日本で倹約生活するよりも海外に移住するほうが簡単だった


国内に住みながら倹約生活をしていたのは、
もう10年ほど前の学生時代と、その直後だった。

東京都内に住みながら
月に10万円以下で過ごしていた時期もある。

極貧生活とまでは言わないが、
冬に暖房代を節約するために
毛布にくるまっていたことを覚えている。

当然、食事はすべて自炊するのが基本で、
時期によってはバイト先のまかないも食べていた。

吉野家で働いていたこともあるので、
その時であれば牛丼を食べることができたが、
他のもの(サラダ等)を食べることはできない決まりだった。

昔はそんな倹約生活を送っていたこともあるが、
今ではそれなりにビジネスがうまくいっているので
節約に時間を使うことはなくなった。

一切料理をすることはないし、移動にはタクシーを使う。

住んでいるのはプールやジムも併設されているコンドミニアム。

気が向いたらマッサージに行ったりもする。

しかし、そんな暮らしをしても月に15万円程度。

もう少し意識的にお金を使わないようにすれば、
月10万円程度で暮らすことも可能。

理由は単純で、フィリピンで暮らしているから。

その前にはマレーシアで暮らしていて、
首都ではなくジョホールバルという地方だったこともあり
より安い生活費で暮らすことができた。

日本で必死に倹約生活をして、
爪に火をともす思いで暮らしていくのと、
マレーシアやフィリピンでちょっと外食費を安めに抑えたりするのは
同じぐらいの金額の生活費ということになる。

そう考えると、生活の質が高いのは後者。

何しろ自炊する手間もいらないわけだし、
海外でも和食を食べることはできる。

日本よりずっと広い部屋に住めて、
プールが付いているのは当たり前。

このプールも平日の昼間に使っている人なんてほとんどいない。

事実上の貸切状態で使えるのが嬉しい。

日本では一部の高級ホテルでナイトプールというサービスが
行われているらしいのだが、
こちらでは夜に使うのも自由。

そして、日本のプールよりずっと空いている。

マニラでも一等地ではなく安めのコンドミニアムを借りて、
ちょっと節約しながら暮らせば
月に10万円程度で生きていくことも可能。

ここでの節約というのは、
毎食1000円程度のものを食べに行かず、
100円や200円といった安めの店で済ますという程度。

人件費が安い国なので、
わざわざ自分で料理をする必要はない。

倹約生活には程遠い暮らしぶりであっても
この金額で済ませることができてしまう。

美容院でヘアカットを頼んでも、
安い店なら120円という破格の金額から。

それなりに高い店でも1000円台。

これなら日本にいる時よりもずっと安く済む。

では引越し費用はどれくらいかかるかというと、
家具と家電が付いているのが基本なため、
そうしたものを運ぶための費用は不要。

これは倹約生活においては嬉しいところで、
海外引越しのために何万円も払わなくても、
手荷物だけで移住できる。

あとは現地で日本と同様に敷金や前払家賃を払い、
入居することになる。

国によって若干の違いはあるが、
おおむね日本と同じような初期費用となる。

1ヶ月から2ヶ月分の敷金と、前払家賃が1ヶ月分、
マレーシアなら印紙税や不動産業者の費用で約1ヶ月分が相場。

ただし、フィリピンの場合は家賃が1年分前払いなので
その点はかなり特徴的になる。

とは言え、敷金は日本と同様に返ってくるお金だし、
特別にお金がかかるわけではない。

日本でボロアパートに住んで倹約生活をするよりも、
海外でプール付きのコンドミニアムを借りて
悠々自適な生き方をした方が楽しいという考え方もできる。

国境を越えれば物価は大きく変わる。

幸いなことに日本人は国際的な信用力が高いので
あまりお金がなかったとしても移住はしやすい。

本来、移住するには資産の証明が求められることも多く、
自国で倹約生活を送っているような状態だと
他の国には受け入れてもらえないことも多い。

それが日本の経済力と信用を背景にすると
話が変わってくるのは頼もしいところ。

国内で倹約に精神を消耗させながら生活しているのなら、
環境を変えてみるのも面白いかもしれない。


海外に移住するのは本当に難しいのか?


日本を出て海外に住むようになってから
「海外に移住したい」という話をよく聞くようになった。

同時に、

「英語が苦手で・・・」

「海外での部屋選びで失敗しないか不安」

「他の国での生活を想像できない」

「下見で何を確認したらいいか分からない」

「移住後の仕事やお金が問題」

等々の様々な不安や悩みも耳にする。

そこで、10年以上海外で暮らし、
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