いものの、共同のスペースは充実していて、プールはもちろんのこととして、コンドミニアムによってはジムやテニスコートが完備されているところもあった。

ジャカルタも土地の価格が高い街だし、私が見てきたのは市内の中心部だったので、テニスコートも一階にあるわけではなくて、建物の屋上に設置されていて、やはり土地代が高いために、いかにして土地を節約するかということが考えられているのを感じた。

コンドミニアムに住めば狭いわりにはかなりコストがかかるし、さらに言うとシーツの交換や掃除に入ってくれるサービスアパートメントになると、だいたい月に20万円ほどかかってしまう。

こうなってくると、もうホテルに宿泊しているのと大して変わらなくなってしまうので、金額面でのメリットは少ない。

それに対して、ジャカルタの場合であれば週に2回ほどメイドさんに掃除に来てもらっても月に5000円から一万円程度で支払いが済むということなので、そちらの方が金額だけ見るとメリットがある。

他にもコンドミニアム以外に外国人が住む場合コスという制度があるらしく、こちらであれば日本で言うシェアハウスに近いシステムになっている。

大きな戸建、つまり一軒家の家を貸し出すタイプなので、それぞれの部屋を別の住人が借りることになる。

この場合であれば、コンドミニアムのようにプライバシーが守られるわけではないし、基本的に戸建ての場合、防音性がコンドミニアムに比べると劣ることもあるので、なかなか快適に暮らすことは難しい。

その分だけ家賃が安くなることがメリットとしてあげられて、安いところであれば家賃が15000円程度で住める。

もちろん家賃が安い場合は現地のインドネシア人とか、そういった所得の少ない人たちが住んでいることが多いので、それだけ治安に問題がないのかとか、あるいはマナーの面で日本人が住んでいて不満がないかといった部分は疑問が残る。

コスという仕組みは私も知らなかったので、ジャカルタに行った際も見ることはなかった。

コスに実際問題として住んでみたいとは思わないものの、どういったところなのか一度視察には行ってみたい。

今度ジャカルタに行ったときにコスを見ることが出来るのであれば、改めてその様子をレポートしたいと思う。


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