クアラルンプールに移住しなかった理由



マレーシアに住んだのに、
クアラルンプールには移住しなかった。

普通に考えると、
首都であり、もっとも利便性の高い街として、
まずはクアラルンプールを選んでも良さそうなもの。

実際、外務省が発表した海外在留邦人数調査によると、
マレーシア在留の日本人の人数は
2014年10月1日の段階で2万2,056人で、
そのうちクアラルンプールが1万6402人とダントツ。

2位がペナンの3521人、
3位がジョホールバルの1148人、
4位がコタキナバルの985人と続いている。

順位だけ見れば、
クアラルンプールとペナンは隣接しているが、
人数では約5倍の開きがある。

私が住んだジョホールバルに至っては、
クアラルンプールの10分の1にも満たない。


では、なぜクアラルンプールに移住しなかったのか?

まず、そもそもマレーシアを選んだ当時の話をすると、
あの時は世界の中でも伸びている街、
投資の上で妙味があると思われる街を選んだ。

これは投資修行のためで、
大前提として永住することは考えておらず、
せっかく仕事をする場所が自由な身なので、
人生を加速させるために投資を机上の空論としてではなく、
現地で、オンサイトで確認しながら暮らしたいと思った。

そうなると、マレーシアの国家プロジェクトである
イスカンダル計画が進行し、
シンガポールに隣接するジョホールバルが最適だった。


もちろんクアラルンプールやペナンの不動産価格も上がっていたが、
ジョホールバルは少し発展のタイミングが遅れて
これからという時期でもあった。

そんなわけでジョホールバルぐらしを当初は選んだ。

2年住む間にリタイアメントビザのMM2Hを31歳で取得した。

その前の年に移住仲間が33歳で取得したのが
ジョホールバルで最年少だったらしいので、
おそらく記録を更新した模様。

通常はリタイアメントビザだと50歳以上の国が多いが、
マレーシアはこの点の基準がゆるいのは助かった。


こうして晴れてビザを取得でき、
滞在期限の心配をせずにマレーシアに住めるようになった。

ジョホールバルに永住する気はなかったので、
次の街を考えた時、
クアラルンプール移住も候補に上がったが、
結局選ぶことはなかった。

海外生活の2箇所目に選んだのはフィリピンのマニラ、マカティ市。


クアラルンプールではなかった理由としては、
マレーシアの住環境に期待できなくなっていたこともあったし、
マニラはクアラルンプールよりも伸びる余地が大きかった。

すでにクアラルンプールは物件価格が上昇しすぎて、
不動産は投資対象として高騰しすぎており、
現在進行形で伸びている街ではなく、
過熱感が度を越している状態だった。

対してマニラはマカティやグローバルシティを中心に伸びており、
実需を考えてもバブルとは言い切れない状態。

すでに物件価格が上がりすぎという印象もあるが、
一方でまだ底堅く伸びていくポテンシャルも感じ、
そちらを観察してみたかった。


その後、マニラのコンドミニアムで1年暮らした後、
せっかく取得したMM2Hの活用法を考えるべく、
クアラルンプール、ペナン、イポーの視察を行った。

もっともクアラルンプールは何度も訪れていたが、
マレーシア暮らしから冷却期間を置いて、
改めて下見として訪れてみようと。

外国人移住者が多い郊外のモントキアラでは
いくつかのコンドミニアムを見せてもらった。

現地の不動産事情を聞いたり、
コンドミニアムの警備員による悪質な盗難の話や、
交通事情についても確認してきた。


このままモントキアラやブキビンタン、KLCC近くの物件を
契約する手もあった。

しかし、結局クアラルンプールには移住しなかった。

理由は単純で、
周辺諸国と比較した時に住みやすいと思えなかったから。


国全体が中途半端に発展しているマレーシアは、
国家単位ではそれなりに治安がいいものの、
外国人が本当に安心して暮らせるエリアがほとんどない。

この点はマカティやフォートボニファシオ、セブシティの一部等を
優先的に治安改善対象にして外国人を呼び込むフィリピンと違う点。

結果、マレーシアの方がフィリピンよりも安全だが、
モントキアラやブキビンタンよりも
マカティ・フォートボニファシオ等の方が安全ということになる。

国全体を日々駆けずり回るわけではなく、
実際には特定の地域に住むわけなので、
それならフィリピンで安全な街に住んだほうがいい。


また、マレーシアの接客のいい加減さ、
タクシーの悪質さも移住しなかった原因。

タイやフィリピンと比べた時、
明らかに日々の暮らしの中でのストレスが大きかった。

旅行の時は異国情緒に酔って気づかなくても、
生活しているとアラが見えてくる。

そうなった時、
もうクアラルンプールに移住する理由は
ビザの問題をクリアしていることしかなかった。

本来は住環境が良い街に住むために移住するわけだし、
ビザの問題ならフィリピンも永住権を取って解決済み。

また、自分の国である日本はビザなしで永久に住めるし、
観光ビザで実質的に1年程度住める台湾やカナダという選択肢もある。


こうした複数の選択肢を考えた時、
クアラルンプールに移住しないという選択に至った。

その後に訪れたイポーはローカル感が強すぎて、
食事の面で外国人には厳しいと判断。

空気と水がきれいで、
伝統的にグルメの街と言われているらしいが、
街中の空気は決してきれいではなかった。

Tauge Ayamやエッグタルト、チン・チョン・ファン(猪腸粉)、
フィッシュボールスープヌードル、イポーヌードルドライ等も食べたが、
マレー料理にすでに飽きている私の食欲は減退するばかり。

3泊の滞在すらうんざりするほど長く感じた。


ペナンについても、
ビーチリゾートを売りにするほど海がきれいなわけではなく、
クアラルンプールに輪をかけてホスピタリティが低い。

わざわざこんな街に住みたいとは思わなかった。


ジョホールバル在住時に訪れたマラッカは
旅先としては魅力があった。

しかし、移住先として見た時には、
やはり心が躍る場所とまではいかない。

こうしてマレーシア生活は再開されることなく、
リタイアメントビザは宙に浮いた状態で、今に至っている。



大切なことを

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現実の世界ではそれが許されない。

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