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マレーシアでのすべての人間関係を失うはずだった


ジョホールバルで築いてきた人間関係。

日本で暮らしたどの期間よりも、
尊敬できる友人達に恵まれた。

マニラへの移住に際し、
私はそのすべてを失うはずだった。


地縁で気づかれた人間関係というのは、
共通項である地縁が消えれば薄れるのが自然。

学生時代の友人との関係や、
近所付き合いをしていた人と引越し後に
どれだけ連絡を取り合うかを考えれば、
そのことは分かるだろう。

卒業式の日に
「これからも友達だからな」
と言っても1年後には連絡が途絶えるのは普通のこと。

関係が続いていたとしても、
だんだん疎遠になってしまうものだ。


ジョホールバルを去ることで、
そうした状況になってしまうのは仕方ないとも思っていた。

マニラにやって来た当初、
私はこの地に1人も知り合いがいない状態。

そこから不動産業者を当たって部屋を探し、
1週間のホテル暮らしをへて、
マニラの新居に移る日を迎えた。


私はただでさえ人見知り。

しかも価値観の合わない相手とは付き合う気もしない。

会社の愚痴をこぼしているサラリーマンと
わざわざ食事をしようとは思わない。

そもそも話が合うはずがないし、
合わせる意味もない。



これはマニラでは孤独な生活になりそうだと思っていたら、
1通のメールが届いた。

ジョホールバル時代の友人、怪僧・道元からだった。

フィリピンに長年住んでいる友人がいるので、
その人を紹介してくれるという。

道元の友人なら会ってみたい。

さっそく相手が空いている日に会ってもらうことにした。


紹介してもらった通称「番記者」、
現在は投資顧問会社に勤めていて、
入社のきっかけとなったのが道元らしい。

かつてはフィリピンで新聞社に勤めていたことも。

マニラの中でも一等地、アヤラ通沿いのビルに入っているオフィスへ。

入り口には警察犬もいて、厳重な警備体制だ。


オフィスの受付で名前を告げて、待つ。

受付はフィリピン人だったが、私の片言英語が無事通じた。


それにしても、キレイなオフィスだ。

さすがにマニラの中でもトップクラスのオフィスビル。

初めて見る番記者は低音ボイスにして、
フィリピンに17年前にやってきたという
思った以上のベテランだった。

長くても5年ぐらいと予想していたので、これは驚きだ。

まだ今のように発展する前のフィリピンを知る貴重な日本人。

しかも奥さんはフィリピン人ということで、
現地事情に精通している。

思わず話に聞き入ってしまった。



そんな中、ある人物の話題が。

「伊田さんって、ファルコンさんとはお知り合いですか?」

ファルコン。

20万人近い会員を持つ巨大サイトの運営者であり、
天才プログラマーとして名を馳せる男だ。

私がWindowsからMacBook Airに乗り換えたのも、
ファルコンのアドバイスがきっかけ。

人生初の海外不動産投資となる
アユタヤのコンドミニアムの下見に行った時も一緒だった。


「ええ、何度か一緒に旅に出たりしてますね」

「なんかファルコンさんが明日、マニラ来るんですよ。」

番記者が言うには、ファルコンが去年投資した案件のチェックと、
新規案件の視察が明日行われるらしい。

その場でパソコンを取り出し、
ファルコンにスカイプでメッセージを送る。

私もこの会社を通しての投資をしているので、
翌日の視察に同行させてもらうことにした。



一夜明けて再びオフィスを訪れ、
1日かけてマニラ中心部と郊外の物件を巡った。

前回の香港以来、
2ヶ月ぶりに会うファルコンは
いつも通り気楽に海外を回っている雰囲気が。

そして、カバンからは次々にIT機器が出て来るのもいつも通り。

最近はカメラに凝っているらしく、
以前はiPhoneで写真を撮っていたところ、
専用のカメラが用意されていた。

ちなみに、このIT機器が原因で、
飛行機に乗る際、手荷物の重量制限に引っかかることも
しばしばだと言う(苦笑)。


途中は日本人も納得のステーキハウスで昼食を。

日本人好みの味付けだと思ったら、
オーナーシェフが日本人の店だった。

マニラ郊外に出ても、こんな店があるとはあなどれない。


今回の投資視察はかなりチャンスが大きそうな感触があった。

フィリピンの実需に伴うものなので、
長期的に安定したリターンも望める。

これは真剣に検討する価値がある。

ファルコンと顔を見合わせ、ニヤリとしてしまった。


投資視察が終わり、空港へ。

この日のうちにファルコンはセブ島へ。

相変わらず動きが早い。

最近では、毎月5都市を目安に転々としているらしい。

一応の拠点は日本にあるものの、
実質的には海外居住者と変わらない感じがする。



マニラに移住して2週間とたたないうちに、
現地在住歴17年の番記者と知り合い、
翌日にはファルコンとも再会できた。

国境や場所にとらわれない生き方をするようになり、
各国に友人ができた今(ほぼ日本人だが)、
たとえマニラに引っ越しても人間関係が
終わることはないと実感できた。


同じ方向性のライフスタイルを目指している者同士、
おのずと引かれ合うところがある。

こうした理念や価値観さえ共有できていれば、
もはや場所の自由を得ている者同士、
各国で会うことができる。

場所の自由は人間関係の自由にも影響してくる。

逆に断ち切りたい人間関係を切り捨てるためだけではなく、
こうして大切なつながりを保てるという意味でも。

そんなことを感じた1日だった。


大切なことを

どんな仕事をするか、どこに住むか、誰と付き合うか?

本当はすべてあなた自身が決めることなのに、
現実の世界ではそれが許されない。

このブログを通して私が伝えたかったのは、
自由に生きるための方法。

しかし、断片的な情報が散らばるブログでは
限界があるのも事実。

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執筆者、伊田武蔵
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