この時期の旅行が致命的に向いていないかと言えば、
意外にそうでもない。
現地で暮らしてみて感じるのは、
まず日本のように一日中雨が降る日はレアで、
大抵は激しいスコールが30分〜2時間ほど降って終わり。
雨季でも1日に2回降れば多い方なので、
実は観光の妨げになると言っても致命的ではない。
乾季よりも涼しいので、
暑さを避けたくて時間に余裕があるなら
あえて年末年始を狙う手もある。
台湾にも住んだことがあるが、
こちらの方が6月から始まる雨季の間、
1日中雨が降り続ける傾向にある。
しかも雨の強弱が安定せず、
常に雨足が強まったり弱まったりしていた。
また、マレーシアの空模様は不思議と予測しやすい。
雲の出方でいかにも雨が降りそうなのが分かる。
天気予報を聞くよりも、
自分で空を見上げて雲の位置や厚み等を確認する方が
精度が高い。
振り始めたら、
雨の激しさと雲の量で大まかに振り終わる時間を予想できるので
雨宿りしながら時間を潰すことになる。
スコールが激しいときだと、
タクシーに乗るまでの5歩の間にずぶ濡れになるので、
雨の最中の無理は禁物。
雨の時に便利なのは
マレーシアの雨季に重宝するのはマッサージで、クアラルンプールだとジャラン・ブキビンタンという通りに多い。
他にもショッピングモールや各地の路面店があるので、
雨が来そうになったら早めに入っておくのも手。
ペナンの場合は
雨季だと海が濁ってしまう上に
歩いていける範囲にある店が限られるのは問題だが、
ちょうど良い位置にマッサージ店があれば
利用してみる価値がある。
もちろんカフェに入って雨をしのいだりする手もあるが、
海外ならではの雰囲気を味わうにはマッサージが面白い。
と言っても、
マレーシアのマッサージのレベルが高いかと言われると、
少々疑問が残るところではあるが。
隣国がタイなので、
タイ古式マッサージを用意している店が多いが、
バンコクやチェンマイに比べて力技で押してくる事が多く、
痛みがひどい割にほぐされた感じは薄い。
そのため、オイルマッサージやフットマッサージが
マレーシアにおいてはお勧め。
なお、豪華なスパではなく庶民的な店であれば、
1時間あたりの料金は50リンギット、約2,000円程度。
クアラルンプールならモール巡りも
マレーシアを代表するショッピングモール、パビリオンは
東南アジアの新興国というイメージを塗り替えるクオリティ。
外が豪雨でも関係ないので、
ショッピングで時間をつぶすには最適。
東京ストリートという
和食レストランや日本の雑貨を集めたエリアもある。
他にもクアラルンプールだと
スリアKLCCはツインタワーを間近で臨める。
ちなみに、私は乾季に初めてクアラルンプールを訪れた際、
外の暑さで熱中症気味になってスリアKLCCに入ったら、
今度はエアコンで冷えすぎた空気にやられて
頭痛と寒気で体調がボロボロになった経験がある(苦笑)。
室内は冷え込むことがあるので、
長袖のシャツ等を1枚持っておくと便利。
旅の間は気温差が体調を崩しやすいので、
南国には必要なさそうでも室内用に
羽織るものがあると重宝する。
タクシーは雨でも便利だがトラブルが多い
マレーシアにおいて、タクシーは元々たちが悪い。
これは移住してから散々苦しめられたこと。
ドア・トゥ・ドアで移動できるため、
雨季において濡れずに移動できる手段ではあるものの、
雨が降ってくるとドライバーはより強気に出る。
これはクアラルンプールもペナンもマラッカも同じこと。
そのため、女性の1人旅や子連れでの旅行では
タクシーは極力避けることをお勧めする。
男性でもストレスを感じたくないのなら、
タクシーに乗ることは推奨しない。
と言っても、
マラッカやペナンにおいては
車しか移動手段がないのが苦しいところ。
クアラルンプールの場合には
地下鉄とスカイトレインで大抵のところに行ける。
この点が首都の強みだが、
豪雨の最中は駅まで移動することすら困難。
マレーシアで安全に移動する方法
雨の中で動くとなると、uberやgrabといった配車サービスを使うのが
タクシーよりも相対的に安全性が高い。
やはり評価が残るシステムにおいては、
なかなか無茶なことはしづらいものなので。
タクシードライバーのように
過去にやりたい放題やっていれば、
その分のマイナス評価が積み重なってくる。
ただし、この方法だとネット接続が必要なので
マレーシアでSIMを購入してSIMフリーのスマホを使うとか、
国際ローミングを利用するとか、
wifiが使える場所で手配する必要がある。
そうした部分で多少の不便があるのも事実で悩ましいところ。
とは言え、雨季に限らず、
ペナンやマラッカのように車での移動が前提なら
条件を整えておく価値はあるだろう。
道端で流しのタクシーを拾うよりも安全で、
費用としても安くつくことが多い。
なお、マレーシアのタクシー料金はメーターの正規の運賃で
乗れることが限られている。
実質的に支払う額を考えると、
SIMを買った方がずっと安い。
クアラルンプールの場合には、
訪れる場所が地下鉄・スカイトレインで行ける場所ばかりなら
必ずしもuberやgrabが必要ではない。
雨の中で移動したい場合や道に迷った時等、
必要なシチュエーションは限られる。
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