高雄から東京へ、20度の温度差と気が滅入る旅

高雄国際空港
近親者に不幸があり、急遽台湾を離れて日本に一時帰国することが決まった。

不吉な予感があったわけでもなく、唐突な知らせがメールボックスに入っているのを認めた時、心臓を鷲掴みにされるような冷ややかでぞっとする感覚があった。

ブルガリアのプロブディフで、パソコンを盗まれた時の感触に近い。

瞬間的にリアリティがこみあげてくることなく、足元が茫漠とした頼りなさを示し、グラグラと身体が揺さぶられるような気分だった。

とにかく東京行きの航空券を早急に手配しなくてはならない。

その一心でパソコンの画面に向かったが、何から始めればいいのか、手がかりがつかめない。

一度ホテルのロビーまで降りて、自分の立ち位置とこれからやるべきことを洗い出した。

部屋に戻り、いつもどおりskyscannerにアクセスし、タイガーエア台湾で高雄と成田の往復チケットを予約した。

いつも通り、ただ淡々と物事を済ませることが難しい時もある。

そして、足元はいまだにフワフワと雲の上に乗せられているように所在なげだった。


久しぶりの東京

11月の東京は思ったよりも寒く、3日前まではそこまで冷え込んではいなかったらしい。

師走の声を聴く前の日本入りに穏やかな涼しさを想像していたが、甘い観測だった。

底冷えする寒さに震えながら、朝にフジテレビのめざましテレビで最高気温11度という天気予報を目にしてから出かけた。

台南から高雄まで特急で40分。

成田空港までのフライトは行きが8時45分発、13時着で、帰りが11時25分発、15時着。

時差も考えると、正味3時間〜4時間程度。

行きと帰りでずいぶんフライト時間に差があるが、気流の影響だろうか?

寒さに震えながら所要を済ませ、紅葉を楽しむどころ余裕はなく、テレビでは栃木や長野の鮮やかで色とりどりの紅葉が映し出されていたが、レジャーを楽しむ気分でもなかったので、日本では故人をしのびつつ、喪に服していた。


数日で変わっていた自然の風景

高雄に戻るために成田まで向かう成田エクスプレスから見えたのは、来る時の寂寥感を伴ったすすきの光景から、目にも鮮やかな紅葉主体に短期間で移っていた。

平常通りを心がけ、アメックスのゴールドカードでラウンジに入り、何気ない風を装っていつも通り時間をつぶした。

ルーティーンに戻り、いつもの生活を取り戻さなくてはならない、そんな思いで。


高雄に戻ると、再び気温は最高気温30度を越え、東京とは20度の温度差となった。

身体は少々の倦怠感を伴っていたが、街並みも気温も変わると気分は現金なもので、日本に滞在していた時の鬱々した気分は払拭され、なし崩しで喪に服す期間も解けた。

ただし、温度差のせいか、メンタルがフィジカルに現れたのか、高雄に戻ってからの数日は上半身の皮膚がところどころ発疹ができて赤くなったり、痒くなったりして困った。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

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